
ストレージの簡単設定 ETERNUS SF Storage Cruiser 13.3
富士通のストレージシステム ETERNUS(エターナス)の統合管理ソフトウェア「ETERNUS SF Storage Cruiser 13.3」を2008年5月13日に発表しました。今回の13.3ではETERNUSの導入、設定、運用の簡素化を強化するとともに、今話題のエコに着目した、ETERNUSの省電力運用を実現する機能を提供します。
本記事では、導入、設定の簡素化にフォーカスし、ETERNUS SF Storage Cruiser 13.3を利用してETERNUSを導入するまでの一連の手順を紹介いたします。
人手を省けば人的ミスは減る-構成テンプレートでストレージ設定手順を大幅削減
従来、ストレージの詳細設計から導入までの作業には以下の問題がありました。
- 新規導入時、デザインシートの作成、専用ツールによる設定が必要で、なおかつ作業には専門的な知識を要するため、導入作業に多くの時間を要する。
- ストレージ増設時、管理者の変更やデザインシートが更新されないことが多く、現在の装置構成を再確認する作業が発生する。
- 新規導入・増設問わず、環境が複雑かつ、時間に追われるばかりに人的ミスが発生しやすい。
今回、このような煩わしさと人的ミスを軽減させることを目的とし、あらかじめ用意された構成テンプレート(入力済みのデザインシートと構成データ)によりストレージの簡単設定を行うことができるようになりました。
ETERNUS SF Storage Cruiserと構成テンプレートを使用してETERNUS2000を導入した場合と、構成テンプレートを使わない場合とを比較した結果は、以下のとおりです。
| 構成テンプレート利用時 | 従来(構成テンプレート利用なし) | |
|---|---|---|
| 手順数 | 5 | 40 |
| 入力項目 | 1 | 73 |
(注)環境によって手順/入力項目の数値は異なります。
さらに、ETERNUS SF Storage Cruiserでは、わかりやすいGUI画面を使って、簡単に構成を確認することができます。 以下は、ETERNUS SF Storage Cruiserを利用して、ETERNUS2000を導入するまでの一連の流れです。
[1] 構成テンプレート取得
まず導入するETERNUS2000の構成テンプレートを入手します。(注1)
提供されるテンプレートは推奨構成であり、いずれも富士通において動作実績があります。この構成テンプレートを利用することにより、はじめての方でも簡単にストレージ構成を作成していただけます。
(注1) 構成テンプレートについては、弊社営業までお問い合わせください。

[2] 構成テンプレートの読み込み
ETERNUS SF Storage Cruiserの「Storage Volume Configuration Navigator」画面から構成テンプレートを読み込みます。

[3] IPアドレスの入力
構成設定を行うストレージ装置のIPアドレスを入力します。

[4]装置確認
装置識別子(BOX ID)をチェックし、今から設定を行う装置に間違いがないことを確認後、[OK]ボタンを押します。

[5] 構成テンプレートの適用
対象となるストレージ装置に定義情報を書き込みます。

以上で構成設定が完了します。簡単です!
構成テンプレートはETERNUS SF Storage Cruiser上でカスタマイズして適用することも可能です。提供している構成テンプレートをベースに、お客様のお好みに合わせてカスタマイズし、装置に適用することが手軽にできます。また、誤ったカスタマイズによって、推奨しない構成を適用しようとすると、ETERNUS SF Storage Cruiserがチェックし、構成が適用できないしくみとなっており、安心です。

また、既存の装置から構成情報を読み込み、同じ構成のストレージにそのまま適用したり、カスタマイズを加えて適用したりすることもできます。
次回は、既存装置の定義情報をベースに増設装置へ設定を行う手順を詳しく説明します。
なお、本記事の内容については、ETERNUS4000やETERNUS8000でも利用できます。
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掲載日:2008年7月7日
