目次 | コンプライアンス経営を推進する | 24時間365日、ビジネスを継続する | 適材適所にリソースを采配する |
![]() |
|
![]() |
|
![]() |
|
掲載日: 2005年4月12日
24時間365日無停止のサービス実現に、情報システムの安定稼動は欠かせません。情報システムへのアクセスを中断させないことが、業務無停止運用の必須要件と言えます。
アクセス中断が発生する主な要因としては、第一に機器の故障によるトラブルがあります。そのリスクを最小化するには、まず高信頼のストレージシステムを選択することが重要です。当社のストレージシステム製品群「ETERNUS」は、データ保護の基盤として類を見ない信頼性と可用性を誇っています。
アクセス中断が発生する第二の要因は、各種メンテナンス作業によるシステムの停止です。たとえば、日々のバックアップ、機器のリプレースにともなうデータ移行、そして定期保守や機器の増設などによる計画的なシステム停止などが挙げられます。これらの作業時に発生するダウンタイムを最小化しつつ、データを確実に保護するためのソリューションをこれよりご紹介します。
緊急時のリカバリーのための備えとして、日々のバックアップはシステム運用に欠かせません。しかし、無停止サービスを支えるシステムにおいて、バックアップ作業のたびにシステムを停止するわけにはいきません。
業務を止めずにバックアップする方法の一つに、ストレージシステムに保存されている任意の時点のデータを自動的にコピーする仕組みがあります。当社の製品では、SAN環境におけるETERNUS6000、ETERNUS3000 ディスクアレイの「アドバンスト・コピー機能」や、NAS環境におけるNR1000F series ネットワークディスクアレイの「SnapshotTM機能」がこれに相当します。これらは、業務ボリューム上のデータを短時間で複製先へ論理的にコピーする機能です。従来ならば数時間かかっていたバックアップ作業による業務停止時間を、わずか数秒から数分に短縮できます。
ETERNUS6000、ETERNUS3000の「アドバンスト・コピー機能」には、必要になった時点で業務ボリュームのデータを秒単位の短時間で複製ボリュームにコピーするOPC (One Point Copy) 機能と、業務ボリュームに同期されている複製ボリュームを、必要な時点で切り離して使用するEC (Equivalent Copy) 機能の2種類があり、要件に応じて使い分けできます。OPC, ECはいずれも、業務を止めずにコピーデータとして1度保持したデータをテープライブラリなどにバックアップ可能です。ストレージ上で業務データとコピーデータが完全に分離されているため、業務はバックアップ作業の影響を受けません。また、「アドバンスト・コピー機能」をサポートするソフトウェア「Softek AdvancedCopy Manager」により、種々のデータベースをオンライン状態のまま高速にバックアップすることができます。

ストレージシステム自身による自律バックアップ機能により、業務システムを停止することなくテープライブラリへのデータをバックアップするという方法もあります。当社では、ディスクアレイ、テープライブラリと、バックアップ運用を管理するネットワークストレージサーバを搭載した「ETERNUS6000 SP, ETERNUS3000 SP 自律バックアップ機能付ストレージシステム」を提供しています。サーバやネットワークに負担をかけないため、システム全体の安定稼動に適しています。

次に、複数のSANシステムの業務を止めずに統合バックアップが可能なソリューションをご紹介します。
従来、孤立したSAN環境を統合するにはSANを再構成する必要があり、業務停止は避けられませんでした。この問題を解決するのが「ETERNUS SN200 モデル250M ファイバチャネルスイッチ」の「FC-FC ルーティングサービス」です。
SANを再構成せずに複数のSAN環境間でのデバイス共有が可能なため、業務を停止せずに1台のテープライブラリを複数のSAN環境から共有して統合的にバックアップできます。共有リソース以外は独立したSANとして存在し、万一の障害発生時にも障害範囲を局所化できるため、他のSANに影響を及ぼしません。また、SAN全体ではなく、必要なデバイスのみ共有するため、セキュリティ面でも優れています。

旧ディスクアレイや他社ディスクアレイから、ETERNUS6000, ETERNUS3000へのリプレースの際に、データ移行が必要な場合があります。保管データの量が増えるにつれて、移行にかかる時間も増加します。このようなデータ移行時にも、ビジネス継続への影響を最小化することが求められます。
富士通では、プラットフォーム製品の導入工程を代行、支援する「システムスタートアップサービス」のストレージ関連のメニューとして「データ移行サービス」を提供しています。実際のサービスでは、お客様のご要件に応じた最適なデータ移行方法をご提案しておりますが、ここではその一例として「Softek TDMF Open Systems Edition」を用いた手順をご紹介します。
まず、新しいディスクアレイを接続し、データ移行の処理を開始します。Softek TDMF Open Systems Editionは、業務運用と並行しつつ、旧ディスクアレイと新ディスクアレイ間で等価処理を行います。データ移行中、常にデータは二重化され、業務運用上でデータ書き込みが行われた場合にも等価を維持できます。データ移行完了後、旧ディスクアレイを切り離し、新ディスクアレイのみでの運用を開始できます。

