SASホスト追加
概要
SASホスト (HBA) を新規に登録します。
装置への登録数は、すべてのインターフェースタイプの合計で、最大1024(ETERNUS DX60 S5 は最大128)です。
本機能は、ETERNUS DX60 S5/DX100 S5/DX200 S5 でサポートします。
Web GUI 設定の「ホスト追加機能」で「「ホスト追加」を使用する」のチェックボックスをオンにした場合だけ、本機能がアクションに表示されます。初期値はオフ(非表示)です。詳細は、「サブシステムパラメーター設定」を参照してください。
本機能では、ホストグループを作成しません。ホストグループを新規に作成し、ホストをメンバーとして登録する機能もあります。詳細は、「SASホストグループ追加」を参照してください。
本機能で登録したホストもホストグループのメンバーになることができます。ただし、ホストアフィニティを作成する際、ホストとポートの1つの組み合わせに対し、1つのLUNグループしか割り当てできません。
各OS種別対応の『構築ガイド(サーバ接続編)』を参照して、登録するホストに適切なホストレスポンスを割り当ててください。ホストレスポンスには、OS種別ごとにあらかじめ用意されている推奨パターンがあります。詳細は、「 ホストレスポンスの推奨パターン」を参照してください。ホストに適切なホストレスポンスが設定されていない場合、パスの切り替えが正しく行われなかったり、正しくボリュームが認識されなかったりするおそれがあります。
SASホスト情報を変更する場合は、「SASホスト変更」を使用してください。
SASホストを指定してホストアフィニティを設定できます。詳細は、「ホストアフィニティ作成」を参照してください。
ユーザー権限
デフォルトロールにおける実行可否
| デフォルトロール | 実行可否 |
|---|---|
| Monitor | |
| Admin | |
| StorageAdmin | |
| AccountAdmin | |
| SecurityAdmin | |
| Maintainer |
権限とロールについては、「役割および権限」を参照してください。
設定内容
ホスト設定
SASホストを登録します。
ホストの登録方法には、2種類あります。1つは、[ Now Connected ] タブをクリックして表示されるホスト一覧からホストを選択する方法です。
もう1つは、[ 手動入力 ] タブをクリックしてホスト情報を直接入力する方法です。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
|
ホスト数 |
登録するホスト数が表示されます。 ホスト数は、[ Now Connected ] 画面でホスト一覧から選択したホスト数と [ 手動入力 ] 画面で入力したホスト数を合算したものです。 ETERNUS DX60 S5の場合: 0 ~ 128 そのほかのモデルの場合: 0 ~ 1024 |
[ Now Connected ] タブをクリックして表示されるホスト一覧からホストを選択する方法
SAS と接続しており、かつ装置が認識できる未登録のホストがすべて表示されます。装置に登録するホストを選択し、SASホスト情報を設定します。
| 項目 | 説明 | 設定値 |
|---|---|---|
ホスト選択チェックボックス |
装置に登録するSASホストのチェックボックスをオンにします。オンにしたSASホストだけ、名前とホストレスポンスを設定できます。 |
|
名前 |
SASホストの名前を入力します。 すでに存在するホスト名は付けられません。 |
1~16文字の半角英数記号空白(ただし','、'?'を除く) |
SASアドレス |
SASホストのSASアドレスが表示されます。 |
|
ホストレスポンス |
SASホストに割り当てるホストレスポンスを選択します。 リストボックスには装置に登録されているホストレスポンス一覧が表示されます。 |
Default Solaris MPxIO HP-UX AIX AIX VxVM VS850/SVC BS2000 装置に登録したホストレスポンス |
ポート |
SASホストに接続されているCAポートの位置情報が表示されます。 CM#x CA#y Port#z x:CM番号 y:CA番号 z:Port番号 |
フィルター設定
機能説明
フィルター設定とは、指定したすべての条件に一致するSASホストだけを一覧表示するための機能です。
初期状態は絞り込みなしです。指定できる条件は以下のとおりです。
| 項目 | 説明 | 設定値 |
|---|---|---|
SASアドレス |
