
企業が扱う情報を、情報の生成、活用、保管という利用周期の観点から管理する「情報ライフサイクル・マネジメント(ILM: Information Lifecycle Management)」への関心が高まっています。 本セッションでは、情報の利用度と価値に合った管理手法を提供する当社のストレージシステム「ETERNUS」とストレージ管理ソフトウェア「Softek」によるストレージソリューションについて、富士通株式会社 ストレージシステム事業本部 ストレージシステム事業部長 松島等が講演しました。 (本記事の内容は、2004年6月10日に大手町サンケイプラザで開催された「STORAGE NETWORKING WORLD/Tokyo 2004 Spring」におけるゼネラルセッションの講演概要です。) |
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ブロードバンド環境の急速な普及にともない、大量のデータが流通するようになりました。企業が取り扱うデータ量は年率70%で増加しており、効率的なデータ管理が困難な状況となってきています。
米国では、企業改革法の制定により、組織の重要書類や電子メールなどのデータの長期保存が義務化されています。米国と同様に日本でも、情報をとりまく法令・規制の整備が進むことが予測されます。データを確実に保存することに加え、データの特性に応じた改ざん防止、アクセス制限といった対応も必須となります。
情報の持つ利用価値は、その情報が「生成」「活用」される時点が最も高いのは当然ですが、その後「参照」「保存」「破棄」というライフサイクルの各段階を経るにつれて、その利用価値は様々に変化します。その変化の仕方は一様ではなく、利用者の目的・状況に応じてパターンが異なります。また、一つの情報でも、利用者によってその価値は異なります。
情報に価値を与える属性は、主に以下の4つが考えられます。
アクセス頻度の変化
頻繁に参照・更新されるデータは価値が高い
作成からの経過時間
活用・参照頻度は、作成時点が最も高く、時間の経過にともない減少
状況の変化
ある事象の前後で価値が変動
保存期間
有効期限の前後で価値が変動
これら4つの属性に留意し、情報ライフサイクル・マネジメントを考えていくことが重要です。
これまでのストレージシステムには、「高信頼、大容量」「運用管理」「低コスト」が求められてきました。
当社はこれらの基礎的な要件に加えて、情報ライフサイクル・マネジメントの要素として「半永久的なアクセス保証」「コンテンツ管理」「セキュリティ」の3つを、ストレージシステムの新たな要件と考えます。
この3つのキーワードを切り口に、当社の新たな取り組みをご紹介します。
掲載日: 2004年6月16日