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学生100名×1GBの同時転送でも安定稼動
24時間365日、最先端の教育・研究を支える

武蔵工業大学 環境情報学部様 導入事例


「要件に対して、一社は実績に基づく理論値、富士通は実機で検証した実測値でした。ご提案いただいたデータの信頼性、即座に対応できるフットワークの良さに加え、保守体制も評価ポイントとなり、富士通の「ETERNUS NR1000 F3070」に決まりました。」


2008年1月31日掲載/PDF印刷用 PDF版ダウンロード (1,573KB)

導入事例概要
業種: 文教
ソリューション: ファイルサーバシステム、統合バックアップシステム
製品: ネットワークディスクアレイ: ETERNUS NR1000 F3070(クラスタ3セット)
テープライブラリ: ETERNUS LT270

18歳人口の減少等を背景に、大学間の競争が激化する中、独自のアイデンティティーで輝きを放っている武蔵工業大学。1997年に文系、理系の枠を越え、持続可能な社会の実現に貢献できる専門家の育成を目的とした「環境情報学部」を設立。同学部は、大学として世界に先駆けてISO14001を取得し、国内大学屈指の最先端サイバーキャンパスを有しています。IT技術を自在に活用する授業スタイルは、一方でデータ量の増大という問題も抱えることに。特に近年、動画等、扱うデータ量の増大によりシステムトラブルも発生していました。そこで、高可用性、大容量ファイルサーバに富士通の「ETERNUS NR1000 F3070」を採用、クラスタ構成により24時間365日、止まらないシステムを実現しています。

導入前の課題   導入による効果

授業で100名の学生が200MBのファイルを同時にコピーすると、ファイルサーバにトラブルが発生していた。

100名×1GBの同時転送でもストレスなく対応。クラスタ構成により、障害時、メンテナンス時も含め24時間365日、安定稼動を実現。

全サーバのデータバックアップに3日間もかかっていた。

完全自動化が可能なテープライブラリの導入によりバックアップ時間を約3時間に短縮。

Windowsのパッチ適用やセキュリティホール等、不安定要素をできるだけ排除したい。

「ETERNUS NR1000F series」専用OSを採用、パッチ適用やセキュリティホールへの対応といった手間や不安を解消。

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導入の背景

国内大学屈指のサイバーキャンパスが抱える課題

武蔵工業大学 環境情報学部 情報メディア学科 主任 教授 工学博士 奥平 雅士 氏

1929年創立、約80年の歴史と伝統をもち、基礎力の充実に力点を置いた工学教育と、社会に直結した実践的研究活動を推進する武蔵工業大学。同大学では進展するIT社会を見据え、文系と理系の枠を越えた新たな工業大学モデルの創造を積極的に進めています。

その先陣となったのが、1997年に設立された環境情報学部です。持続可能な社会の実現に向け、地球環境と調和する人間活動について学ぶ「環境情報学科」と、利用者の視点に立った情報技術と社会の関わりを学ぶ「情報メディア学科」の2学科。その独自性は、文部科学省が実施する特色GP(特色ある大学教育支援プログラム)、現代GP(現代的教育ニーズ取組支援プログラム)に選定される等、各方面で高い評価を得ています。

同大学の情報システムの役割とはどのようなものか。情報メディア学科教授 工学博士の奥平雅士氏はこう語ります。「IT技術を学ぶためのIT環境、教育研究を進める道具としてのIT環境、教育研究における業務を支援するIT環境と大きく3つの観点で捉えています」。


武蔵工業大学 環境情報学部 情報メディア学科 情報システム委員会 委員長 教授 工学博士 横井 利彰 氏

同学部設立当時、情報インフラの設計を中心になって行った、情報メディア学科教授 工学博士の横井利彰氏は「本学部の目的はさまざまな分野で問題発見・問題解決能力に優れた人材を育成することです。その道具としてITを駆使していくわけですが、文系も理系も学べる学部なのでITに強くない人でも簡単に使え、かつ高度に使いたい人には充分な機能を提供することを目指しました」と、説明します。

同学部のある横浜キャンパスは、大学として世界に先駆けISO14001を認証取得したエコ・キャンパスであり、国内大学屈指のIT環境を備えたサイバーキャンパスです。その中核となる情報メディアセンターを中心に各校舎間は高速ネットワークで結ばれています。またキャンパス内のあらゆる場所から無線LANを介して様々なサービスが利用可能です。バーチャルスタジオや遠隔授業等、最新マルチメディア設備も完備。プレゼンテーションを含んだ授業も多く、映像編集をクラス全員が同時に利用できる演習環境も用意。ITを自在に使える環境は、一方で常にデータ量の増大という問題と隣り合わせでもあります。


導入のポイント

100名×1GBの同時転送でも安定稼動が要件

武蔵工業大学 環境情報学部 情報メディアセンター 事務課係長 荒舩 勝浩 氏

学生一人当たり2GBのホームディレクトリを提供していますが、演習授業で100名の学生が200MBのファイルを一斉にホームディレクトリにコピーすると、ファイルサーバにアクセスが集中し、リブートやサーバダウン等の障害が発生しました。そこでグループに分けてコピー作業を行う等の制限を設けていました。ファイルサーバは研究目的でも利用されており、システムトラブルは教育・研究活動の停止につながるため情報インフラの増強は急務でした」と、情報メディアセンター 事務課係長の荒舩勝浩氏は振り返ります。

また、扱うデータ量の増大により全サーバの2週間分(約2TB)のデータをバックアップするのに3日間人手をかけていました。パッチ適用やメンテナンスの際はサービスを停止、その際の再起動にも約1時間を要しました。障害時やメンテナンス時にもしっかりと対応できる、24時間365日安定稼動が次期システムの目標となりました。


