
掲載日: 2003年1月14日
2001年9月の米国同時多発テロや東海大地震の想定被害範囲の拡大などから、企業における災害対策への意識は非常に高くなっています。また、このような非常事態に限らず、人為的な誤操作やクラッキング(悪意をもったハッキング) 、システムの障害など、企業がデータを失う危険性というのは常に存在します。
各企業が独自に保有している情報は、一度失われたら代替不可能であるという点でその他の資産(ハードウェア・ソフトウェアなど) と質的に異なります。データが失われればビジネスの継続性が妨げられるばかりか、企業の信頼も失墜しかねません。企業活動を守り、維持していくには万全のバックアップ・災害対策が欠かせないのです。
企業にとって最適なバックアップの運用形態、災害対策のレベルは業務内容・経営方針によって大きく異なります。富士通はETERNUSストレージシステム、ストレージ管理ソフトウェアSoftekの豊富なラインナップにより、お客様に最適なバックアップ・災害対策ソリューションをご提供いたします。
バックアップ業務を改善する際、まず重要となるのはインフラストラクチャーの整備です。ストレージがサーバごとに接続されているDAS環境では、バックアップもサーバごとに行わなければならず、運用管理コストという点からも効率的ではありません。SANやNASによりストレージを統合すればバックアップも統合的に行うことができます。またこのようなストレージ専用のインフラストラクチャーを構築することで、ストレージが自立的にバックアップを行えるようになるのです。これにより次のような利点がもたらされます。
バックアップは従来、通常の業務時間を避け夜間・休日などに行われていました。しかし、そのような時間的に制約のある運用では近年のデータ量の増加、あるいは24時間365日無停止サービスに対応していくことは困難です。第一回の特集でご紹介したETERNUS3000ディスクアレイには非常に短い時間でボリュームを複製できる「アドバンスト・コピー機能」が装備されています。アドバンスト・コピーで作成した複製ボリュームを利用すれば、通常の業務時間内であっても業務に支障を来たさずバックアップを行うことができるのです。>> 詳細情報

業務に影響を与えずにバックアップを行うには時間的な制約を取り払うだけでなく、LAN・サーバなど通常業務で使用されるインフラストラクチャーへの負担も最小限に抑えなくてはなりません。富士通は、このような要件に対しても豊富なソリューションを揃えております。例えば、ETERNUS3000のアドバンスト・コピー機能を利用すれば筐体内で複製が行われるためLAN・サーバへの負荷はありません。またテープへのバックアップについてもSAN対応のLT160テープライブラリを利用すればETERNUS3000内の複製データからテープ媒体へのバックアップもLANフリーで行うことができるのです。

さらにSP5000ネットワークストレージサーバを利用すれば、SAN・NAS・LANといった環境に限定されない統合的なバックアップを行うことができます。またLAN・サーバだけでなくSANにも負荷をかけずにバックアップを行うことも可能です。>> 詳細情報
地震・火災・テロなど、オフィスそのものが破壊されるような災害においては、サイト内のバックアップのみでビジネスの継続性を維持することは困難です。そこで遠隔地にバックアップデータを保存し災害時の復旧に備えることが重要となってきます。このような災害対策のレベルは復旧の時間的条件(数時間以内、数日以内) 、復旧範囲(データのみか、運用そのものか) 、などにより様々です。ここではテープへのバックアップとリモートミラーリングについてご説明いたします。
テープ装置へバックアップを行い、テープ媒体を遠隔地へ輸送し、保管する、という運用は比較的低予算で可能であり、従来から実施されている一般的な対策です。復旧時間や復旧データの最新性という点では他の災害対策に比べ劣りますが、バックアップ・輸送を毎日行えば一日前までのデータを復旧することができます。>> ETERNUS LT160テープライブラリ
このようなテープ・バックアップ運用を自動化、効率化するには統合バックアップ管理ソフトウェアSoftek Backup TSM Edition が最適です。Softek Backup TSM Editionを利用すれば、SAN・NAS・DASなどのストレージ環境や、様々なサーバ・プラットフォームに対して、統合的にテープ・バックアップを行うことができます。>> 詳細情報

災害対策としてWAN (Wide Area Network) 等を介して遠隔地にミラーデータを作成し、災害時の復旧に備えるという運用が近年注目されています。2001年9月11日の同時多発テロを経験した米国ではすでにこのような形態が普及しており、日本でもWANサービスの低価格化にともないソリューションとして実現可能となってきています。富士通では要件レベルに応じ、以下のソリューションをご用意しております。
Softek TDMF OSE (Open Systems Edition)を利用すれば既存のLAN/WANやストレージを活用し、災害対策用のリモートミラーリングを非常に安価に導入することができます。例えば本社・支社間でこのシステムを適用すれば、本社が被災した場合も、支社のミラーデータを利用し業務を再開することができます。>> 詳細情報

さらに遠隔地にミラーデータを作成するだけでなく、業務を中断させることなくメインサイトの運用をそのまま引き継ぎ、ビジネスを継続させるリモートサイトの構築も可能です。メインサイトと同じ構成の業務サーバとストレージシステム(ETERNUS3000) をリモートサイト用に設置しETERNUS3000のREC(Remote Equivalent Copy) 機能を利用してリモートミラーリングを行えば、メインサイトが被災してもリモートサイトに運用を切り替えることで業務を引継ぎ、継続することができるのです。>> 詳細情報

一般的に災害対策には多額のコストがかかるとされていますが、御覧頂いたように対策レベルによって様々な選択肢が存在します。システム停止が長引けば本来の業務に支障を来たします。ぜひ、この機会に災害対策の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
「特集!IT管理者が直面する課題を即解決」と題しまして、三週にわたり富士通のストレージソリューションをご紹介させていただきました。今回の特集で扱った要件以外にも、富士通ではあらゆるストレージ要件に応える豊富な製品ラインナップ、最適なソリューションをご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
Softekは、「ETERNUS SF」へ名称変更を行いました。
ETERNUS SFの情報は、「ETERNUS SF製品ラインナップ」をご覧ください。
また、Softek製品に関してのブランド変更に関しての告知は、下記に記載しております。