本ページで紹介している情報は、2010年3月31日更新のものです。本製品は、2010年3月31日に販売終息しました。なお、本製品の後継製品は ETERNUS VS850 バーチャライゼーションストレージです。
ストレージの仮想化 | ストレージ資産の有効活用 | 容易な運用管理 | 高信頼 | ファイバチャネルスイッチ機能(ファブリックサービス)
ストレージの仮想化は、複数のディスク装置を仮想的に一つのディスクスペースにすることで、ディスク装置の物理構造を意識することなく、必要なボリュームを業務状況に応じて割り当てることができます。これにより、お客様から見たシステム構成が単純化され、運用や管理が容易になり、ストレージ使用効率が向上し、ストレージ資産の有効活用を実現します。
ETERNUS VS900はETERNUS SF Storage Cruiserとの連携により、ストレージの仮想化を実現します。空きスペースの有効活用に加え、業務に応じて仮想ストレージプールからボリュームを割り当て、業務ボリュームを増加させることができます。これにより、フレキシブルなストレージ運用が可能となります。
ETERNUS VS900は、ETERNUS SF AdvancedCopy Manager との連携により、仮想ストレージプール上のデータのバックアップ/リストア/レプリケーションを行うことができます。この機能はサーバ資源を使用せずに実行できるため、業務への影響を最小限に抑える事ができます。
ETERNUS VS900は、新しいディスク装置へのデータの移行や、ディスク容量の不足に伴う新しいディスク装置の追加導入を、サーバの定義を変更することなく業務運用中に行うことができます。
下図のとおり、サーバが仮想ディスクにアクセスしている最中でも、VS900がバックグラウンドで新ストレージ装置へデータ移行を行います。
連携ソフトウェア ETERNUS SF Storage Cruiser により、SAN, NAS, DASなどストレージシステム環境の導入から運用にいたる管理/設定を一つの画面上で行うことができるため、システム管理者の負荷を軽減します。
ETERNUS VS900を冗長化構成にすることにより、万が一の障害発生時にもシステムを停止させることなく、無停止での継続運用が可能です。また、管理サーバがダウンした場合でも業務サーバに影響を与えることがないため、継続運用を実現できます。
また、ETERNUS VS900は、ETERNUS SF Storage Cruiser の連携により、トラブルの早期解決を実現する「リモート通報機能」を提供しています。この「リモート通報機能」は、ETERNUS VS900の異常情報を富士通サポートセンターに自動通報し、通報されたハードウェアの異常情報をもとに、富士通サポートセンターの専門スタッフがトラブル箇所の特定、部品の手配、保守要員の派遣までを実施し、トラブルの早期解決を実現します。
ETERNUS VS900は、以下のファイバチャネルスイッチと同様の機能もサポートしています。
Simple Name Server
ポートに接続している装置の種類や装置の各種情報を一括管理する機能。
Web Tools
WEBブラウザを使用してファイバチャネルスイッチにアクセスし、ステータスのモニタや性能の監視の他、ETERNUS VS900に対する様々な設定を行う機能。
参考: ファイバチャネルスイッチ SN200 series 機能「Web Tools」
Zoning
ファイバチャネルスイッチのポート名やWWN(World Wide Name)によって、ゾーン分けを行い、あるゾーンに設定されると、他のゾーンへのアクセスや、他のゾーンからのアクセスを制限する機能。
参考: ファイバチャネルスイッチ SN200 series 機能「Zoning」