富士通

 

立命館大学様
ETERNUS NR1000F 導入事例

約3万人のデータ保管、4000アクセスの集中に耐えるNR1000Fで、
ディスク容量の効率的な利用とバックアップの負担軽減を実現

業種:総合私立大学
ソリューション:ファイルサーバシステム
導入製品:ETERNUS NR1000F series

掲載日:2003年12月17日 (取材日:2003年9月12日)

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導入前の課題   導入後の効果
  • ディスク容量をサーバ間で効率的に利用したい
  • バックアップ時間を短縮し、運用負担を軽くしたい
  • ユーザー数やサービスの増加、アクセスの集中などへ柔軟に対応したい
 
  • NASの採用によりディスク容量の効率的な利用を実現
  • スナップショット機能によりバックアップの運用負担を大幅に低減
  • クラスタ構成により高性能とデータ保全を実現

立命館大学は「自由と清新」を建学の精神に、100年の歴史を持つ総合大学で、法学部・文学部・産業社会学部・国際関係学部・政策科学部・経済学部・経営学部・理工学部の8学部に3万名を超える学生が学んでいます。

同学では、94年の理工学部を含めた3学部のびわこ・くさつキャンパス展開に合わせて全国屈指の水準の情報基盤を実現。その後もキャンパス内の無線LAN敷設など、教育研究環境の高度化を意欲的に推進しています。

導入の背景

情報教育環境が整う一方で、保存すべきデータが増大
高性能でかつ効率的にデータを管理できるストレージが求められた

立命館大学様では、全キャンパスにLANを敷設し、全教室で無線LANを利用できる環境を整備されています。また、在籍している全学生に対してID を付与し、個人ごとに割り当てられた専用フォームでは学習データの保存やメールなどを利用することができます。総合情報センター 情報システム課 課長宗重信也氏が中心となりこうした情報教育インフラを整備する同大学では、Web閲覧、グループウェア、Webベーストレーニングなど、教育と学生サービスの両面でさまざまなサービスを提供されています。

ところが、こうした情報教育の環境が整備されていくと同時に、データを管理するストレージに対する要求が高度になってきました。「利用者数、サービス数、利用容量などが年々増加しているため、サーバごとにストレージを用意するという運用が難しくなってきました。また、当大学ではストレージへのアクセスが集中することが多く、ピーク時には約4000人がほぼ同時にアクセスしてくることもあります。

そこで、これらの課題を解決するためにSAN(Storage Area Network)を導入しました。このSANは、ほぼ期待通りの性能を発揮してくれたのですが、仕様の関係でサーバ接続が4台までしかできないことや、サーバごとにストレージ容量が固定化され全体をまとめてプールすることができないなど、ディスクの有効活用という点で問題がでてきました」と、宗重氏は語ります。

また、ストレージに保存されたデータのバックアップについても課題があったと同氏は言います。「メールへの画像データ添付などが当たり前となるなど実使用量が増加してきたことから、テープでのバックアップが翌日の授業開始時刻までに取りきれないケースが出てきました。これではサーバやネットワークに負荷がかかってしまい、授業の進行にも影響がでてしまいます。また、不注意で消してしまったデータを復元して欲しいという学生からの依頼もあるので、なるべく簡単にリカバリーできるような仕組みも欲しかった」

これらの理由から、同大学ではストレージシステムを見直されることとなりました。

導入のポイント

利用状況にマッチした適切な提案と信頼感のあるサポート体制がポイント

同大学がストレージを見直す際の要件となったのは、ユーザー数やサービスの増加・アクセスの集中などに対応できること、バックアップを簡素化できること、ディスク容量を効率的に利用できること、といった点です。そこで、NAS(Network Attached Storage)を導入することとなり、数社の提案を比較検討した結果、富士通の ETERNUS NR1000F(以下、NR1000F)を活用したシステムを採用することになりました。

