CAS(キャス)とは
CASとは、Content Aware Storage (コンテンツ・アウェア・ストレージ)の略で、法令などにより長期間の保存が必要で、改変してはならないデジタル情報(Fixed Content)を管理するのに適したストレージ装置です。
ブロックアクセス型のSAN (Storage Area Network)、及びファイルアクセス型のNAS(Network Attached Storage)とは異なり、CASはコンテンツオブジェクトアクセス型を採用しています。コンテンツオブジェクトアクセス型とは、データ(たとえば画像データ)とメタデータ(画像データの属性:撮影日時、フォーマット、画像サイズ)などをパッケージ化したもので、固有のコンテンツIDを付与することで、コンテンツの物理的な格納場所をOSやアプリケーションから管理する必要がありません。コンテンツはコンテンツIDからアクセスされることで、シンプルな管理と柔軟な検索性を可能とし、Fixed Contentの長期間に渡る安全な保存、容易な参照を実現します。
SAN/NAS/CASの違い
アーカイブ・ストレージへの要件とCASによる実現
| 項目 | アーカイブ・ストレージへの要件 | CASによる実現 |
|---|---|---|
| 保存性 | ・長期・安全なデータ保存 | ・保存コンテンツ毎に付与するコンテンツアドレス(ID)によりOS並びにファイルシステムに無依存で保存 |
| 真正性 | ・データの改ざん・後消去等から保護し、データの真正を保証 | ・WORM(Write Once Read Many)技術による改ざん・誤消去の防止 ・ハッシュコード等のチェック機能によるデータ真正性保証 |
| 見読性 | ・データの検索・参照 | ・全てのコンテンツをオンラインで何時でもアクセスが可能であること |
| 費用・コスト | ・保存コスト・運用コストの削減 | ・従来のエンタープライズ系ストレージと比較して十分低価格で保存・運用管理ができること |
| コンプライアンス | ・第三者の監査に対して証拠・証明するための情報を確実に保存 ・必要の無くなったデータの完全廃棄 |
・SOX法並びにSEC等で要求されるコンプライアンス要件を満たすこと ・情報漏洩対策の為、保存期間の過ぎた情報を適宜削除できること |
富士通では、Fixed Content情報を保存するための要件を満たし、情報ライフサイクル管理(ILM)の考え方に基づいた低コストでのシステム構築を行うためのCAS製品として「ETERNUS AS500 アーカイブストレージ」を提供しています。
ETERNUS AS500は、コンテンツをセキュアに保管し、コンテンツへの容易なアクセスを実現します。これにより、Eメール監査や文書管理など、コンテンツの効率的な活用を可能とし、長期保管コンテンツの新たな価値を創造します。
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