鍵サーバ追加

概要

鍵サーバを追加します。

鍵サーバとは、SED認証鍵(以降、鍵)を管理する外部サーバです。装置とSSLによるセキュアな通信で鍵の取得や更新を可能とする鍵サーバを使用することで、より安全な環境で鍵を管理します。鍵サーバは最大2台登録できます。

鍵サーバには、鍵管理ソフトウェア「ETERNUS SF KM」をインストールしたサーバを使用します。鍵管理ソフトウェアとして「IBM Security Key Lifecycle Manager」も使用できます。

注意
  • 鍵サーバで鍵を管理すると、必要に応じて鍵サーバから鍵を取得します。例えば、鍵グループにRAIDグループを追加したときや、鍵管理対象RAIDグループに属するSEDを保守したときなどです。装置と鍵サーバ間は常に接続できる状態を保持してください。装置から1台の鍵サーバに鍵を取得しに行ったとき、鍵サーバが30秒以内に応答する必要があります。ネットワークタイムアウトが発生するような環境で使用しないでください。

ユーザー権限

デフォルトロールにおける実行可否

デフォルトロール 実行可否
Monitor  
Admin
StorageAdmin  
AccountAdmin  
SecurityAdmin
Maintainer  

権限とロールについては、「役割および権限」を参照してください。

設定内容

鍵サーバ設定

項目 説明 設定値

サーバID

「1」、「2」の順序で、未登録のサーバIDが表示されます。「1」が登録済みの場合、「2」が表示されます。

鍵グループ作成時にマスタサーバとスレーブサーバに割り当てるサーバIDを指定します。詳細は、「鍵グループ作成」を参照してください。

ドメイン名/IPアドレス

鍵サーバのドメイン名 (FQDN)またはIPアドレスを入力します。

IPアドレスの指定方法には、「IPv4」と「IPv6」があります。入力できるIPv6アドレスは、「リンクローカルアドレス」、「グローバルアドレス」、「ユニークローカルアドレス」、または「6to4アドレス」です。詳細は、「設定可能なIPv6アドレス」 を参照してください。現在の設定状態を表示する際、IPv6アドレスは省略表記になります。

ドメイン名の場合

1 ~ 63文字の半角英数字記号

IPv4アドレスの場合

xxx.xxx.xxx.xxx

xxx:先頭は、1~255(10進数)

xxx:そのほかは、0~255(10進数)

IPv6アドレスの場合

xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx

xxxx:0 ~ ffff (FFFF)(16進数、半角英数字)

詳細は、「IPv6のアドレス表記」を参照

ポート番号

鍵サーバとの通信に使用するポート番号を入力します。

半角数字

1 ~ 65535

5696(初期値)

LANポート

鍵サーバとの通信に使用するLANポートを「MNT」と「RMT」から選択します。

MNT(初期値)

RMT

操作手順

  1. [ アクション ] から「鍵サーバ追加」をクリックします。

  2. 各項目を設定し、[ 追加 ] ボタンをクリックします。

    → 確認画面が表示されます。

    注意
    • 以下の場合、エラー画面が表示されます。
      • 各項目が入力条件を満たしていない

      • 入力したドメイン名またはIPアドレスはすでにほかの鍵サーバで使用されている

      • 入力したIPアドレスはLANポート (MNT/RMT)のIPアドレスと一致している

      • 入力したIPアドレスはLANポート (MNT/RMT)のネットワークアドレスと一致している

  3. [ OK ] ボタンをクリックします。

    → 鍵サーバ追加が開始されます。

  4. [ 完了 ] ボタンをクリックして、[ 鍵管理 ] 画面に戻ります。