Cloneの作成

概要説明

指定されたVolumeのCloneを作成します。

コピー先のVolume（CloneとなるVolume）を自動作成し、指定Volumeをコピー元としたOPCまたはQuickOPC Sessionを作成します。

注意

コピー元のVolume Typeは、Standard、TPV、FTV、およびWSVです（システムボリュームは除きます）。
コピー先のVolume Typeは、TPVのみです。
すでに作成済みのVolumeをCloneにする（コピー先にしたOPCまたはQuickOPC Sessionを作成する）ことはできません。
作成したCloneのHrefは、「GET /job/{job_id}」のresource_href_listで確認できます。
作成したCloneの状態は、「GET /volume/{volume_id}/copysession」で確認できます。
Concurrent OPC機能はサポートしません。
OPCまたはQuickOPC Sessionの作成が完了した時点で、JobはSuccessになります。物理データのコピーは、バックグラウンドで実行されます。物理データのコピー中でも、コピー先Volumeへのアクセスは可能です。
テナントユーザーの場合、自テナントに属するThin Provisioning Poolのみ指定できます。
作成先のThin Provisioning Poolがテナントに属する場合、作成するCloneは作成先Thin Provisioning Poolのテナントと同一になります。

リクエスト例

Thin Provisioning Pool ID 0 にVolume ID 100001 のCloneを作成する場合の例です。

$ curl -i -H "Content-Type:application/json" -H "Authorization: Bearer g17e4umvwYoHuhkG7yCSee.." -X POST "https://192.168.1.1:5665/api/v1/volume/100001/clone" -d
'{
"name": "clone#0",
"tpp_id": 0
}'

レスポンス例

{
  "job_id": 8192001,
  "job_href": "/api/v1/job/8192001"
}

Parameters

PATH PARAMETERS

volume_id

(required)

integer

Volume ID。

REQUEST BODY

name

(required)

string

作成するコピー先Volume名。

入力条件：

指定可能な文字数は1～32です。
使用可能文字種は半角英数字記号です。ただし、","および"?"は除きます。
すでに存在するVolume名を付けることはできません。
以下のVolume名を付けることはできません。
- 「$VVOL_META」で始まるVolume名。
- 「$DATA_CNTNR」で始まるVolume名。
- 「$SYSVOL」で始まるVolume名。

tpp_id

(required)

作成先Thin Provisioning PoolのID。

入力条件：

指定可能な値は0～65535です。
存在しないThin Provisioning Poolは指定できません。
テナントユーザーの場合、自テナントに属するThin Provisioningではないときは指定できません。

is_data_tracking_disabled

boolean

Default: false

Cloneの物理データの再同期を無効化するかどうか。

trueを指定した場合、物理コピー完了後にAdvanced Copy Sessionが自動で削除され、物理データの再同期は行うことはできなくなります (OPC Sessionを作成します)。

falseを指定した場合、Clone作成後の更新部分の領域情報を保持し、「POST /volume/{volume_id}/resync/{backup_volume_id}」を使用することで、コピー先Volumeの物理データを任意のタイミングで同期できます (QuickOPC Sessionを作成します)。

Responses

正常にジョブ登録できた場合、HTTPステータスコードが202 (Accepted)となりレスポンスボディを応答します。

RESPONSE BODY

job_id

integer

Job ID。

job_href

string

JobのResourceへのLink。