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ストレージ統合をさらに意味あるものに- ETERNUS SP5000 seriesで自律的バックアップと統合管理が可能 -

掲載日: 2003年5月6日

近年、企業が扱うデータの容量は驚異的なスピードで増加しており、一方、使い方に目を転じると、異なる種類のサーバを併設したマルチサーバ環境が広く普及し始めています。企業のITシステムにおけるこのような変化に対応できるストレージシステムとして、富士通はETERNUS3000ミッドレンジ・ストレージを2003年1月から提供しております。ETERNUS3000なら、その柔軟な拡張性と、充実したサーバ接続性を生かして、大容量、マルチサーバ環境に最適な統合ストレージを容易に実現頂けます。

各種サーバのデータをETERNUS3000に統合すれば、容量拡張の要件に一元的に対応しつつ、IT投資を必要最小限に抑える事ができます。しかし、データをETERNUS3000に統合しても、バックアップ運用はサーバ毎に行うという手法をそのままにしていては、データを一カ所に集めたメリットが活かせません。また、多くのサーバが依存するストレージシステムの運用にあたっては、効率的な構成管理の手法や、不具合が生じた場合に影響範囲を把握するツールが欠かせません。

異種サーバのデータをETERNUS3000で単純に統合したイメージ図

富士通は、ストレージ統合による効果を最大限活かすための機能を「ネットワークストレージサーバETERNUS SP5000 series」としてご提供しています。

SP5000 seriesの開発を指揮した篠坂事業部長代理はこの製品の開発コンセプトについて次のように述べています。
「業務の大規模化、国際化に伴い、24時間365日の稼動要請が高まる中、システムは、様々な種類のアプリケーションサーバが融合したものになり、扱うデータの容量は膨大になります。 そして当然の事ながら、その膨大なデータの運用管理のために業務運用が阻害されることは許されません。 そこで、ストレージに関する運用管理全般を、アプリケーションサーバを介さずに、ストレージ自身が自律的にできたら、と考えました。つまりストレージ自体を従来の単なるデータ格納庫の位置づけからデータ運用システムへと進化させることができれば、と。 このようなコンセプトの元に開発されたのが、ETERNUS SP5000 seriesなのです。」

 
富士通株式会社
エンタプライズシステム事業本部
ストレージソフトウェア事業部長代理
篠坂 勉

それでは、SP5000 seriesの機能のうち「バックアップ運用支援」と「統合ストレージ管理」について少し詳しく見ていく事にしましょう。


バックアップ運用支援

サーバとそこに内蔵されているストレージだけのシンプルな構成であれば、テープライブラリ装置を接続してそのサーバ上でバックアップを実施すればそれで十分です。しかし、複数のしかも種類の異なるサーバのデータをETERNUS3000に統合した上で同じ運用方法を踏襲したとすると、サーバ毎に別のツールを使ってそれぞれのスケジュールでバックアップを取得するという煩雑な運用が避けられません。また、無停止運用が要件となっているシステムでは、オンラインで使用しているボリュームの内容を直接テープライブラリにバックアップを取るのは殆ど不可能です。このような場合に威力を発揮するSP5000 seriesのバックアップ運用支援には3つの大きな特徴があります。

ETERNUS3000とSP5000によるテープへの自律統合バックアップイメージ図

  • 業務サーバやLANに負荷をかけずにストレージシステムが自律的にバックアップ
    バックアップというと、業務サーバに直接テープライブラリを接続するか、LAN経由でバックアップ専用サーバに集めたデータをテープライブラリに格納する、という手法が一般的ですが、どちらの場合も業務サーバやLANに余分な負荷がかかる事は避けられません。しかしSP5000 seriesなら、こういった作業をすべてストレージシステムに閉じた形で、しかも予め設定したポリシーに従って自律的に行いますので、運用効率が飛躍的に向上します。
  • 24時間無停止運用する業務サーバのデータでも、業務を止めずにバックアップ
    SP5000 seriesはETERNUS3000のアドバンスト・コピー機能と協調して、業務を止めずにディスクからディスクへのバックアップが可能です。さらにSP5000 seriesに接続されたテープライブラリを使って世代管理をしながら二次バックアップをとる事もできます。
  • 複数種のサーバのデータを一元的にバックアップ
    SP5000 seriesが用いるアドバンスト・コピー機能は、ファイルシステムの形式に依存しませんので、あらゆるサーバのデータを対象に一元的なバックアップが可能です。従って各々のサーバ毎に異なるツールを利用してバックアップを取るような煩雑さを取り除き、運用を簡素化できます。

統合ストレージ管理

複数種のサーバのデータをETERNUS3000に統合する構成を組むにはSANの導入が効果的です。しかし、SAN環境ではStorage Area Networkという名前が示す通り、サーバとストレージがファイバチャネルスイッチを介してネットワーク状に接続されるため、システム全体の環境構築や維持、運用が難しくなる面があります。このような環境で威力を発揮するSP5000 seriesの統合ストレージ管理には、以下のような特徴があります。

SP5000による統合ストレージ管理イメージ図

  • アクセス経路管理
    SP5000 seriesは、サーバ、スイッチ、ストレージシステムというシステム構成要素を管理するのはもちろんですが、さらに一歩進んで、サーバ上で動作するデータベースから、下位層は論理ボリュームやさらにその下のRAIDグループを含めてどのようなアクセス経路が使われているかをグラフィカルに表示できます。システムの一部で障害が発生した場合でも、同じグラフィカル画面で、障害箇所のみならず、その障害が影響を及ぼす範囲について即座に把握できますので、システムのスローダウン等に対する対応を迅速に進める事ができます。
  • 稼働状況管理
    大規模なストレージであれば、異常監視だけでなく、性能や稼働状況についての継続的な監視によるチューニングも欠かせません。SP5000 seriesにはストレージの稼働状況を監視する機能があり、スループットや平均レスポンス時間といった性能情報や、バックアップに要する時間や媒体の使用頻度等を表示しますので、負荷が均等になるようにボリュームを再配置したり、バックアップ用の帯域が問題となる前に手を打ったりという事が可能になります。またバックアップに使用しているカートリッジテープの使用回数についてもログを蓄積し、閾値に達した所でアラームを発して交換を促すという事もできます。

まとめ

このように、SP5000 seriesはデータ統合のメリットを最大限に活用するために欠かせない機能を備えておりますので、ETERNUS3000やETERNUS GR740のような大規模ストレージを導入する際には是非とも同時導入をご検討頂きたい製品です。さらに、SP5000 seriesの機能を短期間で容易に導入できるよう、ストレージシステムに前もって組み込んだ自律バックアップ機能付ストレージシステム「ETERNUS3000 SP」という商品もご用意しておりますので、合わせてご検討下さい。

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