RECディスクバッファー割当
概要
RECディスクバッファー を RECバッファー に割り当てます。または、RECディスクバッファーの割り当てを削除します。
RECディスクバッファーを割り当てるRECバッファーの条件
RECバッファーの用途が「送信用」であること
- RECバッファー1個に対し、割り当てるRECディスクバッファー数が以下の個数であること
ETERNUS DX200 S5の場合:1個または2個
ETERNUS DX500 S5/DX600 S5の場合:1個または2個
ETERNUS DX900 S5の場合:1個、2個、または4個(ただし、実装CM数以下であること)
ETERNUS DX8900 S4の場合:1個、2個、4個、または6個(ただし、実装CM数以下であること)
ETERNUS AF250 S3の場合:1個または2個
ETERNUS AF650 S3の場合:1個または2個
- RECバッファー1個に複数のRECディスクバッファーを割り当てる場合の必須条件
ドライブタイプ(Online/Nearline/SSD/Online SED/Nearline SED/SSD SED)が同じであること (*1)
ドライブ数(2個、4個、または8個)が同じであること
暗号化状態(CM/「-」/SED)が同じであること
- RECバッファー1個に複数のRECディスクバッファーを割り当てる場合の推奨条件
Stripe Depth が同じであること (*2)
容量が同じであること (*3)
SSDタイプ(SSD-H/SSD-M/SSD-L/SSD-H SED/SSD-M SED/SSD-L SED)が同じであること
*1 : 1つのRECバッファーに「Online」だけ、または「Nearline」だけのRECディスクバッファーを割り当てることを推奨します。1つのRECバッファーに「Online SED」だけ、または「Nearline SED」だけのRECディスクバッファーを割り当てることを推奨します。混在して割り当てると、使用できる容量が少なくなったり、アクセス性能が低下したりする場合があります。 *2 : 使用するRECディスクバッファーの Stripe Depth が異なる場合、RECディスクバッファーのアクセス性能に影響が及ぶ場合があります。 *3 : 使用するRECディスクバッファーの容量が異なる場合、すべてのRECディスクバッファーが、最小容量のRECディスクバッファーと同じ容量のRECディスクバッファーとして扱われます。その場合、容量の大きいRECディスクバッファーの残りの領域は使用できません。
本機能は、自装置(RECディスクバッファーを割り当てる装置)がRECをサポートしている場合だけ実行できます。
RECディスクバッファーは、複数のRECバッファー間で共有できません。
RECバッファーを使用しているRECが動作中の場合、事前に該当のRECセッションを Suspend してください。
RECバッファーへRECディスクバッファーを割り当てる場合は、事前にRECディスクバッファーの作成が必要です。詳細は、「RECディスクバッファー作成」を参照してください。
RECディスクバッファーの Stripe Depth は、[ RECディスクバッファー詳細 ] 画面で確認できます。詳細は、「RECディスクバッファー」を参照してください。
ユーザー権限
デフォルトロールにおける実行可否
| デフォルトロール | 実行可否 |
|---|---|
| Monitor | |
| Admin | |
| StorageAdmin | |
| AccountAdmin | |
| SecurityAdmin | |
| Maintainer |
権限とロールについては、「役割および権限」を参照してください。
表示内容
選択したRECバッファーとそのRECバッファーに割り当てる、または割り当てられているRECディスクバッファーが表示されます。
RECバッファー情報
| 項目 | 説明 |
|---|---|
|
グループ |
RECディスクバッファーを割り当てるRECバッファーの管理グループ番号が表示されます。 ETERNUS DX200 S5:0 ~ 3 ETERNUS DX500 S5/DX600 S5/DX900 S5:0 ~ 7 ETERNUS DX8100 S4/DX8900 S4:0 ~ 7 ETERNUS AF250 S3:0 ~ 3 ETERNUS AF650 S3:0 ~ 7 |
|
接続先 Box ID |
RECディスクバッファーを割り当てるRECバッファーの接続先装置のBox IDが表示されます。 接続先装置の経路が削除された場合は、「???」が表示されます。 |
|
状態 |
RECディスクバッファーを割り当てるRECバッファーの状態が表示されます。
|
|
サイズ |
RECディスクバッファーを割り当てるRECバッファーの容量が表示されます。 ETERNUS DX200 S5: 128 MB, 256 MB, 512 MB ETERNUS DX500 S5/DX600 S5/DX900 S5: 128 MB, 256 MB, 512 MB, 1024 MB, 2048 MB ETERNUS DX8100 S4/DX8900 S4: 128 MB, 256 MB, 512 MB, 1024 MB, 2048 MB ETERNUS AF250 S3: 128 MB, 256 MB, 512 MB ETERNUS AF650 S3: 128 MB, 256 MB, 512 MB, 1024 MB, 2048 MB |
