Thin Provisioning Pool設定の変更

PATCH /tpp/{tpp_id}

概要説明

指定されたThin Provisioning Poolの設定を変更します。

注意

テナントユーザーの場合、本コマンドを実行することはできません。

リクエスト例

  • Thin Provisioning Pool ID 5のThin Provisioning Poolについて、Deduplicationを有効化する場合の例です。

    $ curl -i -H "Content-Type:application/json" -H "Authorization: Bearer g17e4umvwYoHuhkG7yCSee.." -X PATCH "https://192.168.1.1:5665/api/v1/tpp/5"
-d
'{"is_deduplication_enabled" : true}'

レスポンス例

{
  "job_id": 8192001,
  "job_href": "/api/v1/job/8192001"
}

Parameters

PATH PARAMETERS

tpp_id

(required)

integer

Thin Provisioning Pool ID。

REQUEST BODY

new_name

string

Thin Provisioning PoolのFriendly Name。

入力条件：

  • 指定可能な文字数は1～16です。

  • 使用可能文字種は半角英数字記号です。ただし、","および"?"は除きます。

  • すでに存在する名前を付けることはできません。
warning_threshold

integer

警告閾値。

単位は%です。

Thin Provisioning Poolの使用率(総物理容量に対する使用容量の割合)が本閾値を超えた場合、使用状況がWarningに遷移します。

入力条件：

  • 指定可能な値は5～99です。

  • 注意閾値以下の値を設定することはできません。
attention_threshold

integer

注意閾値。

単位は%です。

Thin Provisioning Poolの使用率(総物理容量に対する使用容量の割合)が本閾値を超えた場合、使用状況がAttentionに遷移します。

本項目に0を設定した場合、注意閾値は未設定となります。

入力条件：

  • 指定可能な値は5～80です。

  • 警告閾値以上の値を設定することはできません。
is_deduplication_enabled

boolean

Deduplicationを有効化するかどうか。

trueを指定した場合、Deduplicationが有効なVolumeを本TPPに作成できるようになります。

入力条件：

  • 装置のData Reduction機能が有効な場合に限り指定可能です。

  • ETERNUS DX8900 S6/DX900 S6の場合、本項目は指定できません。

  • Data Container Volumeの作成に必要なリソースを確保できない場合、有効化することはできません。

    • TPP内に4GB以上の空き容量が必要です。

    • Data Container Volumeの論理容量の初期値は32TBです。

      • 装置内に存在するTPV, FTVおよびData Container Volumeの総論理容量がMax Pool Capacityを超える場合、Data Container Volumeを作成することができません。

  • 以下の場合、Deduplicationを有効化することはできません。

    • Data Reductionを有効化できる最大Thin Provisioning Pool数に達している。

    • Compressionが有効。

    • Eco Scheduleが設定されている。

    • Thin Provisioning PoolのStatusが異常。

  • 以下の場合、Deduplicationを無効化することはできません。

    • Thin Provisioning PoolのStatusが異常。

    • Data Reductionが有効なVolumeが存在している。

    • Compressionが有効かつis_compression_enableをfalseに設定していない。

    • Data Container Volumeの状態が異常。
is_compression_enabled

boolean

Compressionを有効化するかどうか。

trueを指定した場合、Compressionが有効なVolumeを本TPPに作成できるようになります。

入力条件：

  • 装置のData Reduction機能が有効な場合に限り指定可能です。

  • Data Container Volumeの作成に必要なリソースを確保できない場合、有効化することはできません。

    • TPP内に4GB以上の空き容量が必要です。

    • Data Container Volumeの論理容量の初期値は32TBです。

      • 装置内に存在するTPV, FTVおよびData Container Volumeの総論理容量がMax Pool Capacityを超える場合、Data Container Volumeを作成することができません。

  • 以下の場合、Compressionを有効化することはできません。

    • Data Reductionを有効化できる最大Thin Provisioning Pool数に達している。

    • Deduplicationが有効。

    • Eco Scheduleが設定されている。

    • Thin Provisioning PoolのStatusが異常。

  • 以下の場合、Compressionを無効化することはできません。

    • Data Reductionが有効なVolumeが存在している。

    • Deduplicationが有効かつis_deduplication_enableをfalseに設定していない。

    • Data Reduction機能に異常が発生している。

    • Data Container Volumeの状態が異常。

Responses

正常にジョブ登録できた場合、HTTPステータスコードが202 (Accepted)となりレスポンスボディを応答します。

RESPONSE BODY

job_id

integer

Job ID。
job_href

string

JobのResourceへのLink。