SASポートパラメーター設定

概要

装置とホスト間の接続に使用する、SASホストインターフェースポートのパラメーターを設定します。

注意
  • 本機能は、ETERNUS DX60 S5/DX100 S5/DX200 S5 でサポートします。

  • 運用中にポートパラメーターを変更する場合は、必ず設定を変更するポートに接続されているホストアクセスを停止してください。新規に増設したCAのポートパラメーターを変更する場合は、ホストアクセスを停止する必要はありません。

備考
  • SASのパラメーター設定については各OS種別対応の『構築ガイド(サーバ接続編)』を参照してください。

ユーザー権限

デフォルトロールにおける実行可否

デフォルトロール 実行可否
Monitor  
Admin
StorageAdmin
AccountAdmin  
SecurityAdmin  
Maintainer

権限とロールについては、「役割および権限」を参照してください。

設定内容

SASポートパラメーターの設定

装置とホスト間のポートの接続情報(SASポートの詳細情報)を設定します。

項目 説明 設定値

ポート

設定対象となるポートを選択します。

選択肢として対象ポートの位置情報が表示されます。

CM#x CA#y Port#z

x:CM番号

y:CA番号

z:Port番号

タイプ

対象ポートのタイプが表示されます。

6G SAS

12G SAS

注意
  • 「6G SAS」は、ETERNUS DX60 S5 でサポートします。

  • 「12G SAS」は、ETERNUS DX60 S5/DX100 S5/DX200 S5 でサポートします。

転送速度

対象ポートの転送速度を選択します。

SASのタイプにより、選択できる転送速度が異なります。

  • タイプが 「6G SAS」の場合
    • Auto-negotiation

    • 1.5 Gbit/s

    • 3 Gbit/s

    • 6 Gbit/s

  • タイプが 「12G SAS」の場合
    • Auto-negotiation

    • 3 Gbit/s

    • 6 Gbit/s

    • 12 Gbit/s

Auto-negotiation

1.5 Gbit/s

3 Gbit/s

6 Gbit/s

12 Gbit/s

Reset Scope

対象ポートのリセット作用範囲を選択します。

リセット作用範囲とは、対象ポートが複数のサーバと接続している場合、サーバからのコマンドリセット要求が作用する範囲のことです。

  • I_T_L (I:Initiator、T:Target、L:LUN)

    コマンドリセット要求を送信したサーバからのコマンド要求だけをリセット(キャンセル)します。

  • T_L (T:Target、L:LUN)

    対象ポートに接続される全サーバから受けているコマンド要求をすべてリセット(キャンセル)します。

I_T_L

T_L

Chipリセット時のリザベーション解除

対象ポート(チップ)がリセットされたとき、ボリュームのリザーブ状態解除を「有効にする」か、「無効にする」を選択します。

有効にする

無効にする

操作手順

  1. パラメーターを設定するSASポートを選択し(複数選択可)、[ アクション ] から「SASポートパラメーター設定」をクリックします。
    備考
    • 一度の操作で複数ポートに同じパラメーターまたは異なるパラメーターを設定できます。設定する際は、対象ポートを選択後、ポートごとにパラメーターを指定します。すべてのポートのパラメーターを指定後、[ 設定 ] ボタンをクリックします。

  2. 選択したすべてのポートにパラメーターを指定し、[ 設定 ] ボタンをクリックします。

    → 確認画面が表示されます。

    注意
    • 入力条件を満たしていないパラメーターがある場合、エラー画面が表示されます。

  3. [ OK ] ボタンをクリックします。

    → SASポートパラメーター設定が開始されます。

  4. [ 完了 ] ボタンをクリックして、[ SASポート ] 画面に戻ります。