- ETERNUS LT270 テープライブラリ
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- 特長・機能
- よくあるご質問(FAQ)
LTO Ultrium規格とは、Hewlett-Packard社、IBM社、Quantum社の3社が共同開発したLTO(Linear Tape Open)テクノロジーに基づいて設計された大容量高速テープフォーマットの規格です。
LT270の基本モデルは、134巻搭載モデルです。
この基本キャビネットには、カートリッジテープが最大134巻と、20ドライブを搭載することができます。
この基本モデルに、セルアップオプションを購入いただくことにより、248巻、470巻、601~709巻のカートリッジテープを搭載することが可能となります。
ただし、601巻より多くテープカートリッジを搭載した場合、ドライブ台数は20ドライブより少なくなります。
ファイバチャネルです。
カートリッジテープを10巻収納できるマガジンを使用してカートリッジテープの交換を行います。
1キャビネットに2つのマガジンで20巻のカートリッジテープの交換ができます。[イメージ図]
交換を行う場合はバックアップソフトウェアによるカートリッジテープの移動操作を行う必要があります。
一度に大量のカートリッジテープを交換する場合は、装置のフロント扉を開け装置内のカートリッジテープを直接交換することができます。[イメージ図]
この場合は、交換する前にバックアップソフトウェアを停止し、交換後はバックアップソフトウェアのインベントリ機能を実行する必要があります。
LTO Ultrium4 テープドライブを搭載した場合は、非圧縮時最大120MB/秒ですので、20ドライブ搭載時に、8.64TB/時(非圧縮時)。LTO Ultrium5 テープドライブを搭載した場合は、非圧縮時最大140MB/秒ですので、20ドライブ搭載時に、10.08TB/時(非圧縮時)、の転送レートとなります。
モデル構成によるカートリッジ搭載巻数と、使用するUltriumカートリッジにより装置あたりの最大容量と巻数が異なります。
詳細は下表をご参照ください。
項目 | LT270 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
カートリッジ収納巻数 | 134 | 248 | 470 | 601~709(注1) | ||
ドライブ搭載数 | 2~20 | |||||
総 記 憶 容 量 |
Ultrium3カートリッジテープ | 非圧縮 | 45.6TB | 91.2TB | 179.2TB | 231.6TB~274.8TB |
Ultrium4カートリッジテープ | 非圧縮 | 91.2TB | 182.4TB | 358.4TB | 463.2TB~549.6TB | |
Ultrium5カートリッジテープ | 非圧縮 | 171TB | 342TB | 672TB | 868.5TB~1,030.5TB |
(注1) テープドライブ数によって収納巻数が異なりますのでご留意下さい。
使用可能ですが、以下の項目を点検し該当するものがあれば修復、あるいは富士通コワーコ(株)より購入した新品に交換してからお使いください。
LT120、LT130およびLT160, LT250のマガジンは、LT270とは形状が異なるため使用できません。
購入できます。購入方法については、営業担当者までご連絡ください。
富士通コワーコ(株)より購入した純正品であればデータカートリッジのバーコードラベルは、使用できます。
作成できません。バーコードラベルは、富士通コワーコ(株)より販売されている純正品をお使いください。
集中監視センターがリモートで監視します。
24時間365日常駐する専門スタッフによりトラブル解決を図ります。
他社のLTO Ultriumドライブを搭載することはできません。
保管環境を守っていることを前提として重要なデータを保管する場合には、10年間で交換することを推奨します。
カートリッジテープの寿命は、使用環境(温度、湿度、塵埃等)や使用回数(テープ走行距離、パス数)により変動します。カートリッジテープの使用環境は、お客様ごとに異なり、寿命を一律に規定することはできませんが、使用回数が多くなるに従って、テープ表面の傷つきやヘッド汚れの増加で、書き込み読み取りのエラーが発生しやすくなります。
このため、下記に公開しております内容を参照いただき、定期的なカートリッジテープの交換を推奨します。
[特集記事]
テープドライブによる確実なバックアップのために。-定期的なメンテナンス、実施していますか?-
カートリッジテープに関する交換時期やメンテナンスに関する情報をご紹介しております。
[関連資料]
LTO Ultrium データカートリッジ ユーザーズガイド (954KB/ 2013年6月版)
LTO Ultriumデータカートリッジに関する注意事項についてご紹介しております。
LT270以外のLTO Ultriumドライブで使っていたクリーニングカートリッジは、使用しないでください。
また、LT270には、富士通コワーコ(株)より販売されている純正品をお使いください。
LT270ではRCI(Remote Cabinet Interface)、電源制御インターフェースオプションによりサーバとの電源連動が可能です。
readのみ使用可能です。
Ultrium4 テープドライブでUltrium3 カートリッジテープに書き込みを行なった場合はUltrium2フォーマットとなります。
Ultrium1カートリッジテープ | Ultrium2カートリッジテープ | Ultrium3カートリッジテープ | Ultrium4カートリッジテープ | Ultrium5カートリッジテープ | |
---|---|---|---|---|---|
Ultrium1テープドライブ | Ultrium1フォーマットread/write 可 | 使用不可 | 使用不可 | 使用不可 | 使用不可 |
Ultrium2テープドライブ | Ultrium1フォーマットread/write 可 | Ultrium2フォーマットread/write 可 | 使用不可 | 使用不可 | 使用不可 |
Ultrium3テープドライブ | Ultrium1フォーマットreadのみ可 | Ultrium2フォーマットread/write 可 | Ultrium3フォーマットread/write 可 | 使用不可 | 使用不可 |
Ultrium4テープドライブ | 使用不可 | Ultrium2フォーマットreadのみ可 | Ultrium3フォーマットread/write 可 | Ultrium4フォーマットread/write 可 | 使用不可 |
Ultrium5テープドライブ | 使用不可 | 使用不可 | Ultrium3フォーマットreadのみ可 | Ultrium4フォーマットread/write 可 | Ultrium5フォーマットread/write 可 |
* 「Ultriumクリーニングカートリッジ U」は、Ultrium1, 2, 3, 4, 5 テープドライブに共通で使用可能
ご使用になるISVにて運用形態や設定内容が異なります。
ISVのマニュアルで混在時の内容について、ご確認をお願いします。
カートリッジテープ, バーコードラベル, バックアップソフトウェア等が必要です。
お使いいただくシステム構成で異なりますので、詳細は営業担当者にご確認ください。