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特集「ITガバナンス確立のための戦略的ストレージ活用 - 富士通が考える、経営戦略としてのITソリューションの展望」

第3回 適材適所にリソースを采配するiRM (information Resource Management)

iRMは情報を格納するリソースを取り扱うソリューションです。このソリューションでは、ITリソースの運用・管理に関わるコストや手間を削減し、情報を活用するためにリソースを最適化することを目的としています。

掲載日: 2005年4月12日

情報リソースの管理を効率化する

情報の量、質の拡大に伴って、情報を格納するハードウェアの量と種類も増加しています。量の増加は、管理の手間を増やし、管理コストを上昇させます。さらに、種類の増加によって、記憶容量、性能、コスト、新旧、ベンダーなどの機器の格差を考慮し、組み合わせの複雑化へ対応できる管理が必要になります。

ストレージのスペース利用率向上を実現

情報リソースの管理コストを削減するソリューションとして、ストレージスペース管理ソフトウェア「Softek Storage Manager」を提供しています。Softek Storage Managerは、様々なストレージ環境において、Agentを使った業務サーバの利用ストレージスペースの情報を収集します。収集された全業務サーバのストレージスペース情報をSoftek Storage Managerが一括して蓄積・管理することで、ストレージ管理コストを削減し、利用効率の向上を実現します。

リソースの安定・効率的運用を実現

ストレージシステムの構成ハードウェア・関連ソフトウェアは高機能・高性能化が進み、これらのリソースを安定・効果的に運用させるための技術が必要とされています。このストレージリソース管理を実行するソフトウェアとして「Softek Storage Cruiser」を提供しています。

Softek Storage Cruiserは、SAN環境のストレージ装置のアクセスパス設定や整合性の確認をグラフィカルな表示を利用して簡単かつ確実に行います。さらにストレージ装置に加えて、ファイバチャネルスイッチ、サーバからファイル、データベースの関係を一画面で管理できる「関係管理機能」 により、ストレージ上のリソースとサーバ上のリソースの対応関係が容易に確認できます。また、機器の障害発生を検出する 「機器状態監視機能」 は、関係管理機能との連携により、障害の影響範囲を的確に表示し、確実・迅速に障害対処を進めることができます。

Softek Storage Cruiserを使用したストレージリソース管理の導入効果として、第三者研究調査機関の評価を受けたところ、5年間で約3000万円のコスト削減ができることが報告されています。このコスト効果と同時に管理の手番も大きく削減しています。

第三者研究調査機関による「Softek Storage Cruiser」評価レポート >>

情報リソースを一元的にコントロールする

ITリソースを最適化し、IT投資の最適化による企業・組織のアクティビティを向上させるためには、システム全体の統合管理が有効な手段です。「Systemwalker Resource Coordinator」は、システムに含まれるサーバ、ストレージ、ネットワーク、OS、ミドルウェアに対して、簡便な一元管理と物に依存しないシステム全体の統合管理を提供します。このResource Coordinatorは、ストレージリソース管理を行なうSoftek Storage Cruiserを包含しており、同様の使い易さを実現しています。

Resource Coordinatorは、仮想化・可視化機能により、システムの「見える化」、リソース情報の提示、運用作業の軽減、複雑なシステムの障害箇所の早期把握を可能とします。さらにResource Coordinatorは、プロビジョニングや自律化といった機能を取り込んでいきます。

情報リソースのアレンジを動的に最適化する

情報の量、質の拡大に伴って、ハードウェアの量と種類も増加する中、機器の集合体から提供される記憶容量と格納されるコンテンツのマッチング、その時点で必要とされる最適なシステム構成のタイムリーな提供が重要になってきています。