システムの定期保守、機器の増設、ソフトウェアの更新などにともないシステムを計画的に停止する際にも、連続運用の観点でこれらの影響を最小化しなければなりません。
ストレージシステムの計画停止を行う際の運用継続には、ストレージ装置間でミラーリングを行うソフトウェア「PRIMECLUSTER GDS」とETERNUS ディスクアレイの連携が適しています。ディスクアレイが作成したLUNを装置間でミラーリング可能なため、万が一、一方の装置へのアクセスが中断した際にも、他方の装置からデータアクセスを継続できます。
無停止が前提である近年の金融システムや社会システムにおいて、このレベルの可用性はほとんど必須になりつつあります。
無停止運用を達成するためには、万一のハードウェア故障、ソフトウェア障害、オペレーションミスなどのトラブル時にも、迅速にリカバリーできるような備えが欠かせません。事前計画を踏まえて実施するバックアップに対し、リカバリーは突発的な対処が要求され、同時に迅速かつ正確な対応が求められる重要な作業です。
高速なリカバリー機能として、当社の製品ではSAN環境においては先に述べたETERNUS6000、ETERNUS3000 ディスクアレイの「アドバンスト・コピー機能」と、NAS環境におけるETERNUS NR1000F series ネットワークディスクアレイの「SnapRestore(R)」機能があります。
また、ETERNUS ディスクアレイの応用パターンとして、Oracleデータベースの高速バックアップ/高信頼リストアを提供するソフトウェア 「Softek Recovery Manager for Oracle」との連携によるソリューションを提供しています。これらの連携により、Oracleデータベースのディスク to ディスクのオンラインバックアップ運用と、対話型メニュー操作による簡単・確実なリカバリーソリューションが実現します。複雑なバックアップ手順の簡易化、簡単・安全・確実なリカバリー、システムの運用中の高速バックアップ、障害発生時のダウンタイムの短縮など、無停止運用に向けたバックアップ/リカバリー環境を大幅に改善します。
最後に情報へのアクセスとそのコストのバランスについて説明します。
ITシステムでは、情報を利用する場合、アクセス時間は、なるべく短いことが要求されます。しかし、すべての情報を高速にアクセス可能なディスクアレイに格納しておくことは、システム運用の採算上問題となります。そこで、情報の価値に応じたアクセス時間、再利用性へ配慮の考え方として「情報ライフサイクルマネジメント (ILM:Information Lifecycle Management)」が着目されています。お客様の考える情報の価値とその再利用性をいかに均衡させるかが、鍵となります。
ETERNUS3000 アーカイブストレージは、コンテンツを管理するソフトウェアにディスクアレイ並びにテープライブラリを組み合わせた一体型のアーカイブ専用ストレージシステムです。
まず、高速アクセスが可能なディスクアレイ(一次階層ストレージ)に、いったん情報を保存します。そして、その情報を長期保存性に優れ、低価格な大容量LTOテープライブラリ(二次階層ストレージ)に速やかに自動コピーし、原本情報として確実に保証します。その後、参照頻度が高い情報だけをディスクアレイに残し、適切かつ効率的な情報管理を行うことで、保管コストの削減を実現します。
ETERNUS バーチャルディスクライブラリは、低価格なテープライブラリをディスクアクセスとして利用可能とした、超大容量の階層ストレージシステムです。データの参照頻度や価値に合わせ、ディスクとテープライブラリ間の自律的なデータ移動を行うため、管理コストも含めたTCOを大幅に削減することができます。また、ファイバチャネルをサポートしているため、既存のSAN環境への導入も容易で、効率的な情報活用とコスト削減を実現します。
また、情報ライフサイクルマネジメント対応製品には、紙などの他媒体が持っている長期保存性の置き換えも要求されます。e-文書法や医療情報の保存には、数年から10年を超える期間の保存が必要です。このような長期にわたる保存とアクセスの保証には、ストレージ装置、記憶媒体の保証期間を超える保存期間へ対応しなければなりません。ETERNUS3000 アーカイブストレージとETERNUS バーチャルディスクライブラリは、新陳代謝と呼ぶ機能によって、原本データを新しい世代の装置・保管メディアへ自動的に移動するため、テクノロジーの進化に依存しない、データの長期保存を実現します。
さらに、一度書き込まれたデータを変更しない追記型(WORM:Write Once Read Many)構造により、操作ミスや故意によるデータ改ざん・削除から原本データを守ります。 この原本データは、新しい世代の装置・保管メディアへ自動的に移動するため、テクノロジーの進化とは独立したデータの長期保存を実現します。
Softekは、「ETERNUS SF」へ名称変更を行いました。
ETERNUS SFの情報は、「ETERNUS SF製品ラインナップ」をご覧ください。
また、Softek製品に関してのブランド変更に関しての告知は、下記に記載しております。