SED復旧
概要
ロック状態のRAIDグループを復旧します。
ロック状態とは、鍵サーバからSED認証鍵を取得できないことが原因で生じるRAID閉塞状態です。
復旧対象RAIDグループ
装置内でロック状態の全RAIDグループ
本機能で復旧可能な状態
ディスク組み込み/強制組み込み時のロック状態
RAIDグループ強制復旧(組み込み時)時のロック状態
DE異常から復旧時のロック状態
ディスクファームウェア適用時のロック状態
ディスクがエコモード休止状態から稼働したときのロック状態
装置起動/再起動時に鍵サーバと通信できない場合のロック状態
本機能はロック状態のRAIDグループだけ復旧可能です。上記以外の理由でロック状態になったRAIDグループの復旧はできません。ステータスが「Broken」のRAIDグループは、「RAIDグループ復旧」で復旧できる可能性があります。「RAIDグループ復旧」は、「保守作業」の権限を持つ担当保守員の作業です。
- ロック状態からのSED復旧は、鍵グループのリカバリーモードに従います。リカバリーモードは、[ 鍵グループ ] 画面で確認できます。詳細は、「鍵グループ」を参照してください。
「自動」の場合、装置内で定期的にRAIDグループを監視し、ロック状態のRAIDグループを自動的に復旧させます。
「手動」の場合、本機能を使用して、ロック状態のRAIDグループを手動で復旧させます。
リカバリーモードは鍵グループ作成時に設定します。詳細は、「鍵グループ作成」を参照してください。
鍵グループが作成されていない場合やロック状態のRAIDグループが存在しない場合も本機能を実行できます。復旧対象のRAIDグループが1つもない場合、本機能は正常終了します。
ユーザー権限
デフォルトロールにおける実行可否
| デフォルトロール | 実行可否 |
|---|---|
| Monitor | |
| Admin | |
| StorageAdmin | |
| AccountAdmin | |
| SecurityAdmin | |
| Maintainer |
権限とロールについては、「役割および権限」を参照してください。
操作手順
[ アクション ] から「SED復旧」をクリックします。
→ 確認画面が表示されます。
[ OK ] ボタンをクリックします。
→ SED復旧が開始されます。
[ 完了 ] ボタンをクリックして、[ SED鍵グループ ] 画面に戻ります。

