リモートファイル制御機構ライセンス登録
概要
リモートファイル制御機構ライセンスを登録します。
リモートファイル制御機構 RFCF-EX (Remote File Copy Facility-EXtended) とは、正センター (*1) が被災などで業務が継続できない場合、副センター (*2) に業務を引き継ぐために遠隔データバックアップを行う機能です。ETERNUS DX8900 S4では、システムの二重化を行う「リモートファイル制御機構(RBS (Remote Backup System) モード)」をサポートします。
リモートファイル制御機構 RFCF-EX(以降、「RFCF-EX運用」と表記)を使用する場合は、正センターおよび副センターのすべての装置 (*3) に本ライセンスを登録してください。
| *1 | : | データ転送時、データを送信するセンターです。 |
| *2 | : | データ転送時、データを受信するセンターです。 |
| *3 | : | 本ライセンスは、RFCF-EX運用を行うすべての装置台数分の手配が必要です。 |
- RFCF-EX運用は、以下の条件で提供します。
サポートモデルは、ETERNUS DX8900 S4 です。ETERNUS DX8100 S4および旧モデルとのRFCF-EX運用は未サポートです。
ホストインターフェースは、FCLINKだけです。OCLINKは未サポートです。
ボリュームタイプは、F6427G、F6427H、およびF6427K です。F6427P、F6427RおよびMVVボリュームは未サポートです。
DVCF運用している装置の場合、RFCF-EX運用は未サポートです。
同一LCUで、RFCF-EX運用とRECを混在して使用することはできません。
装置内でRFCF-EX運用に使用できるのは、8 LCU です。接続先装置数は、1 LCUあたり2台です。
「GS接続機構ライセンス」の登録が必要です。
- 以下の機能は、RFCF-EX運用でリモート転送が停止している状態で使用してください。
コントローラーファームウェア適用
コントローラーファームウェア受信
CE活性増設
LCU設定
LCU削除
IOAマッピング設定
ポートモード設定
RFCF-RA経路設定
本ライセンスは削除できません。
本ライセンスの登録を有効にするためには、装置の再起動が必要です。
本ライセンスを登録後、アクションから本機能をクリックできません。
本ライセンスの登録が正常に完了すると、RFCF-EX運用のアクションおよび項目が表示されます。詳細は、「RFCF-EX運用の構築手順」を参照してください。
本ライセンスの登録状態を確認できます。詳細は、「システム」を参照してください。
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本ライセンスを登録してから装置を再起動すると、RFCF運用に関わる項目の設定およびアクションの実行ができるようになります。 以下の手順に従って、RFCF-EXを構築します。
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ユーザー権限
デフォルトロールにおける実行可否
| デフォルトロール | 実行可否 |
|---|---|
| Monitor | |
| Admin | |
| StorageAdmin | |
| AccountAdmin | |
| SecurityAdmin | |
| Maintainer |
権限とロールについては、「役割および権限」を参照してください。
設定内容
リモートファイル制御機構ライセンス
| 項目 | 説明 | 設定値 |
|---|---|---|
Model Name |
リモートファイル制御機構ライセンスの Model Name(モデル名)を入力します。 |
9文字の半角英大文字および半角数字 (0 ~ 9, A ~ Z) |
Serial Number |
リモートファイル制御機構ライセンスの Serial Number(シリアル番号)を入力します。 |
6文字の半角数字 (0 ~ 9) |
Check Code |
リモートファイル制御機構ライセンスのCheck Code(チェックコード)を入力します。 |
2文字の半角英大文字および半角数字 (0 ~ 9, A ~ Z) |
操作手順
リモートファイル制御機構ライセンスを登録します。
[ アクション ] から「リモートファイル制御機構ライセンス登録」をクリックします。
各項目を設定し、[ 登録 ] ボタンをクリックします。
→ 確認画面が表示されます。
注意- 以下の場合、エラー画面が表示されます。
「Model Name」、「Serial Number」、または「Check Code」が未入力
入力したリモートファイル制御機構ライセンスが入力条件を満たしていない
- 以下の場合、エラー画面が表示されます。
[ OK ] ボタンをクリックします。
→ リモートファイル制御機構ライセンス登録が開始されます。
[ 完了 ] ボタンをクリックして、[ システム ] 画面に戻ります。
注意登録を有効にするためには、装置の再起動が必要です。

