強制縮退
概要
正常な手段では装置から切り離せない部品が存在する場合、装置からその部品を強制的に切り離します(以降、「強制縮退」と呼ぶ)。
本機能は、活性保守または活性予防保守などで対象部品を装置から取り外せる状態にする際に、部品のステータスが正常に変更されなかった場合などに使用します。部品が搭載されていれば、ステータスにかかわらず実行できます。
強制縮退の可否(ETERNUS DX600 S6の場合)(強制縮退可能:、強制縮退不可または対象外:-)
コンポーネント | 強制縮退 | ||
---|---|---|---|
CE(コントローラーエンクロージャ) | - | ||
CM(コントローラーモジュール) | |||
Memory | - | ||
BUD | |||
FAN Unit | - | ||
PCIe SW | - | ||
64G FC-CA | |||
SFP+ | |||
32G FC-CA | |||
SFP+ | |||
16G FC-CA | |||
SFP+ | |||
10G iSCSI-CA | |||
SFP+ | |||
SAS-DA | |||
Backend Cable | |||
NVMe-DA | |||
Backend Cable | |||
CBP | - | ||
CPSU (Controller Enclosure Power Supply Unit) | |||
オペレーションパネル (OPNL) | - | ||
バッテリーユニット | - | ||
BCU (Battery Control Unit) | |||
BTU (Battery Unit) | |||
ドライブ |
|||
DE(ドライブエンクロージャ) | - | ||
電源ユニット (PSU) |
|||
ドライブ | |||
パネル | - | ||
IOM (I/O Module) | |||
Backend Cable (IN) | |||
Backend Cable (OUT) | |||
電源コード | - |
強制縮退の可否(ETERNUS DX8100 S6の場合)(強制縮退可能:、強制縮退不可または対象外:-)
コンポーネント | 強制縮退 | ||
---|---|---|---|
CE(コントローラーエンクロージャ) | - | ||
CM(コントローラーモジュール) | |||
Memory | - | ||
BUD | |||
FAN Unit | - | ||
PCIe SW | - | ||
64G FC-CA | |||
SFP+ | |||
32G FC-CA | |||
SFP+ | |||
16G FC-CA | |||
SFP+ | |||
10G iSCSI-CA | |||
SFP+ | |||
CPSU (Controller Enclosure Power Supply Unit) | |||
オペレーションパネル (OPNL) | - | ||
バッテリーユニット | - | ||
BCU (Battery Control Unit) | |||
BTU (Battery Unit) | |||
電源コード | - | ||
ドライブ | (*1) |
*1 | : | ETERNUS DX8100 S6(AC200Vモデル)のCEに搭載します。 |
強制縮退の可否(ETERNUS DX900 S6またはETERNUS DX8900 S6の場合)(強制縮退可能:、強制縮退不可または対象外:-)
コンポーネント | 強制縮退 | ||
---|---|---|---|
CE(コントローラーエンクロージャ) | - | ||
CM(コントローラーモジュール) | |||
Memory | - | ||
BUD | |||
FAN Unit | - | ||
PCIe SW | - | ||
FRTポート | - | ||
Management Cable | - | ||
64G FC-CA | |||
SFP+ | |||
32G FC-CA | |||
SFP+ | |||
16G FC-CA | |||
SFP+ | |||
10G iSCSI-CA | |||
SFP+ | |||
SAS-DA | |||
Backend Cable | |||
NVMe-DA | |||
Backend Cable | |||
CPSU (Controller Enclosure Power Supply Unit) | |||
オペレーションパネル (OPNL) | - | ||
バッテリーユニット | - | ||
BCU (Battery Control Unit) | |||
BTU (Battery Unit) | |||
電源コード | - | ||
ドライブ | |||
FE (Frontend Enclosure) | - | ||
FE PSU (Frontend Enclosure Power Supply Unit) | |||
FRT (Frontend Router) | |||
Frontend Cable | |||
SVC (Service Controller) | |||
ポート | - | ||
Managementケーブル | |||
FE MP | - | ||
FE MP BRG | - | ||
オペレーションパネル (OPNL) | |||
FANU (FAN Unit) | |||
FPO-SW | - | ||
DE(ドライブエンクロージャ) | - | ||
電源ユニット (PSU) |
|||
ドライブ | |||
パネル | - | ||
IOM (I/O Module) | |||
Backend Cable (IN) | |||
Backend Cable (OUT) | |||
電源コード | - |
一度に強制縮退できる部品は、1個だけです。
- 本機能で強制縮退できる部品とできない部品があります。強制縮退できる部品については、以下を参照してください。
- 以下の場合、本機能は実行できません。
ステータスが「Broken」または「Not Supported」のドライブを選択した
ドライブ以外で、ステータスが「Undefined」の部品を選択した
2CMモデルで、一方のCMが異常状態の場合に、もう一方のCMを選択した
表示内容
[ 接続確認 ] 画面
強制縮退によってメインCMが影響を受ける場合に表示されます。
表示された手順に従って新しいメインCMがLANに接続されていることを確認をします。
機能ボタン
ボタン | 説明 |
---|---|
[ 接続確認 ] |
新しいメインCMがLANに接続されていることを確認したあと、クリックします。 新しいメインCMとLANとの接続状態が確認されます。 |
[ 接続確認結果 ] 画面
強制縮退によってメインCMが影響を受ける場合に表示されます。
新しいメインCMとLANとの接続状態の確認結果が表示されます。
機能ボタン
ボタン | 説明 |
---|---|
[ 接続確認 ] |
接続に失敗した場合に、新しいメインCM がLANに接続されていることを再度確認し、クリックします。 新しいメインCMとLANとの接続状態が再度確認されます。 |
[ 処理再開 ] |
接続に成功した場合にクリックします。 対象部品の切り離しが開始されます。 |
操作手順
強制縮退する部品を選択し、[ アクション ] から「強制縮退」をクリックします。
→ 確認画面が表示されます。
Caution強制縮退によって影響を受ける部品がある場合は、その旨メッセージが表示されます。影響を受ける部品を確認してください。
[ OK ] ボタンをクリックします。
→ 開始される処理および表示される画面は、以下のとおり異なります。
強制縮退によって、メインCMが影響を受ける場合
→ メインCM が変更され、[ 接続確認 ] 画面が表示されます。手順3に進んでください。
強制縮退によって、メインCMが影響を受けない場合
→ 対象部品の切り離しが開始されます。手順6に進んでください。
表示された手順に従って、新しいメインCMがLANに接続されていることを確認します。
確認が完了したら、[ 接続確認 ] ボタンをクリックします。
→ [ 接続確認結果 ] 画面が表示されます。
接続状態の確認結果を確認し、[ 処理再開 ] ボタンをクリックします。
→ 対象部品の切り離しが開始されます。
Caution新しいメインCMとLANとの接続に失敗した場合は、接続状態を再度確認し、手順4に戻ってください。
[ 完了 ] ボタンをクリックして、手順1で対象部品を選択した画面に戻ります。