活性予防保守

概要

装置を停止することなく稼働したままの状態で、故障が発生するおそれのある部品を交換します。

保守部品との交換によって、障害を未然に防止できます。

活性予防保守の可否(ETERNUS DX60 S5、ETERNUS DX100 S5/DX200 S5、およびETERNUS AF150 S3/AF250 S3の場合)(活性予防保守可能:活性予防保守不可または対象外:-)

コンポーネント 活性予防保守

ETERNUS DX60 S5

ETERNUS DX100 S5/DX200 S5

ETERNUS AF150 S3/AF250 S3

CE(コントローラーエンクロージャ)
  CM(コントローラーモジュール)
  Memory
(*1)
(*1)
(*1)
BBU
(*1)
(*1)
(*1)
BUD
(*1)
(*1)
(*1)
32G FC-CA
(*1)
(*1)
  SFP+
16G FC-CA
(*2)
(*1)
(*1)
  SFP+
8G FC-CA(*3)
(*2)
  SFP+
10G iSCSI-CA
(*1)
(*1)
  SFP+
10G Base-T iSCSI
(*2)
(*1)
(*1)
  ポート
1G iSCSI-CA
(*2)
(*1)
  ポート
10G NAS-CA
(*1)
 

SFP+

1G NAS-CA
(*1)
 

ポート

12G SAS-CA
(*2)
(*1)
  SFP
電源ユニット(PSU)
ドライブ
電源コード
パネル
DE(ドライブエンクロージャ)
 

電源ユニット(PSU)

ドライブ
パネル
IOM (I/O Module)
FEM (Fan Expander Module)
(*4)
電源コード
SASケーブル
*1  :  該当する部品を活性予防保守対象として選択した場合、該当する部品を搭載しているCMを切り離します。
*2  :  CAを活性予防保守するときは、CAを搭載しているCMを活性予防保守します。
*3  :  ETERNUS DX60 S5だけです。
*4  :  高密度DEに搭載します。

活性予防保守の可否(ETERNUS DX500 S5/DX600 S5およびETERNUS AF650 S3の場合)(活性予防保守可能:活性予防保守不可または対象外:-)

コンポーネント 活性予防保守

ETERNUS DX500 S5/DX600 S5

ETERNUS AF650 S3

CE(コントローラーエンクロージャ)
  CM(コントローラーモジュール)
  Memory
(*1)
(*1)
BUD
(*1)
(*1)
FAN Unit
(*1)
(*1)
PCIe SW
IOCポート
EXPポート
32G FC-CA
  SFP+
16G FC-CA
  SFP+
10G iSCSI-CA
  SFP+
1G iSCSI-CA
  ポート
iSCSI-RA
  ポート
10G NAS-CA
 

SFP+

1G NAS-CA
 

ポート

PFM (PCIe Flash Module)
CPSU (Controller Enclosure Power Supply Unit)
オペレーションパネル (OPNL)
バッテリーユニット
  BCU (Battery Control Unit)
BTU (Battery Unit)

ドライブ

DE(ドライブエンクロージャ)
 

電源ユニット (PSU)

ドライブ
パネル
IOM (I/O Module)
FEM (Fan Expander Module)
(*2)
電源コード
SASケーブル
*1  :  該当する部品を活性予防保守対象として選択した場合、該当する部品を搭載しているCMを切り離します。対象部品が「BUD」の場合、CMを切り離します。
*2  :  高密度DEに搭載します。

活性予防保守の可否(ETERNUS DX8100 S4の場合)(活性予防保守可能:活性予防保守不可または対象外:-)

コンポーネント 活性予防保守
CE(コントローラーエンクロージャ)
  CM(コントローラーモジュール)
  Memory
(*1)
BUD
(*1)
FAN Unit
(*1)
PCIe SW
IOCポート
EXPポート
32G FC-CA
  SFP+
16G FC-CA
  SFP+
10G iSCSI-CA
  SFP+
1G iSCSI-CA
  ポート
iSCSI-RA
  ポート
CEMP
CEMP-D
CPSU (Controller Enclosure Power Supply Unit)
オペレーションパネル (OPNL)
バッテリーユニット
  BCU (Battery Control Unit)
BTU (Battery Unit)
電源コード
ドライブ
(*2)
DE(ドライブエンクロージャ)
 

電源ユニット (PSU)

ドライブ
パネル
IOM (I/O Module)
電源コード
SASケーブル
*1  :  該当する部品を活性予防保守対象として選択した場合、該当する部品を搭載しているCMを切り離します。
*2  :  ETERNUS DX8100 S4(AC200Vモデル)のCEに搭載します。

活性予防保守の可否(ETERNUS DX900 S5またはETERNUS DX8900 S4の場合)(活性予防保守可能:活性予防保守不可または対象外:-)

コンポーネント 活性予防保守
CE(コントローラーエンクロージャ)
  CM(コントローラーモジュール)
  Memory
(*1)
BUD
FAN Unit
(*1)
PCIe SW
IOCポート
BEポート
FRTポート
SVCポート
32G FC-CA
  SFP+
16G FC-CA
  SFP+
10G iSCSI-CA
  SFP+
1G iSCSI-CA
  ポート
iSCSI-RA
  ポート
CEMP
CEMP-D
PFM (PCIe Flash Module)
CPSU (Controller Enclosure Power Supply Unit)
オペレーションパネル (OPNL)
バッテリーユニット
  BCU (Battery Control Unit)
BTU (Battery Unit)
電源コード
ドライブ
FE (Frontend Enclosure)
  FE PSU (Frontend Enclosure Power Supply Unit)
FRT (Frontend Router)
  QSFP+
SVC (Service Controller)
  ポート
Managementケーブル
FE MP
FE MP BRG
オペレーションパネル (OPNL)
FANU (FAN Unit)
FPO-SW
DE(ドライブエンクロージャ)
 

