NAS

概要

NASの共有フォルダー一覧が表示されます。

本機能は、ユニファイドストレージ環境の場合に表示されます。

注意
  • ETERNUS DX60 S5、ETERNUS DX900 S5ETERNUS DX8100 S4/DX8900 S4、およびETERNUS AF150 S3/AF250 S3/AF650 S3 では、「NAS」は未サポートです。

  • NASボリューム(NAS運用ボリュームまたはNASバックアップボリューム)のメタキャッシュ再配置中に共有フォルダー一覧を表示しようとすると、最大2分間処理が遅延する場合があります。

備考
  • SAN環境で動作していた装置をユニファイドストレージ環境で使用するためには、ユニファイドアップグレードが必要です。詳細は、「ユニファイドストレージライセンス登録」および「コントローラーファームウェア適用」を参照してください。ユニファイドアップグレード後、カテゴリーに本機能が表示されます。

  • 共有フォルダーには、ホームディレクトリを含みます。

    「ホームディレクトリ」とは、ユーザーごとに作成され、ユーザーが自由に使用できる専用の共有フォルダーです。Active Directory認証サーバまたはローカルユーザー認証で認証されたユーザーが、CIFS接続でホームディレクトリを使用します。

ユーザー権限

デフォルトロールにおける実行可否

デフォルトロール 実行可否
Monitor
Admin
StorageAdmin
AccountAdmin  
SecurityAdmin
Maintainer

権限とロールについては、「役割および権限」を参照してください。

表示内容

共有フォルダー

項目 説明

No.

共有フォルダー番号(0 ~ 255)が表示されます。

注意
  • NASバックアップボリュームをリストアした場合、リストア対象のNASバックアップボリュームに属する共有フォルダーの番号は変更される場合があります。リストア後に本機能でリストアした共有フォルダーの番号を確認してください。なお、リストア対象でない共有フォルダーの番号は変更されません。

共有フォルダー名

共有フォルダー名が表示されます。

本項目に「homes」が表示された共有フォルダーがホームディレクトリです。ユーザー専用の共有フォルダーは、「homes」フォルダー配下に作成されます。ホームディレクトリには、固定で表示される項目があります。詳細は、「ホームディレクトリの設定内容」を参照してください。

注意
  • 日本語の共有フォルダー名は、文字コード (UTF-8) で表示されます。共有フォルダーを扱うサーバなどの OS が「UTF-8」を許容していない場合、共有フォルダー名を正しく表示できない場合があります。

プロトコル

共有フォルダーのプロトコルが表示されます。

  • Windows CIFS を使用する場合、「CIFS」

  • UNIX NFS を使用する場合、「NFS」

  • Windows CIFSまたはUNIX NFS を使用する場合、「CIFS/NFS」

共有状態

共有状態が表示されます。

  • Online

    共有状態です。

  • Offline

    共有状態ではありません。

  • Unknown

    上記以外の状態です。

処理

共有フォルダーで現在実行中の処理が表示されます。

NASデータ削除中の場合、「データ削除中」が表示されます。

現在実行中の処理がない場合、「-」(ハイフン)が表示されます。

書込み権限

共有フォルダーに書き込み権限が設定されている場合は「Yes」が、設定されていない場合は「No」が表示されます。

IPアドレス

共有フォルダーにアクセスするためのIPアドレスが表示されます。

Oplocks

共有フォルダーがファイルをロックすることで競合を回避する Opportunistic locking (Oplocks) 機能を使用している場合は「Enable」が、使用していない場合は「Disable」が表示されます。

プロトコルが NFSの場合、「-」(ハイフン)が表示されます。

ボリューム番号

共有フォルダーが存在する NAS運用ボリュームの番号が表示されます。

ボリューム名

共有フォルダーが存在する NAS運用ボリュームの名前が表示されます。

ボリューム総容量

共有フォルダーが存在する NAS運用ボリュームの総容量(400.00 GB ~ 128.00 TB)が表示されます。

ボリューム総空き容量

共有フォルダーが存在する NAS運用ボリュームの総空き容量(0.00 MB ~ 128.00 TB)が表示されます。

所有者

共有フォルダーの所有者が表示されます。

グループ

共有フォルダーのグループが表示されます。

データアクセスのSMB暗号化

データアクセスのSMB暗号化の有効/無効が表示されます。

共有フォルダーにアクセスする際、データをSMBプロトコルベースで暗号化する場合は「Enable」が、暗号化しない場合は「Disable」が表示されます。

プロトコルが「NFS」の場合、「-」(ハイフン) が表示されます。

アクセス許可設定に基づいた列挙

アクセス許可設定に基づいた列挙の有効/無効が表示されます。

アクセス制御(ACL 機能)により参照許可のない共有フォルダーおよびディレクトリを非表示にする場合は「Enable」が、非表示にしない場合は「Disable」が表示されます。

プロトコルが「NFS」の場合、「-」(ハイフン) が表示されます。

CIFS許可ホスト

CIFS許可ホストのリストが表示されます。

CIFS拒否ホスト

CIFS拒否ホストのリストが表示されます。

NFS許可ホスト

NFS許可ホストのリストが表示されます。

CIFSアクセス許可

共有フォルダーに設定されているCIFSアクセス権限が表示されます。

プロトコルが「NFS」の場合は、「-」(ハイフン)が表示されます。

  • CIFSアクセス権限は以下の形式で表示されます。

    ユーザー名またはグループ名 [ タイプ, 権限 ]

    • タイプ

      ユーザー/グループ種別(u:User, g:Group)です。

    • 権限

      アクセス権限(r:Read Only, rw:Read/Write)です。

      • 「Read/Write」の場合、共有フォルダーの読み取り/書き込みを許容します。

      • 「Read Only」の場合、共有フォルダーは読み取り専用です。

  • グループ名に「Everyone」が表示された場合、すべてのユーザーおよびグループに対し、指定された権限が有効になります。この場合、タイプは省略されます。

[ 例 ]

aaa000 [u, rw](種別は「User」、名前は「aaa000」、権限は「Read/Write」)

group0 [g, r](種別は「Group」、名前は「group0」、権限は「Read Only」)

Everyone [rw](種別は「Everyone」、権限は「Read/Write」)

備考
  • ユーザーおよびグループは、Active Directory認証サーバで管理されているユーザー情報です。

  • 「Read/Write」は、「Read Only」より優先されます。
    • ユーザーA に「Read Only」を、ユーザーA を含むグループA に「Read/Write」が設定されている場合、ユーザーA を含むグループA 内のすべてのユーザーが「Read/Write」になります。

    • ユーザーA に「Read/Write」を、ユーザーA を含むグループA に「Read Only」が設定されている場合、ユーザーA が「Read/Write」、ユーザーA を除くグループA 内のすべてのユーザーが「Read Only」になります。

  • 種別が「Everyone」の場合、ETERNUS DX S5 series で認証されたすべてのグループに「Read/Write」または「Read Only」を指定したときと同様になります。

ホームディレクトリの設定内容

ホームディレクトリの場合、以下の内容は固定で表示されます。

項目 表示内容
共有フォルダー名 homes
プロトコル CIFS
書込み権限 Yes
アクセス許可設定に基づいた列挙 Disable
NFS許可ホスト 空白になります。
CIFSアクセス許可 空白になります。