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効果的な情報活用&高コストパフォーマンスを実現するILM

ILM運用を紹介した「ストレージの容量仮想化によるDB運用改善」のデモブース

「ETERNUS4000」を利用したデータベース運用改善のインフラ最適化ソリューションとして、ILM(Information Lifecycle Management)の考え方に基づいてデータを最適なメディアに配置し、コストパフォーマンスを最大化するデータベース運用例を紹介しました。



コンプライアンス対応等により、過去の取引情報を保存する要件が増え、参照頻度の低いデータが増えています。こうした背景のもとで「ILM」に基づいた運用手法が注目されています。

ILMは、時間の経過とともに「活用・参照・保存・削除」と変化する情報のライフサイクルに応じて最適な保存メディアを選択し、ストレージの投資コストを削減しようという考え方です。たとえば、終了したプロジェクトのデータや、過去の会計データなど、ユーザーからのアクセス頻度が低くなったデータを安価なメディアに移動することで、ストレージ全体の投資を削減することができます。

ETERNUSでは従来より、論理ボリュームを別のRAIDグループへ移行させる「RAIDマイグレーション」機能をもち、これをデータベース運用に活用することができました。展示会場では新しいデータベース運用例として、「Oracle Database 11g」の「MOVE PARTITION」によるデータと連携した運用手法を、デモを交えて紹介しました。

デモでは、業務データ用ボリューム上で1か月経過したデータを、システム稼働中に過去データ用ボリュームへ移動し、圧縮して保存するという運用を想定。パフォーマンスが求められる業務データ用ボリュームには高速なFCディスクを構成し、過去データ用ボリュームには「シン・プロビジョニング」による仮想化でディスクの使用効率をより高めたSATAディスクを構成しました。デモに用いた2.2GBのデータを移動して1.3GBに圧縮するまでに要した時間は約30秒。来場者の皆様には、一連の操作とともに、管理画面から移動前後のディスク容量の変化を実際に確認していただきました。

データの移動・圧縮によるディスク容量の変化:上が移動で下が移動前。「DGFC」から「DGSATA」へデータを移動・圧縮したことにより、移動元のDGFCでは使用量が2.2GB減り、移動先のDGSATAでは1.3GB増えた。

技術ポイント

Oracleの「MOVE PARTITION」による移動・圧縮

Oracleの最新版「Oracle Database 11g」の「MOVE PARTITION」を利用したデータ移動により、過去データ用ボリュームのデータもOracleで一元管理できます。また、データの移動と同時に圧縮を行うことにより、移動先のディスク領域を有効利用できます。

デモでは過去データ用ボリュームに、ディスク容量を実際よりも大きく見せるストレージの容量仮想化技術「シン・プロビジョニング(Thin Provisioning)」を適用しました。シン・プロビジョニングを組み合わせることによってディスクの使用効率がいっそう向上します。

導入メリット

情報のライフサイクルに応じて適切なストレージを選択することで、データを単一のストレージメディアに保存するよりも、全体のストレージコストを削減できます。

また、参照頻度が低くなったデータを、高速なディスク(オンラインストレージ)からテープメディア(オフラインストレージ)へ移動せず、安価で大容量のディスク(オンラインとオフラインの中間に位置するニアラインストレージ)で運用することで、さらなる導入メリットが得られます。オンラインストレージよりも容量単価を抑えながら、快適なアクセシビリティも確保することができ、自社のコンプライアンスに合わせた柔軟な運用が可能になります。

想定される利用シーン

データベース内の過去の会計情報をテープメディアにいったん退避すると、集計処理などで参照するときに再びデータベースに取り込む操作が必要になりますが、今回のデモのような、ニアラインストレージを用いたデータベース運用であれば、データベースを1つの空間で管理できます。こうした運用は、会計情報だけでなく、製品の検査データや配送記録など、参照頻度の低いデータを大量保存する必要のあるシステムでは非常に有効です。

RBB TODAY


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