表示したいSASアドレスを入力します。 入力したSASアドレスと一致したSASホスト、および部分的に一致したSASホストが絞り込まれます。 SASアドレスで絞り込まない場合、本項目を空白にしてください。 |
SASアドレス 空白 |
[ 手動入力 ] タブをクリックしてホスト情報を直接入力する方法
SASホスト一覧の最終行に表示されている [ 追加 ] ボタンをクリックすると、[ SASホストの追加 ] 画面が表示されます。装置に登録するSASホスト情報を直接入力します。
[ SASホストの追加 ] 画面
| 項目 | 説明 | 設定値 |
|---|---|---|
名前 |
SASホスト名を入力します。 すでに存在するホスト名は付けられません。 |
1~16文字の半角英数記号空白(ただし','、'?'を除く) |
SASアドレス |
SASホストのSASアドレスを入力します。 すでに登録されているSASアドレスは使用できません。 |
半角16進数 (0 ~ 9, A ~ F, a ~ f) 16桁(すべて「F (f)」または「0」は入力不可) |
ホストレスポンス |
SASホストに割り当てるホストレスポンスを選択します。 リストボックスには装置に登録されているホストレスポンス一覧が表示されます。 |
Default Solaris MPxIO HP-UX AIX AIX VxVM VS850/SVC BS2000 装置に登録したホストレスポンス |
機能ボタン
| ボタン | 説明 |
|---|---|
[ 再取得 ] |
装置が認識できるSASホストを再取得します。 [ 再取得 ] ボタンは[ Now Connected ] 画面に表示されます。[ 再取得 ] ボタンをクリックするとSASホスト一覧が更新されます。SASホストが選択されていた場合は、すべてオフ状態になります。しかし、[ 手動入力 ] 画面で入力したSASホスト情報は保持されます。 |
[ 追加 ] |
SASホスト情報を直接入力で追加します。 [ 追加 ] ボタンは[ 手動入力 ] 画面に表示されます。最大ホスト数を超える場合、[ 追加 ] ボタンはクリックできません。 |
[ 削除 ] |
該当行のSASホスト情報を削除します。 [ 削除 ] ボタンは[ 手動入力 ] 画面に表示されます。追加したSASホストが1つもない場合、[ 削除 ] ボタンは表示されません。 |
操作手順
SASホストを装置に登録します。
[ アクション ] から「SASホスト追加」をクリックします。
- 以下の方法でホストを登録します。
- 登録するホストを一覧から選択して指定する場合
[ Now Connected ] タブをクリックします。
SASホスト一覧から登録するホストを選択し、SASホスト情報を入力してから、[ 追加 ] ボタンをクリックします。
→ 確認画面が表示されます。
注意- 以下の場合、エラー画面が表示されます。
「名前」が未入力
「名前」が入力条件を満たしていない
「名前」が登録対象ホストですでに使用されている、または装置にすでに登録されている
登録するホスト数が「0」
ホストの登録数が装置の最大数を超えた
- 以下の場合、エラー画面が表示されます。
- 登録するホストを手入力して指定する場合
[ 手動入力 ] タブをクリックします。
[ 追加 ] ボタンをクリックします。
→ [ SASホストの追加 ] 画面が表示されます。
登録するSASホストのホスト情報を入力し、[ OK ] ボタンをクリックします。
→ [ 手動入力 ] 画面に戻ります。
注意- 以下の場合、エラー画面が表示されます。
「名前」が未入力
「名前」が入力条件を満たしていない
「名前」が登録対象ホストですでに使用されている
「SASアドレス」が未入力
「SASアドレス」が入力条件を満たしていない
「SASアドレス」が登録対象ホストですでに使用されている
- 以下の場合、エラー画面が表示されます。
SASホストの登録が完了したら、[ 追加 ] ボタンをクリックします。
→ 確認画面が表示されます。
注意- 以下の場合、エラー画面が表示されます。
「名前」が装置にすでに登録されている
「SASアドレス」が装置にすでに登録されている
登録するホスト数が「0」
ホストの登録数が装置の最大数を超えた
- 以下の場合、エラー画面が表示されます。
- 登録するホストを一覧から選択して指定する場合
[ OK ] ボタンをクリックします。
→ SASホストの追加が開始されます。
- [ 完了 ] ボタンをクリックして、1で本機能を起動した画面に戻ります。
備考
[ 継続 ] ボタンをクリックすると、SASホストの追加を継続できます。