RECディスクバッファー割当
| 項目 | 説明 |
|---|---|
|
No. |
RECディスクバッファーのRAIDグループ番号が表示されます。 |
|
名前 |
RECディスクバッファーのRAIDグループ名が表示されます。 |
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状態 |
RECディスクバッファーのRAIDグループのステータスが表示されます。 詳細は、「RAIDグループのステータス」を参照してください。 |
|
総容量 |
RECディスクバッファーの総容量が表示されます。 |
|
担当CM |
RECディスクバッファーとして登録したRAIDグループの担当CMが表示されます。 ETERNUS DX900 S5またはETERNUS DX8900 S4の場合 CE#x CM#y そのほかのモデルの場合 CM#y x:CE番号 y:CM番号 |
|
ドライブタイプ |
RECディスクバッファーのドライブの種別が表示されます。 ドライブ種別が混在した場合、以下のように表示されます。
|
|
ドライブ数 |
RECディスクバッファーのドライブ数が表示されます。 2 4 8 |
|
暗号化 |
RECディスクバッファーの暗号化状態が表示されます。 CM:CMによる暗号化 「-」(ハイフン):非暗号化 SED:SEDによる暗号化 |
機能ボタン
| ボタン | 説明 |
|---|---|
[ 追加 ] |
RECディスクバッファーを割り当てます。 割り当てられているRECディスクバッファーの数が以下の場合、および追加するRECディスクバッファーが割り当て条件を満たしている場合に、[ 追加 ] ボタンがクリックできます。 ETERNUS DX200 S5、ETERNUS DX500 S5/DX600 S5、およびETERNUS AF250 S3/AF650 S3:0または1 ETERNUS DX900 S5:0 ~ 3(実装CM数未満) ETERNUS DX8900 S4:0 ~ 5(実装CM数未満) |
[ 削除 ] |
指定されたRECディスクバッファーの割り当てを削除します。 RECディスクバッファーが1つも割り当てられていない場合、[ 削除 ] ボタンは表示されません。 |
設定内容
RECバッファーに割り当てるRECディスクバッファーを選択します。
[ RECディスクバッファー選択 ] 画面
RECディスクバッファー選択
下記以外の項目の説明は「RECディスクバッファー割当」を参照してください。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
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RECディスクバッファー選択チェックボックス |
RECバッファーに割り当てるRECディスクバッファーのチェックボックスをオンにします。 RECディスクバッファーの選択条件は「RECディスクバッファーを割り当てるRECバッファーの条件」を参照してください。 備考
|
操作手順
RECディスクバッファーを割り当てる場合
RECディスクバッファーを割り当てます。
RECディスクバッファーを割り当てるRECバッファーを選択し、[ アクション ] から「RECディスクバッファー割当」をクリックします。
[ 追加 ] ボタンをクリックします。
→ [ RECディスクバッファー選択 ] 画面が表示されます。
割り当てるRECディスクバッファーのチェックボックスをオンにし(複数選択可)、[ OK ] ボタンをクリックします。
→ RECディスクバッファーが追加されます。
注意RECバッファーに複数のRECディスクバッファーを割り当てる場合、同じ容量のRECディスクバッファーを選択してください。
- 以下の場合、エラー画面が表示されます。
割り当て条件満たすRECディスクバッファーが装置に1つも登録されていない
RECバッファーに割り当てたRECディスクバッファーの個数がモデルごとの最大数を超えている
選択したRECディスクバッファーが割り当て条件を満たしていない
備考RECディスクバッファーの割り当てを削除する場合は、該当RECディスクバッファー(RAIDグループ)の [ 削除 ] ボタンをクリックします。
RECディスクバッファーの割り当てが完了したら、[ 設定 ] ボタンをクリックします。
→ 確認画面が表示されます。
[ OK ] ボタンをクリックします。
→ RECディスクバッファーの割り当てが開始されます。
[ 完了 ] ボタンをクリックして、[ RECバッファー ] 画面に戻ります。
RECディスクバッファーの割り当てを削除する場合
RECバッファーからRECディスクバッファーの割り当てを削除します。
RECディスクバッファーの割り当てを削除するRECバッファーを選択し、[ アクション ] から「RECディスクバッファー割当」をクリックします。
割り当てを削除するRECディスクバッファー(RAIDグループ)の [ 削除 ] ボタンをクリックします。
→ 一覧からRECディスクバッファーが削除されます。
[ 設定 ] ボタンをクリックします。
→ 確認画面が表示されます。
[ OK ] ボタンをクリックします。
→ RECディスクバッファーの削除が開始されます。
[ 完了 ] ボタンをクリックして、[ RECバッファー ] 画面に戻ります。