「富士通から提案された NR1000Fは、他社から提案を受けた製品よりもデータの書き込み速度が速かったのです。実際に、メールや学習データを保存するなど書き込むことの方が多いため、NR1000Fはそうした利用状況にマッチしていたのです。こうした当大学の状況をしっかりと把握したうえでの提案が、採用の大きなポイントになりました」と、宗重氏は語ります。

また、システムの導入に際してサポート体制も大きな選択ポイントになったそうです。「富士通は製品のことを熟知していることはもちろん、サポートに関しても自信を持ってお任せください、という言葉をもらいました。事実、導入前の性能評価の際に思っていたような性能が出なかったとき、さまざまな角度から検証を行いマシンに起因するものではないということを実証。マシンの性能を保証してくれたほか、システム全体を最適化するための提案も行ってくれました。最後まできちんと責任を持って対応した富士通の姿勢は、適切で信頼感が増しました」と、宗重氏はサポート体制について評価されます。

システム概要

クラスタ構成のNASで安全かつ柔軟なデータ管理を実現
また、スナップショット機能でバックアップ負荷を大幅に低減

新しいストレージシステムでは、NR1000Fに冗長性を持たせた「クラスタ構成」を採用することにより、保存データの安全性を確保しています。導入以来システムは安定稼働しており、稼働を止めるようなトラブルなども起こっていないそうです。また、「NASを採用したことでディスク容量を効率的に利用することができるようになり、ユーザー数やサービス数の増加などにも柔軟に対応できるため、今回のシステムに関する満足度は高いものがあります」と、宗重氏は語ります。

とりわけバックアップについては、大きな導入効果があったと言います。「これまでは毎日バックアップを取っていましたが、これをスナップショット機能でカバーするようになりました。記録した時点まで簡単に戻ることのできるこの機能を使って、日々のバックアップはスナップショットで取り、テープへのフルバックアップは週に一度取るという運用になりました。この機能によってデータリカバリーは格段に容易になり、運用面での手間や負担も減ったため、とても重宝しています。バックアップという概念が変わりました」

また同氏は、「一気に集中するアクセスの処理や、データの書き込み速度などについても必要十分なレベルを達成することができ、今回のシステムには満足しています。しかし、いくらストレージの性能が高くてもネットワークなどほかの部分が遅ければ、そこに引っ張られて性能が発揮できなくなるので、システムとしてのトータルバランスは非常に重要です。提供するサービスの数やレベル、コストなどとの兼ね合いもあり、資源配分や設計がだんだんと難しくなってきているので、これからもそうしたトータルなバランスには気を配っていきたい」と、気を引き締めます。

今後の展望

「学び」を高めるためのさらなる環境整備やオンラインでの情報提供を進めていきたい

今後の展望について宗重氏は、「システムのハードを整備するのが目的ではなく、学生にどのようなサービスを提供していくか、どうすれば学生の学びが高まるのか、を考えていくのが仕事です。なので、これまで前例がないような先進システムについても、学生サービスが向上し、学びに対する効果が見込めるのであれば、積極的に導入していこうと考えています。”社会に通用する人材を育成する”という社会のニーズに対応するために必要な投資は、これからも続けていきます」と、語ります。

加えて今後は、オンラインでの情報提供もどんどん進めていくとのこと。
「当大学では受講登録をオンライン化したのですが、あまり宣伝をしていないにも関わらず、非常にエントリー数が多く約3分の1の生徒がアクセスしてきました。自宅からアクセスできることや、出し直しができることが好評だったようです。このほかにも卒業の合格発表をオンラインで行ったのですが、これも同様に好評だったため、こうしたオンラインでの情報発信・提供はさらに続けていきたいと思っています。このため今後も、的確でシステム全体を見据えた富士通の提案能力には期待しています」
と、今後のさらなるサービス拡充への意気込みと富士通への期待を熱く語っていただきました。

お客様概要

立命館大学

所在地: 京都市北区等持院北町56-1
学生数: 大学 34,768名、大学院 2,423名(2003年5月現在)
Webサイト: http://www.ritsumei.ac.jp/(新しいウィンドウで表示)