装置間ファームウェア受信設定

概要

ほかの装置からコントローラーファームウェアを受信するための設定を行います。

注意
  • 事前に以下の設定が必要です。
    • 送信側装置 (*1) で「ネットワーク環境設定」を使用し、受信側装置 (*2) を接続先に登録してください。

    • 送信側装置で「ファイアーウォールの設定」を使用し、送信側で使用するLANポート (MNT/RMT)のインターフェース (Maintenance-Secure) を有効にしてください。

    *1  :  REMCSセンターから最新版数のコントローラーファームウェアを受信した装置です。ほかの装置にコントローラーファームウェアを送信します。
    *2  :  送信側装置からコントローラーファームウェアを受信する装置(自装置)です。「装置間ファームウェア受信設定」で、ファームウェア受信環境を設定します。
  • 送信側装置1台に対し、同時にコントローラーファームウェアを受信可能な装置は10台です。ただし、「装置間ファームウェア受信設定」で設定する送信側装置のIPアドレス数に制限はありません。

  • 送信側装置IPアドレスには、IPv4アドレスを入力してください。IPv6アドレスは入力できません。

備考
  • コントローラーファームウェア受信の受信方法などについては、「コントローラーファームウェア受信」を参照してください。

  • REMCSセンターとの通信を実施しないため、リモートサポートが設定されていない場合や、リモートサポートが保守中/停止中でも設定を実行できます。

ユーザー権限

デフォルトロールにおける実行可否

デフォルトロール 実行可否
Monitor  
Admin  
StorageAdmin  
AccountAdmin  
SecurityAdmin  
Maintainer

権限とロールについては、「役割および権限」を参照してください。

設定内容

ほかの装置からコントローラーファームウェアを受信するためのパラメーターを設定します。

装置間ファームウェア受信設定

項目 説明 設定値

送信側装置IPアドレス

送信側装置のIPアドレスを入力します。

IPアドレス

初期値:すべて「0」

自装置使用LANポート

「コントローラーファームウェア受信」で使用する装置LANポートを「MNT」と「RMT」から選択します。

MNT(初期値)

RMT

接続例

No.

送信側装置 A

(接続に使用する物理ポート)

受信側装置 B

(接続に使用する物理ポート)

例1

MNT

MNTまたはRMT

例2

RMT

MNTまたはRMT

接続例ごとの設定

No. 送信側装置 A 受信側装置 B

使用LANポート

(物理ポート)

ファイアーウォールの設定 装置間ファームウェア受信設定

MNTポートの設定

(Maintenance-Secure)

RMTポートの設定

(Maintenance-Secure)

送信側装置IPアドレス 自装置使用LANポート

例1

MNT

有効

-

MNTポートのIPアドレス

(装置A)

MNTまたはRMT

(装置B)

例2

RMT

-

有効

RMTポートのIPアドレス

(装置A)

MNTまたはRMT

(装置B)

操作手順

  1. [ アクション ] から「装置間ファームウェア受信設定」をクリックします。

  2. 各項目を設定し、[ 設定 ] ボタンをクリックします。

    → 確認画面が表示されます。

    注意
    • 以下の場合、エラー画面が表示されます。
      • 送信側装置IPアドレスに半角数字(0 ~ 255)以外を入力した

      • 送信側装置IPアドレス「0.0.0.0」、または「255.255.255.255」を入力した

      • 自装置使用LANポートに「MNT」を選択した場合
        • 送信側装置IPアドレスとMNTポートのブロードキャストアドレスが同一

        • 送信側装置IPアドレスとMNTポートのネットワークアドレスが同一

        • 送信側装置IPアドレスとMNTポートのマスタCMのIPアドレスが同一

        • 送信側装置IPアドレスとMNTポートのスレーブCMのIPアドレスが同一

      • 自装置使用LANポートに「RMT」を選択した場合
        • 送信側装置IPアドレスとRMTポートのブロードキャストアドレスが同一

        • 送信側装置IPアドレスとRMTポートのネットワークアドレスが同一

        • 送信側装置IPアドレスとRMTポートのマスタCMのIPアドレスが同一

        • 送信側装置IPアドレスとRMTポートのスレーブCMのIPアドレスが同一

    • 自装置と送信側装置間で通信できない場合、その旨メッセージが表示されます。ネットワーク環境を確認してください。

    備考
    • 設定を削除する場合は、「送信側装置IPアドレス」のテキストボックスをすべて空白にしてから [ 設定 ] ボタンをクリックしてください。

  3. [ OK ] ボタンをクリックします。

    → 装置間ファームウェア受信の設定が実行されます。

  4. [ 完了 ] ボタンをクリックして、手順1で本機能を起動した画面に戻ります。