武蔵工業大学 環境情報学部 横浜事務室 次長 市川 康 氏

2006年6月、同大学より仕様公開、これに対する各社の提案内容を同学部の情報システム委員会が精査、さらに情報メディア運営委員会で協議し、その答申を教授会へ。「機能・性能、保守性、運用性、価格の4つのポイントについて総合的な評価を行い、最終的に2社に絞りました」と、横浜キャンパス 横浜事務室 次長の市川康氏は経緯を語ります。

なかでも最重要テーマとなった、高可用性、大容量ファイルサーバの選定に関しては「100名の学生が1GBの教材ファイル等を同時にファイル転送しても安定稼動できること」という要件が提示されていました。採用の決め手について奥平氏は「要件に対して、一社は実績に基づく理論値、富士通は実機で検証した実測値でした。ご提案いただいたデータの信頼性、即座に対応できるフットワークの良さに加え、保守体制も評価ポイントとなり、富士通の「ETERNUS NR1000 F3070」に決まりました」と、明かします。

同年11月採用決定、新システムへの移行では、「新旧のシステムを並行運用し段階的に切り替えていくなど、極力、停止させないように配慮しました」(荒舩氏)。


システム概要

クラスタ構成により止まらないシステムを実現

武蔵工業大学 環境情報学部様 システム構成図

新システムでは、扱うファイル数の増大や同時アクセスするユーザー数の増加に応えるべく、ネットワークディスクアレイ「ETERNUS NR1000 F3070」を6台導入、クラスタ3セット構成によりメンテナンス時や障害時も止まらない、24時間365日安定稼動の高可用性、高信頼性を実現。さらに、ファイルサーバのOSには「ETERNUS NR1000F」専用OSを採用。「パッチ適用やセキュリティホールなどOSの不安定要素を回避したいということと、メンテナンス作業の軽減を図るという二つの目的がありました」(荒舩氏)。

また、テープライブラリ「ETERNUS LT270」も導入し、全サーバのシステムとユーザーデータのバックアップを完全自動化、2週間に一度、バックアップを行っています。

さらに、ユーザー視点で役立つ機能もプラス。「従来、Windowsのファイルサーバではネットワークドライブのファイルを削除してしまうと、ごみ箱には入らず消滅してしまいました。これからはSnapshot™機能によりどんな消し方をしてもファイルはバックアップされているので安心です。2008年の春にはサービスを開始したいと思います」(荒舩氏)。

今回、情報インフラの増強面で、メールサーバに高信頼UNIXサーバ「PRIMEPOWER450」を採用、冗長化構成によりメールサービスの安定供給も合わせて実現しています。

導入効果と今後の展開

バックアップ時間が3日間から3時間に

2007年11月稼動後、トラブルもなく順調です。100名×1GBの同時転送を実験してみましたが、ストレスなくスムーズに転送できました。現在は学生に対しコピー制限を行うこともなく快適に授業が進められています。また、テープライブラリへのバックアップ時間も、人手を介することなく完全自動化し、従来の3日間から3時間くらいまで短縮できました」(荒舩氏)。

今後について市川氏は「2009年には5学部体制になります。富士通には本大学のシステムの全体最適化を見据えて積極的なご提案もしていただきたい。またソフトも含めユーザーの立場に立った利用環境の実現に一層努めてほしい」と、富士通への期待を述べます。

同大学における今後の情報システムの課題とはどのようなことであったか。「本学部の情報インフラには、基盤層、アプリケーション層、コンテンツ層、地域等との連携層と、4階層の考え方があります。開かれた大学が求められる中、セキュリティと折り合いを付けながら地域等との連携層をいかに築いていくか。この点は大きな課題の一つです」(奥平氏)。

「地球環境への一層の配慮と、統合化、仮想化を図りシステムをコンパクトにし運用の多様性と効率化を同時に実現していく。このことは当大学に限らず時代の方向性でもあります」(横井氏)。

【営業からの一言】
富士通株式会社
文教ソリューション事業本部 文教統括営業部
宮崎 浩一 / 齊藤 良太

今回、国内の教育機関の中でも最先端のITインフラを誇る武蔵工業大学環境情報学部様のシステム性能向上に少しでも貢献でき、大変光栄に思っております。本商談は競合他社とのコンペの末に獲得したものであり、苦労する点も多々ございました。

特に、目玉仕様であるファイルサーバ(100人が1GBを同時書込可能)の検証実験においては、仕様を満たすためにSE・支援部隊・営業が三者一体となって取り組んだことなど、提案時の苦労は尋常でなかったことを覚えております。その点も高くご評価いただき、最終的に弊社を選定していただきました。

今後は、システムの安定稼働を基本とする運用保守を行い、その付加価値として学内のIT システム課題に関するワークショップを大学様と共に進行し、TCO効率化を図るべくご提案を続けていきたいと思っております。単なるシステム運用会社ではなく、武蔵工業大学様の真のビジネスパートナーとなるべく、富士通一丸となり精進する次第でございます。

武蔵工業大学 環境情報学部様 大学概要

所在地 工学部/知識工学部(世田谷キャンパス)
東京都世田谷区 玉堤 1-28-1

環境情報学部(横浜キャンパス)
神奈川県横浜市都筑区牛久保西3-3-1
創立 1929年(昭和4年)
学生数 約6,600名(学生/約6,000名、学院生/約600名)
学部 工学部/知識工学部(世田谷キャンパス)、環境情報学部(横浜キャンパス)3学部12学科
URL http://www.musashi-tech.ac.jp/

(注)2008年1月1日現在

【お問い合わせ】

【技術情報】

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【製品詳細】

【ソリューション】

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