こういった情報リソースのアレンジを動的に最適化するソリューションとして、Resource Coordinatorから「プロビジョニング」を提供します。プロビジョニングとは、サーバやストレージなどのリソースを仮想化してプールしておき、それを割り当てる機能です。業務の切り替えや負荷変動によってリソースの割り当てを動的に変更しなければならない場合、Resource Coordinatorは、プールしておいたリソースを適切に組み合わせ、必要なシステムを提供します。さらにシステムイメージを複写することで、最新の業務環境を迅速に構築します。

プロビジョニングは、ディスクレス・ブレードのSANブートにも有効です。ETERNUSディスクアレイに格納されている複数のブート領域とブレードサーバの組み合わせをコントロールすることで、プロビジョニングが業務切り替えの自由度と確実性を提供します。ブレードサーバの業務切り替えは、Resource Coordinatorが提供する画面上で、ブート領域へのアクセスパスを切り替えるだけで、簡単かつ短時間にミス無く完了することが出来ます。

情報リソースを仮想化して運用管理コストを削減する

お客様の声や、調査会社の報告からストレージ管理の現状と課題として、ストレージ管理の困難さ増大が挙げられています。ストレージシステムの管理者数の停滞、毎年大幅に増加し続けるその管理すべき記憶容量、これらが招く様々な運用管理上の課題に、いまハード面からの対応が求められています。

複雑なシステム管理を大幅に簡素化するETERNUS VS900

これらの課題を解決するのが、ストレージ仮想化機能をサポートした「ETERNUS VS900 バーチャリゼーションスイッチ」です。次の表では、運用管理コストの増大を招く4つの課題に対するETERNUS VS900の効果を挙げています。

ストレージ運用の課題   ETERNUS VS900の導入効果
遊休スペースの散在
データ量の増加によって、ディスク装置の仕様や構成に応じた領域を順次割当てるため、割当てスペースの使用効率の低下が発生。
効率的なスペース活用
接続されたディスク装置から仮想ストレージプールを構築し、その一部を仮想ディスクとしてサーバに割り当てることで、ディスク装置の仕様や構成に依存しないスペース管理を実現。また、未使用スペースは、仮想ストレージプールに一括管理され、遊休スペースを散在させない効率的な活用が可能。
頻繁なボリューム割当の要求
業務サーバの多種多様化によって、その業務に応じたストレージスペースのダイナミックな割り当てが困難。
運用中のスペース割り当て
仮想ディスクのスペース追加も仮想ストレージプールから行えるため、業務サーバからの要求に応じたダイナミックなスペース割り当ても容易に実現。
管理対象装置の増加
データ量増加による多種多様なディスク装置の増設に伴い、管理対象も増加し、サーバの設定、新ドライバの組み込み作業も発生。
装置追加の容易さ
仮想ディスクを論理的なボリュームとして業務サーバへ提供しているため、新しいディスク装置を追加した場合でも、サーバの設定や新ドライバの組み込みは不要。ストレージ装置やスペースの追加も容易。
装置の移行作業が煩雑
古いディスク装置から、新しいディスク装置への移行作業を行う際には、業務サーバの運用継続と、データ保全のためのデータコピーを業務への影響を最小化しつつ、簡単、確実に実行することが必要。
サーバ資源を使わないデータ移行やデータコピー
仮想化機能とコピー機能(Softek AdvancedCopy Manager) の組み合わせにより、業務運用中でもサーバ資源に影響を与えないデータコピーと、データ複製の進行状況把握や、バックアップの一元管理を実現。

ETERNUS VS900はミドルウェア製品「Systemwalker Resource Coordinator」と連携し、ディスク装置の物理構造を意識することなく、仮想的に業務ボリュームを作成することができます。また、業務に応じて仮想ストレージプールからボリュームを割り当て、業務ボリュームを増加させることができます。これにより、フレキシブルなストレージ運用が可能となります。

ご紹介した製品


Softekは、「ETERNUS SF」へ名称変更を行いました。
ETERNUS SFの情報は、「ETERNUS SF製品ラインナップ」をご覧ください。
また、Softek製品に関してのブランド変更に関しての告知は、下記に記載しております。