コピーパラメーター設定
概要
SnapOPC+実行中にSDP容量が不足すると、そのコピーセッションとそれ以前の世代のコピーセッションはエラー停止します。本機能は閾値とSDPEを変更するときに使用します。
ETERNUS DX8100 S4 では、本機能は未サポートです。
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本機能を実行するには、アドバンスト・コピー機能のライセンスの登録またはユニファイドストレージ環境が必要です。
- SDPの閾値設定
SDP使用率が閾値を超えたときに自動的にユーザーに通知することができます。通知する場合は、通知方法を事前に指定します。詳細は、「イベント通知設定」を参照してください。
複数レベルの閾値に同時に達した場合、最も高いレベルの通知が行われます。
通知は各ポリシーレベルで1回だけです。前回の通知から24時間以内は、閾値に達しても通知されません。24時間経過後であれば通知されます。
- SDPE 設定
現在のSDPEとSDP容量を確認できます。詳細は「Snap Data Pool」を参照してください。
最大SDP容量は、SDPEにより決定します。以下にSDPEごとの最大SDP容量を示します。
なお、装置に搭載可能なドライブの最大物理容量により、最大SDP 容量は制限されます。
SDPEごとの最大SDP容量
モデル SDPE 最大SDP容量 ETERNUS DX60 S5/DX100 S5/DX200 S5
1GB 32TB 2GB 64TB 4GB 128TB ETERNUS DX500 S5/DX600 S5
1GB 64TB 2GB 128TB 4GB 256TB ETERNUS DX900 S5
ETERNUS DX8900 S4
1GB 128TB 2GB 256TB 4GB 512TB ETERNUS AF150 S3/AF250 S3
1GB 32TB 2GB 64TB 4GB 128TB ETERNUS AF650 S3
1GB 64TB 2GB 128TB 4GB 256TB 運用中にSDPEを変更すると、それ以降に作成したSDPVのSDPEが変更されます。使用中のSDPVや作成済みのSDPVのSDPEは、既存のまま変更されません。SDPEは運用を開始する前に決定し、運用後は変更しないことを推奨します。
ユーザー権限
デフォルトロールにおける実行可否
| デフォルトロール | 実行可否 |
|---|---|
| Monitor | |
| Admin | |
| StorageAdmin | |
| AccountAdmin | |
| SecurityAdmin | |
| Maintainer |
権限とロールについては、「役割および権限」を参照してください。
設定内容
SDPのポリシーレベルごとに、通知を行う閾値を指定します。
Snap Data Poolのポリシー
| 項目 | 説明 | 設定値 |
|---|---|---|
ポリシーレベル1(情報)閾値 |
指定したSDP使用率の閾値に達した場合、ポリシーレベル1(情報)として通知します。 |
半角数字 1 ~ 97 % 50 %(初期値) |
ポリシーレベル2(警告)閾値 |
指定したSDP使用率の閾値に達した場合、ポリシーレベル2(警告)として通知します。 |
半角数字 2 ~ 98 % 70 %(初期値) |
ポリシーレベル3(エラー)閾値 |
指定したSDP使用率の閾値に達した場合、ポリシーレベル3(エラー)として通知します。 |
半角数字 3 ~ 99 % 99 %(初期値) |
SDPE設定
| 項目 | 説明 | 設定値 |
|---|---|---|
SDPE |
SDPEを選択します。 |
1GB(初期値) 2GB 4GB |
操作手順
SDP使用率の閾値とSDPEを指定します。
[ アクション ] から「コピーパラメーター設定」をクリックします。
各項目を指定し、[ 設定 ] ボタンをクリックします。
→ 確認画面が表示されます。
注意「ポリシーレベル1の閾値」 < 「ポリシーレベル2の閾値」 < 「ポリシーレベル3の閾値」の大小関係が成り立たない状態で [ 設定 ] ボタンをクリックした場合、エラー画面が表示されます。
[ OK ] ボタンをクリックします。
→ コピーパラメーター設定が実行されます。
[ 完了 ] ボタンをクリックして、[ Snap Data Pool ] 画面に戻ります。

