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ETERNUS NR1000C series FAQ
6. ログ

本ページで紹介している情報は、2006年6月発表のものです。
本製品は、2006年12月に販売終息しました。ご了承ください。

Answer

  1. ログはどのように管理できますか?

    Appliance ManagerのSetup -> System -> Loggingですべてのログファイルを管理できます。以下に設定方法を示します。

    【ログファイルの最大サイズ】
    1つのログファイルの最大サイズを必ず指定すること。
    デフォルトは10MBで、1~1999MB指定可能です。

    【ログファイルの切り替え方法】
    以下のものが選択可能です。

    -Rotate the logs:
    ログが切り替わるときに、NR1000C内の最も古いログファイルを削除する。過去のログファイルを最大10個まで保存可能です。

    NR1000C内 のログファイルは、Appliance Managerで表示、ダウンロード、強制切り替え等ができます。
    -Push the log file to the following URL:
    ログが切り替わるときに、WebサーバまたはFTPサーバにログを転送し、NR1000C内のログファイルは削除されます。

    形式 "ftp:" or "http:" + //user:password@server:port/path/
    例)ftp://user:password@srever:21/var/tmp/

    (注)ログを転送する場合、ログファイルのサイズは小さいほうが良い。サイズが大きいと転送に失敗しやすい。

    【ログ切り替えのタイミング】
    以下のものが選択可能です。
    -設定容量になった時
    -設定した分/時間毎
    -日毎、週毎、月毎

    (これらは、それぞれ時間指定、曜日指定、日指定のスケジュール設定が可能です)

    (注)ログファイルが設定した最大サイズに達するとタイミングに関わらず切り替わる。

    【ログフォーマット】
    ログフォーマットに関しては、
    Setup -> HTTP -> Loggingにおいて以下のものが選択可能です。

    -Web Access Log Default Format:
    NR1000Cのオリジナル形式。

    -Common Log Format:
    W3Cで既定されている形式。

    -Netscape Extended Format:
    Netscape拡張形式。

    -Squid Native Format:
    Squid独自形式。

    -Custom:
    ユーザーが自由に定義できるカスタム形式。

    (注)カスタム形式は、上記のいずれかのフォーマットをベースに、必要な部分のみ変更することをお勧めします。カスタム形式ではUser-Agentなどの任意のHTTPヘッダーをロギングできます。

  2. NR1000Cのログを解析するためのソフトウェアについて教えてください。

    一般的なフリーや商用の解析ツールを使うことができます。

    NR1000Cのログ出力形式として、オリジナル形式以外に、Common log 形式、Squid 拡張形式、Netscape 独自形式、カスタム形式がありますので、解析ツールに合わせた出力形式にできます。

    フリーのものとして、Squid(Cahceサーバ)のログレポートを作成するsquid-stats(cache-stats)やWebサーバのログレポートを作成するanalog、WebAlizer等があります。

    商用のものだと、CYFIN、SiteTrackerなどがあります。
    以下のURLを参照ください。

    squid-stats:ftp://squid.nlanr.net/pub/contrib/cache-stats/cache-stats-1.4.tar.gz

    analog:http://www.tokyo-kasei.ac.jp/~matsuki/analog/

    WebAlizer:http://www.mrunix.net/webalizer/

    SYFIN:http://www.j-cyfin.com/

    SiteTracker:http://www.netmedia.solution.ne.jp/products/st/

  3. ログ転送先のサーバダウンなどで転送に失敗した場合、ログはどのようになりますか?

    ログ転送が失敗した場合、NR1000Cは5分毎にFTPサーバまたは、Webサーバへログを転送します。
    この値は設定できません。成功するまで、5分毎に転送を繰り返します。
    転送に失敗したログは、ディスク(スプール)に保存されます。
    次のログ切り替えのタイミングで、ログ転送に失敗した場合でも、ディスク(スプール)に保存されます。
    転送失敗の問題が解決された場合には、スプールに溜まったものから順に10File毎に連続してログ転送を行います。
    スプールに溜まったものがすべて無くなるまで、5分間隔でログ転送を行います。

  4. NR1000Cのスプールに溜まったLogファイルを削除することはできますか?

    できません。スプールに溜まったLogファイルは必ずLog転送先のServerに転送します。

  5. HTTPサーバ/FTPサーバにログを転送しようとして失敗します。対処方法を教えてください。

    下記の順番で設定を確認してください。

    1)NR1000Cの設定をまず確認してください。
    形式"ftp:" or "http:" + //user:password@server:port/path/ に沿った記述になっていますか?

    2)転送先のサーバの設定を確認してください。
    サーバ側にログを転送するためのディレクトリは作成してありますか?
    ログを転送できる環境になっていますか?
    ユーザー、ファイル権限などを確認してください。

    HTTPでファイルを転送する場合は、転送元(NR1000C)からPOSTメソッドでファイルのバイナリデータがサーバに送られてくるので、それをCGI等でサーバのディスクに書込むような設定が必要です。

  6. SyslogServerに LogFile > Messagesのログを転送することは可能でしょうか?

    可能です。Messageが発生するとリアルタイムでSyslogServerに転送します。

  7. NR1000CのCPU負荷をログ等に記録することは可能ですか?

    可能です。NR1000Cは、RFCで決められた標準MIBであるMIB-IIに対応しており、SNMPを使用して、CPU使用率を監視することができます。
    このSNMPのデータをMRTGなどにより1日毎にグラフ化し、管理できます。