電源ユニット (PSU)

ドライブ
パネル
IOM (I/O Module)
FEM (Fan Expander Module)
(*2)
電源コード
SASケーブル
*1  :  該当する部品を活性予防保守対象として選択した場合、該当する部品を搭載しているCMを切り離します。
*2  :  高密度DEに搭載します。
注意
  • 活性予防保守を開始する前に、「保守作業開始/終了」で保守作業開始操作を実行してください。実行していない場合、活性予防保守を開始できません。

  • 一度に活性予防保守できる部品は、1個だけです。

  • 本機能は、部品が正常状態の場合に実行できます。

  • 交換する部品には、必ず保守部品を使用してください。保守部品以外に交換した場合、動作は保証しません。

  • 本機能で活性予防保守ができる部品とできない部品があります。活性予防保守ができる部品については、以下を参照してください。
  • 以下の場合、本機能は実行できません。
    • 「異常状態」の部品を選択した

    • 装置に組み込まれていない未使用の部品を選択した(ドライブを除く)

    • リビルドを実行中のドライブを選択した

    • 1CMモデルで、CM、IOM、SASケーブル、またはFEM#0を選択した

    • ETERNUS DX100 S5 に搭載したCMがCM-FC(CAが直接実装されているCM)のとき、「CA#0」を選択した

    • ETERNUS DX60 S5 で [ Controller Module 詳細 ] 画面の [ 内部部品 ] タブからCAを選択した

  • 以下の場合、マスタCMの変更が実行されます。
    • マスタCMを選択した

    • 選択した部品が以下のいずれかであり、その部品を搭載しているCMがマスタCMである
      • Memory

      • BUD

      • CA(ETERNUS DX100 S5/DX200 S5およびETERNUS AF150 S3/AF250 S3の場合)

      • FAN Unit(ETERNUS DX500 S5/DX600 S5/DX900 S5ETERNUS DX8100 S4/DX8900 S4、およびETERNUS AF650 S3の場合)

備考
  • ETERNUS DX100 S5 に搭載したCMがCM-FC(CAが直接実装されているCM)の場合、CA#0 を活性予防保守するときは、搭載しているCMを活性予防保守してください。

  • ETERNUS DX60 S5 に搭載したCMがCM-FC(CAが直接実装されているCM)の場合、CAを活性予防保守するときは、搭載しているCMを活性予防保守してください。

ユーザー権限

デフォルトロールにおける実行可否

デフォルトロール 実行可否
Monitor  
Admin  
StorageAdmin  
AccountAdmin  
SecurityAdmin  
Maintainer

権限とロールについては、「役割および権限」を参照してください。

表示内容

[ 接続確認 ] 画面

活性予防保守によって、マスタCMが影響を受ける場合に表示されます。

表示された手順に従って新しいマスタCMがLANに接続されていることを確認をします。

機能ボタン

ボタン 説明

[ 接続確認 ]

新しいマスタCMがLANに接続されていることを確認したあと、クリックします。

新しいマスタCMとLANとの接続状態が確認されます。

[ 接続確認結果 ] 画面

活性予防保守によって、マスタCMが影響を受ける場合に表示されます。

新しいマスタCMとLANとの接続状態の確認結果が表示されます。

機能ボタン

ボタン 説明

[ 接続確認 ]

接続に失敗した場合に、新しいマスタCMがLANに接続されていることを再度確認し、クリックします。

新しいマスタCMとLANとの接続状態が再度確認されます。

[ 処理再開 ]

接続に成功した場合にクリックします。

対象部品の切り離しが開始されます。

操作手順

  1. 活性予防保守する部品を選択し、[ アクション ] から「活性予防保守」をクリックします。

    → 確認画面が表示されます。

    注意
    • 活性予防保守によって影響を受ける部品がある場合は、その旨メッセージが表示されます。影響を受ける部品を確認してください。

  2. [ OK ] ボタンをクリックします。

    → 開始される処理および表示される画面は、以下のとおり異なります。

    • 活性予防保守によって、マスタCMが影響を受ける場合

      → マスタCMが変更され、[ 接続確認 ] 画面が表示されます。手順3に進んでください。

    • 活性予防保守によって、マスタCMが影響を受けない場合

      → 対象部品の切り離しが開始されます。手順6に進んでください。

  3. 表示された手順に従って、新しいマスタCMがLANに接続されていることを確認します。

  4. 確認が完了したら、[ 接続確認 ] ボタンをクリックします。

    [ 接続確認結果 ] 画面が表示されます。

  5. 接続状態の確認結果を確認し、[ 処理再開 ] ボタンをクリックします。

    → 対象部品の切り離しが開始されます。

    注意
    • 新しいマスタCMとLANとの接続に失敗した場合は、接続状態を再度確認し、手順4に戻ってください。

  6. [ 完了 ] ボタンをクリックして、手順1で対象部品を選択した画面に戻ります。

    備考
    • NAS-CAまたはNAS-CAポートの活性予防保守の場合、処理が完了するまでに最大5分かかります。[ 完了 ] ボタンをクリックしてから、しばらくお待ちください。対象部品の Fault LED(橙)が点灯していることを確認してから、部品を交換してください。