小中規模システムのバックアップやアーカイブ用途に最適なSX300Sディスクアレイ

昨今の情報社会では、多様な情報が電子化されており、ディスクストレ-ジの出荷容量は年率60%以上と増加し続けています。特に企業情報システムでは、e-文書法に基づい
て管理するデータのように、コンプライアンス(法令遵守)対応する上で、データそのものを長期間、確実に保存していく必要があるため、今後も着実に増加していくといわれています。
このように増え続けるデータをコスト効率よく確実に管理していくかが、企業情報システムの一つの課題となっているのではないでしょうか。
保有データの多様化と、高まるストレージへのニーズ
2005年8月に当社Webサイトで実施したシステム管理者様向けアンケート「貴社システムの課題」の結果によると、実に7割以上の方が「バックアップ・リカバリーの効率化」の課題をお持ちです。次に「データ量増加への対応」、「システム信頼性の向上」、「運用管理コストの抑制」と続き、まさに『増加し続けるデータをコスト効率よく、確実に管理したい』というストレージへのニーズといえます。

当社ストレージシステムETERNUS(エターナス)は、このような要求にお応えするべく業務レベルに応じて最適なソリューションをラインナップしております。今回、小中規模システムのバックアップやアーカイブのニーズにお応えする製品として、「ETERNUS SX300S ディスクアレイ」を2006年1月20日に販売開始いたしました。
今回は、本製品のご紹介と管理者ニーズにお応えするバックアップやアーカイブ活用例について解説させていただきます。
ETERNUS SX300S ご紹介
ETERNUS SX300S ディスクアレイは、大容量、低価格な「ニアラインSATAディスクドライブ」を搭載したコストパフォーマンスに優れた「ニアラインストレージ」です。
ニアラインストレージ「SX300S」は、オンラインストレージとオフラインストレージの中間に位置し、オンラインディスクに比べ性能はやや劣りますが、容量単価は約半分と、大容量データのアーカイブやディスク to ディスクのバックアップ先保存庫として最適です。

SX300Sの主な仕様
- 400GB、7,200回転/分のニアラインSATAディスクドライブを最大14本搭載可能、コンパクト設計でも最大物理容量は5.6TBの拡張性を持つ。
- 2Gbit/sファイバチャネルのホストインターフェースをサポート。
- 2台のコントローラーを標準装備、キャッシュ、電源、ファン、バッテリーも冗長構成で信頼性を確保。
- Dual Link Card [注]により、ディスクドライブとコントローラー間のアクセスパスを2重化、万一のコントローラー故障時にもアクセス経路を確保。
注:Dual Link Card: ニアラインSATAディスクドライブのインターフェースに接続され、コントローラーへのパスを2重化する基板。
SX300Sの主な特長
- サーバとのアクセスパス故障時にパスの自動切換えを可能にするマルチパスドライバを標準添付。
- ディスクドライブを定期的にチェックするディスクドライブ・パトロール機能により信頼性を強化。
- 装置を24時間365日監視し、トラブルの早期発見を可能にするリモート通報機能を標準装備。
- フォーマット済ディスクと簡単セットアップにより短時間で利用可能。

活用例1.ディスク to ディスクのバックアップ先として
従来システムのバックアップ形態は、ディスク to テープ(D2T)の構成が大半で、バックアップに労力と時間を要しているのが実情です。また、万一、データ消失などのトラブルの際、テープからディスクへのリストア処理にも同様に時間がかかります。データ量が増加し続ける企業情報システムでは、日次バックアップ業務の負荷と、万一の際の業務再開に向けた時間的な不安もあります。こうした背景から、バックアップ時間の短縮とリストアの高速化に対する要求が非常に高まっています。
こうした要求にお応えするのが、大容量でコストパフォーマンスに優れる「ETERNUS SX300S」を一次バックアップ先として活用するディスク to ディスク(D2D)の構成です。
構成例

注:バックアップソフトウェア:BrightStor ARCserve、NetVault、Symantec Backup Exec
効果
- サーバ内蔵DAT/DLT/LTO装置と比較して、バックアップやリストア時間を短縮。
- ソフトウェア連携により、更新差分バックアップによる時間短縮とディスク資源の有効活用。
- テープメディア管理(保管、定期交換/クリーニング)からの開放。
- 複数サーバ内蔵ディスクをそれぞれバックアップしている環境では、バックアップリソースの集中による作業効率化。
活用例2.増加が著しい非構造化データのアーカイブとして
企業が保有しているデータを分類すると、構造化データ(約20%)と非構造化データ(約80%)といわれています。構造化データとは主にデータベースに格納された基幹系業務で使用されているデータで、データ量は急増しないが、頻繁にアクセスされますので高い処理能力が必要とされ、オンラインストレージとして運用されています。
一方、非構造化データは一般ファイルで格納されているデータで、研究・開発を始め、Webコンテンツ・画像・映像・Eメールなど日々増え続ける要素を持ちます。さらに冒頭でもご紹介した法規制等で長期間にわたり確実に保管する必要があるデータでもあります。
このような非構造化データは頻繁にはアクセスされないものの必要な時にスムーズなアクセスが必要となりますので、テープ装置のようなオフラインストレージでの管理は不向きといえます。また、高性能かつ24時間連続稼動し続ける高信頼なオンラインストレージで管理するのは、コスト効率がよくありません。
そこで、従来オンラインストレージやサーバ内蔵ディスクで管理していた非構造化データを大容量、低価格なディスクスペースとスムーズなアクセスを提供する「ETERNUS SX300S」による集中管理が最適といえます。
構成例

効果
- オンラインディスクからニアラインディスク使用で容量単価を約50%削減。
- サーバ内蔵ディスクが容量不足の際、ディスク増設の手間や物理的な限界 [注]はなくなる。
- 非構造化データの統合によりバックアップ集中管理などストレージ運用効率の向上。
注:サーバ仕様(内蔵ディスク最大搭載数)による。SX300Sは400GBディスクドライブを装置あたり14本搭載可能。
ご紹介した製品
掲載日:2006年1月20日
