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日本版SOX法。今、選ばれるストレージ。

世界最高クラスの実力で、コンプライアンス時代に応える。
ETERNUS8000、ETERNUS4000登場。

個人情報保護法やe-文書法の施行に続き、2008年施行予定の日本版SOX法(注1)[企業改革法]も視野に入ってきた現在、これら法規制を遵守するためには、電子文書やEメールなど、日々蓄積される膨大なデータを統合的に保管するとともに、必要な時にスムーズに活用できるITインフラの整備が急務となります。

また、このようなITを用いた内部統制の試みは、単にリスクマネジメントの一環としてとらえるのではなく、企業の業務改革推進の契機と位置づけ準備が進むものと考えています。
このITインフラの中で、特に重要な役割を担うのはデータを保存、活用するストレージです。

当社は、1.36PB(ペタバイト)の世界最大容量と、世界最高のIO処理性能(注2)を実現したエンタープライズディスクアレイ「ETERNUS8000(エターナス8000)」および、コストパフォーマンスに優れたミッドレンジディスクアレイ「ETERNUS4000(エターナス4000)」を2006年4月20日より販売開始しました。

それでは、コンプライアンス対策に向けた課題に対して、新登場の「ETERNUS8000」「ETERNUS4000」がどのように応えていくかについて、ご説明していきましょう。

コンプライアンス対策で重要な役割を担うストレージ

当社では、昨今ますます重要になるストレージへのニーズに対し、従来から培ってきたテクノロジーをさらに強化、最適なソリューションを提供します。

あらゆるデータを統合できる「接続性」と「拡張性」

日本版SOX法では、業務上発生するすべての情報が監査対象となります。
その運用効率を考えると企業レベルで情報を統制する必要があり、様々な環境からの接続性、膨大なデータを統合管理できる拡張性も要求されます。

「ETERNUS8000」最上位機のモデル2100では、サーバとの接続に4Gbit/sの転送能力を持つ高速ファイバーチャネル・インターフェースを採用し、パス数は最大128と優れた接続性をもちます。また、2,760台のディスクドライブを搭載可能とし、記憶容量は最大1.36PBになります。キャッシュの搭載容量を256GB、コントローラーの最大搭載数を8台にすることで、大規模なストレージ統合を実現する拡張性を備えています。

例えば、企業情報システムに複数散在しているメールサーバ、ファイルサーバを全廃して、そこにある数十TBのデータを統合した事例があります。このシステムでは、すべてのデータを高性能なファイバチャネルディスクドライブで保持するのではなく、増加し続ける膨大なデータを、その使用頻度に応じて、ニアラインFCディスクへアーカイビングすることで、アクセス性能と、コストのバランスも保っています。

膨大な情報から、必要な時にデータを取り出せる余裕をもった「処理能力」

米国SOX法では監査の際に、72時間以内のレポート提出が義務づけられています。
監査対象となる長期間保存されたあらゆるデータから、レポート提出までの時間はもちろん、日々の業務やバックアップなどの通常作業も並行して実施しなくてはなりません。

「ETERNUS8000」,「ETERNUS4000」では、IO処理能力を向上させるためにコントローラーモジュール(CM)に高性能CPU構成を採用しています。 「ETERNUS8000」はCM当たり3.6GHzの2CPU構成とし、装置当たり最大16CPUを搭載できます。「ETERNUS4000」には2.0GHzのsingleまたはdualコアのCPUを使い、装置当たり2または4CPU構成とすることで性能を強化しています。

さらに「ETERNUS8000」,「ETERNUS4000」は、CMとインターフェースを制御するチャネルアダプター(CA)とデバイスアダプター(DA)を一体化したモジュラーアーキテクチャーを採用し、データ転送能力を高速化しています。「ETERNUS8000」では、最大8CMをフロント・エンド・ルータ(FRT)と呼ばれるPCI Expressスイッチで接続し、CM-ディスク間をバック・エンド・ルータ(BRT)と呼ばれるFC Fabricスイッチで接続することで高速化を実現しています。 「ETERNUS4000」は、CM間を2GB/sの高速専用バスで相互接続することで、性能向上を図っています。
これにより「ETERNUS8000」は、世界最高性能を更新した従来機種よりも約2.5倍(注3)のIO処理能力を実現し、突発的なアクセス集中が生じても処理能力に揺るぎはありません。

長期間に渡りデータ保全できる「高い信頼性」

どれだけの期間の保存が必要になるかはまだ明確ではありませんが、仮に米国SOX法を基準に考えると7年間という長期保存が必要となります。また、長期保存するデータすべては監査証跡のために、確実なデータ保全と、情報漏えいを起こさないためのセキュリティ対策も必要となります。

「ETERNUS8000」,「ETERNUS4000」は、卓越した信頼性とデータ保護機能により、データ保全性に優れます。またデータを暗号化しディスクに書き込む機能も備え、情報漏えいを防止できます。

冗長構成とデータ保護機能による卓越した信頼性

「ETERNUS8000」,「ETERNUS4000」は、信頼性向上のため完璧な冗長構成と活性保守を実現しています。装置内のすべてのコンポーネントを多重化しており高い信頼性を実現しています。ハードウェアの主要コンポーネントはすべて活性交換・活性増設が可能であり、ファームウェアの交換もシステム稼働中に可能です。

