富士通

元のページへ戻る

STORAGE NETWORKING WORLD/Tokyo 2006 イベントレポート
ゼネラルセッション1「ネットワークを駆使した大規模被災対策 - 設計資産のリスク管理」

掲載日: 2006年2月21日

開催日:1月24日火曜日 16時~16時30分
講師:富士通株式会社 テクノロジーセンター テクニカルコンピューティングセンター シニアテクノロジースペシャリスト(ディザスターリカバリー担当) 木村 篤

本セッションでは、設計データなどの開発資産を災害などで損失しないためのETERNUS NR1000 R200のOpen Systems Snap Vault™機能とテープバックアップ用ソフトウェアSoftek Backup TSM Editionを使用した ストレージ・ソリューションをご紹介しました。


開発資産に対する危機管理

製造業など、設計業務を行う企業にとって、設計データは重要な資産です。災害などで、設計データの損失が発生した場合、企業存続に関わる問題にも発展しかねません。

開発が完了した設計データは、定期的にバックアップすることで、保護可能です。しかし、日々の開発途上のデータを保護するには、情報基盤に災害対策を施す必要があります。そこで、簡単に自動で、遠隔地にバックアップできる環境づくりが課題となります。

主要設計インフラの大規模被災対策

モデル名 ハード コンテンツ
オフィス 耐震・免震対策、二重化等で利用可能が条件
ネットワーク
設計作業用 WS/PC 新規購入、他設備転用 部門内共通サーバへのバックアップ
部門内共通サーバ 遠隔地に確保
Windows 100台
Solaris 20台
遠隔地バックアップ
1. 設計資産
2. 設計システム
業務再開に必須なものを優先
全社共通管理サーバ

ハード設備に対する災害対策

【対策】

  • リカバリー用サーバを遠隔地IDCに確保

【施策】

  • [平時] CADグリッドサーバ(並列プロセッサ)として設計部門で利用
  • [有事] グリッド構成から分離、被災部門へ提供

コンテンツ設備に対する災害対策

【対策】

  • 設計拠点と遠隔地IDCで二重管理
  • ネットワークは利用可能が条件

【施策】

  • [平時] 遠隔地にバックアップ
  • [有事] 被災部門へのディザスターリカバリー
    被災部門のサーバ状況
    状況 調達不可の場合 調達可の場合 使用可能の場合
    対策
    • IDCのGRIDサーバ立ち上げ
    • バックアップデータのリカバリー
    • 新規サーバへデータリカバリー
    • 特になし

これらを想定し、遠隔地へのバックアップが可能なIDCセンターを設立する場合の構成例を次にご紹介します。

遠隔地バックアップシステム

OSSV(Open Systems Snap Valut™)機能を利用し差分データだけをIDCに設置したETERNUS NR1000 R200へ転送することで、ネットワークの負荷を軽減します。また、NR1000 R200自体がデータを二重化しているため、データ保全も確立できます。さらに、Softek Backup TSM Editionを利用し、テープライブラリへ毎日自動バックアップを行うことで、バックアップ運用の低減、人的ミスの回避が可能になり、被災時でも柔軟に対応できます。

今後の取り組み

今後の展開としては、次の点を強化していく予定です。どうぞご期待ください。

ユーザーサービスの強化

  • バックアップデータのWEBサービス
  • 定期的被災復旧トレーニング

運用管理の効率化

  • バックアップジョブ起動の自動化
  • 実績グラフ、所要リソースの自動管理

ご紹介した製品、テクノロジー

お問い合わせ