コントローラーファームウェア削除

概要

CMの BUD (Bootup and Utility Device) に登録されているコントローラーファームウェアを削除します。

注意
  • 以下の場合、本機能は実行できません。
    • 装置の操作モードが「Maintenance Mode」ではない

    • REMCSセンターまたは他装置からコントローラーファームウェアを受信中

    • 稼働中の世代だけコントローラーファームウェアが登録されている

備考
  • 本機能は、SANシステム専用のコントローラーファームウェアとユニファイドファームウェア (*1)の両方を削除できます。

    *1  :  ユニファイドストレージ機能を持つコントローラーファームウェアのことです。
  • SAN装置からユニファイドストレージ装置へのアップグレードが正常に終了すると、SAN専用コントローラーファームウェアは不要になります。SAN専用コントローラーファームウェアを削除する場合は、以下の確認と作業が必要です。
    • 事前にユニファイドファームウェアを非活性で2回適用し、両方のEC(EC#1/EC#2)にユニファイドファームウェアが登録されていることを確認します。

    • 本機能を使用して、SAN専用コントローラーファームウェアをすべて(最大2世代)削除します。

      ユニファイドファームウェアとSAN専用コントローラーファームウェアは、版数で区別できません。稼働欄に「EC#1」および「EC#2」が表示されていない世代のコントローラーファームウェアを選択します。

ユーザー権限

デフォルトロールにおける実行可否

デフォルトロール 実行可否
Monitor  
Admin  
StorageAdmin  
AccountAdmin  
SecurityAdmin  
Maintainer

権限とロールについては、「役割および権限」を参照してください。

表示内容

登録済みのコントローラーファームウェアが表示されます。

コントローラーファームウェア選択

項目 説明

世代

コントローラーファームウェアの世代(1 ~ 3)が表示されます。

ファームウェア版数

コントローラーファームウェアの版数が表示されます。登録されていない場合、空白になります。

VxxLyy-zzzz

Vxx:Version

Lyy:Level

zzzz:リリース

登録日

コントローラーファームウェアの登録日(YYYY-MM-DD)が表示されます。登録されていない場合、「-」(ハイフン)が表示されます。

稼働

コントローラーファームウェアがフラッシュメモリに登録されている場合、ファームウェア登録のEC情報が表示されます。登録されていない場合、空白になります。

  • EC#1

    ファームウェア領域 (EC#1) に格納されています。

  • EC#2

    ファームウェア領域 (EC#2) に格納されています。

補足情報

  • 稼働中

    稼働中のコントローラーファームウェアです。

  • 次回稼働

    次回装置起動時に稼働するコントローラーファームウェアです。

注意
  • 本機能を実行する前に、両方のEC(EC#1/EC#2)がユニファイドファームウェアに切り替わっていることを確認してください。

ステータス

コントローラーファームウェアのステータスが表示されます。

  • 有効

    コントローラーファームウェアが登録されています。

  • ファームウェア登録中(受信中)

    リモートサポートによるコントローラーファームウェア受信中です。

  • ファームウェア登録中(中断中)

    リモートサポートによるコントローラーファームウェア受信中断中です。

  • 未登録

    コントローラーファームウェアは未登録です。

操作手順

  1. [ アクション ] から「コントローラーファームウェア削除」をクリックします。

  2. 削除するコントローラーファームウェアを選択して、[ 削除 ] ボタンをクリックします。

    → 確認画面が表示されます。

  3. [ OK ] ボタンをクリックします。

    → コントローラーファームウェア削除が実行されます。

  4. [ 完了 ] ボタンをクリックして、[ ファームウェア保守 ] 画面に戻ります。