また、「ETERNUS8000」,「ETERNUS4000」はRAID6(ダブルパリティ)をサポートしているため、同一RAIDグループ内の2台のディスク故障までを救済でき、信頼性をさらに強化できます。
さらに、「ETERNUS8000」ではRAID5、RAID6を構成するディスクドライブをドライブエンクロージャ(DE)に分散することで、万一DEが故障し、そこに搭載されているすべてのディスクへのアクセスができなくなっても、データへのアクセスは継続でき、業務に支障をきたすことはありません。

情報漏えいを防止するデータ暗号化

情報漏えいの防止のため、ディスク上のデータが有資格者以外に漏れないことが要求されています。

「ETERNUS8000」,「ETERNUS4000」はデータ暗号化機能を適用し、ストレージシステム内部でディスク内のデータ暗号化を実現することで、ディスク媒体の不正なデータ解読を防ぐようにしました。
暗号化は、128bit AES(Advanced Encryption Standard)方式と富士通独自方式をサポートし、ディスク持ち出し時のデータ漏洩に対応しています。

遠隔災害対策も安価な導入が可能に

いかに高信頼なシステムを構築しても、災害などのトラブル時に業務復旧までの損失は無視できません。従来の災害対策で遠隔地へデータを送る際には、処理速度やセキュリティ面からファイバチャネルや広域Ethernet等(専用回線)を用いたSAN-WAN-SANの転送形式が主流でしたが、必要となるネットワーク機材や専用回線維持費を含む運用コスト面で断念する企業もあったのではないでしょうか。

「ETERNUS8000」,「ETERNUS4000」はiSCSIリモートアダプターによる、LAN-WAN-LANの遠隔データ転送をサポートしました。この技術は、ネットワークに直接接続することで、高価なネットワーク変換機器が不要となります。加えて、データを暗号化するIPsecに対応することで、通信回線を高価な専用回線から、安価なFiber To The Home(FTTH)に変更でき、通信回線費用の大幅な削減が可能です。

例えば「ETERNUS8000」では、ETERNUS間をiSCSIインターフェースで接続できるため高価なファイバチャネルスイッチやSANゲートウェイが不要のため、ネットワーク機器概算費用で約6,000万円のコスト削減が可能です。

長期間保存するからこそ「低コスト」であること

データの保存期間の長期化および量の増加は、保存コストの増大につながります。そのため、検索性能を保ちつつ保存コストを最適化することが望まれます。また、長期間保存するスペースをはじめから用意していたのでは効率がよくありません。そこで、日々増加し続けるデータを格納するスペースを業務を止めずに柔軟に拡張していくことも重要になってきます。

ニアラインFCディスクドライブによるアクセス性能と保存コストの最適化

データの長期保存をコスト面で考えると、テープ媒体での管理が最適となりますが、必要な時にスムーズにアクセスするという要求には不向きとも言えます。一方で、すべてのデータをオンライン用の高速なディスクドライブへ保存したのではコスト効率はよくありません。

「ETERNUS8000」,「ETERNUS4000」は、500GB/7,200rpmの大容量、安価なニアラインFCディスクドライブの搭載が可能で、頻繁には使用されないデータをこのディスクドライブへ保管することで、アクセス性能とコストとのバランスを保ち、優れたコストパフォーマンスを発揮します。

対容量単価比較では、オンライン用途のFCディスクドライブに比べて、アーカイブ・バックアップ用途のニアラインFCディスクドライブは約2分の1になります。

イニシャルコストの低減

システム稼働中に、ボリュームサイズを動的に拡張可能な「LUNエクスパンション機能(注4)」と、ドライブエンクロージャ(DE)や、ディスクドライブなどの活性増設機能をあわせることで、業務を停止せずに容量拡張を可能とします。 これにより、DEやHDDの活性増設によるオンデマンドな容量追加やCMやCAの活性増設による性能・接続性の向上が可能なことにより、イニシャルコストの低減を実現します。


DE: Drive Enclosure, CM: Controller Module, CA: Channel Adapter

まとめ

当社が2006年4月20日より販売開始いたしました、世界最大容量と世界最高の処理性能を達成するエンタープライズディスクアレイ「ETERNUS8000」および、コストパフォーマンスに優れたミッドレンジディスクアレイ「ETERNUS4000」についてご紹介させていただきました。

また、日本版SOX法をはじめとするコンプライアンスへの対応、企業の業務改革推進などにおけるストレージが担う役割の重要さと、「ETERNUS8000」および「ETERNUS4000」がどのようにその課題に応えるかについてご説明しました。

ご紹介した製品

コンプライアンス対応のソリューション製品

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掲載日:2006年4月20日


(注1)SOX法とは、米国企業改革法(サーベンス・オクスリー法:Sarbanes-Oxley)の略。2001年米国で相次いだ巨額の粉飾決算事件から米国政府が2002年7月制定された法律。日本では2008年4月より施行される見込み。

(注2)SPC Benchmark-1TMで、世界最高性能値を更新した従来機種ETERNUS6000と比較して約2.5倍のIO処理性能の見込み。

(注3)従来機種ETERNUS6000 モデル1100とETERNUS8000 モデル2100との比較。

(注4)LUNエクスパンション機能は2007年2月末に提供予定。