自動メタキャッシュ分散配置有効

概要

自動メタキャッシュ分散配置を有効にします。

メタキャッシュの「現在の配置」が「初期の配置」と異なる場合、装置に登録されているすべてのNASボリュームのメタキャッシュを、以下のタイミングで自動的に初期の配置に戻します。

  • NAS Engine 組み込み時またはCM組み込み時

  • 毎時30分

メタキャッシュの再配置は、「メタキャッシュ分散配置初期化」を使用することを推奨します。本機能を使用した場合、ホストI/Oに関係なく毎時30分にメタキャッシュの再配置が実行され、NAS関連の処理が最大2分間遅延することがあります。

本機能は、ユニファイドストレージ環境で使用します。

注意
  • メタキャッシュ再配置中のNASボリュームで以下の操作を実行すると、その操作の処理が再配置終了まで NASボリュームあたり最大2分間遅延することがあります。
    • NASボリュームの削除

    • NASボリュームの状態表示

    • 共有フォルダー一覧の表示

    • 共有フォルダーの作成

    • 共有フォルダーの削除

    • 共有フォルダーの変更

  • 自動メタキャッシュ分散配置の実行と以下の操作が競合すると、先行している処理が優先されます。
    • NAS運用ボリュームの容量拡張

    • NAS運用ボリュームのバックアップ

    • スナップショット採取

    先行している処理が5分以内に終了しない場合、あとから実行した処理はエラーになります。
  • 以下の処理がすべて完了すると、自動メタキャッシュ分散配置処理が動作します。
    • コントローラーファームウェア適用

    • 両CM(CM#0およびCM#1)のファームウェア版数一致

    • CM組み込み

備考
  • メタキャッシュの現在の配置および初期の配置を確認できます。詳細は、「メタキャッシュ分散配置」を参照してください。

ユーザー権限

デフォルトロールにおける実行可否

デフォルトロール 実行可否
Monitor  
Admin
StorageAdmin
AccountAdmin  
SecurityAdmin  
Maintainer

権限とロールについては、「役割および権限」を参照してください。

操作手順

  1. [ アクション ] から「自動分散配置有効」をクリックします。

    → 確認画面が表示されます。

    注意
    • すでに自動メタキャッシュ分散配置が有効の場合、「自動分散配置有効」はクリックできません。

  2. [ OK ] ボタンをクリックします。

    → 自動メタキャッシュ分散配置の有効設定が開始されます。

  3. [ 完了 ] ボタンをクリックして、[ メタキャッシュ分散配置 ] 画面に戻ります。