DE活性減設

概要

装置を停止することなく稼働したままの状態で、DE (Drive Enclosure) を減設します。

減設するDEが切り離されたあと、装置から取り外します。

Caution
  • 減設を開始する前に、「保守作業開始/終了」で保守作業開始操作を実行してください。実行していない場合、減設を開始できません。

  • DE活性減設では、複数台のDEを一度の操作で減設できます。

    ただし、活性減設の場合は同一カスケード (*1) 上の複数DE減設だけをサポートします。カスケードをまたぐ複数DEの減設はサポートしません。同一カスケード上のDEについては、同一カスケード上のDEを参照してください。

    *1  :  「カスケード」とは、1つのBackend Cableに接続されるDEのことです。
  • 各カスケードの終端から連続したDEが減設の対象になります。

  • 2.5インチ用DEおよび3.5インチ用DEを混在して減設できます。

  • 以下の場合、本機能は実行できません。
    • 減設するDE内のドライブがRAIDグループ、ホットスペア、シン・プロビジョニングプール、Flexible Tier Pool、RECディスクバッファー、またはExtreme Cache Poolに登録されている

    • 以下のDEのステータスが「Undefined
      • ETERNUS DX600 S6の場合、DE#01、DE#10、DE#20、およびDE#30

      • ETERNUS DX900 S6の場合、DE#x1、DE#x4、DE#x8、およびDE#xC(x:0 ~ 1)

      • ETERNUS DX8900 S6の場合、DE#x1、DE#x4、DE#x8、およびDE#xC (x:0 ~ B)

同一カスケード上のDE

同一カスケード上のDEは以下のとおりです。

  • ETERNUS DX600 S6の場合

    DA Port No.0 に接続される、DE#01, DE#02, DE#03, DE#04, DE#05, DE#06, DE#07, DE#08, DE#09, DE#0A

    DA Port No.x に接続される、DE#y0、DE#y1, DE#y2, DE#y3, DE#y4, DE#y5, DE#y6, DE#y7, DE#y8, DE#y9, DE#yA

    ETERNUS DX600 S6:x=1~ 3, y=1~ 3

    (例)DA Port No.1に接続される、DE#10, DE#11, DE#12, DE#13, DE#14, DE#15, DE#16, DE#17, DE#18, DE#19, DE#1A です。

  • ETERNUS DX900 S6の場合

    ETERNUS DX900 S6では、2台のCE を搭載できます。

    CE#x/DA Port#0 に接続される、DE#x1、DE#x2、DE#x3 (x:0 、1)

    CE#x/DA Port#1 に接続される、DE#x4、DE#x5、DE#x6、DE#x7 (x:0 、1、C、D、E、F)

    CE#x/DA Port#2 に接続される、DE#x8、DE#x9、DE#xA、DE#xB (x:0 、1、C、D、E、F)

    CE#x/DA Port#3 に接続される、DE#xC、DE#xD、DE#xE、DE#xF (x:0 、1、C、D、E、F)

    (例) CE#0/DA Port#0 に接続される、DE#01、DE#02、DE#03 は、同一カスケード上のDE です。

  • ETERNUS DX8900 S6の場合

    ETERNUS DX8900 S6では、複数台のCEを搭載できます。

    CE#x/DA#0 Port#0 に接続される、DE#x1、DE#x2、DE#x3 (x:0 ~ B)

    CE#x/DA#0 Port#1 に接続される、DE#x4、DE#x5、DE#x6、DE#x7 (x:0 ~ B)

    CE#x/DA#1 Port#0 に接続される、DE#x8、DE#x9、DE#xA、DE#xB (x:0 ~ B)

    CE#x/DA#1 Port#1 に接続される、DE#xC、DE#xD、DE#xE、DE#xF (x:0 ~ B)

    (例)CE#0/DA#0 Port#0 に接続される、DE#01、DE#02、DE#03 は、同一カスケード上のDEです。

表示内容

ウィザード形式で以下の画面が表示されます。

[ 開始 ] 画面

減設するDEが表示されます。

対象Drive Enclosure

項目 説明

Enclosure

減設するDEが表示されます。

DE#n

タイプ

減設するDEのタイプが表示されます。

DE活性減設を実行する場合、DEを減設するとオフラインになる部品の一覧が表示されます。

オフライン対象部品

項目 説明

Enclosure

オフライン対象部品が搭載されているDEが表示されます。

DE#n

タイプ

オフライン対象部品が搭載されているDEのタイプが表示されます。

部品

オフライン対象部品が表示されます。

IOM#1

ステータス

オフライン対象部品のステータスが表されます。

詳細は、部品のステータスを参照してください。

[ Drive Enclosureの切り離し ] 画面

対象Drive Enclosureとして減設するDEが表示されます。減設するDEが複数存在する場合は、「,」(カンマ)で区切られて表示されます。

「ステータス監視」には、DE内の部品のステータス、および切り離し処理の進捗率が表示されます。

ステータス監視

項目 説明

Enclosure

対象カスケード上のDEが表示されます。

DE#n

タイプ

DEのタイプが表示されます。

部品

DE内の部品が表示されます。

IOM#n

PSU#n

進捗

部品の切り離し進捗率(0 ~ 100 %)が表示されます。

ステータス

部品のステータスが表示されます。

[ IOM#1組み込み ] 画面

対象Drive Enclosureとして減設するDEが表示されます。減設するDEが複数存在する場合は、「,」(カンマ)で区切られて表示されます。

「ステータス監視」には、バックエンドケーブルが接続されたIOM#1の組み込み処理の進捗率が表示されます。

ステータス監視

項目 説明

Enclosure

対象カスケード上の減設していないDEが表示されます。

DE#n

タイプ

DEのタイプが表示されます。

部品

DE内の部品が表示されます。

IOM#n

進捗

部品の組み込み進捗率(0 ~ 100 %)が表示されます。

ステータス

部品のステータスが表示されます。

[ Drive Enclosureの取り外し ] 画面

DEの取り外し手順が表示されます。表示された手順に従って、DEを取り外します。

項目 説明

対象Drive Enclosure

減設するDEが表示されます。

DE#n

タイプ

DEのタイプが表示されます。

[ 終了 ] 画面

DEの減設が完了したことを示すメッセージが表示されます。

操作手順

  1. 減設するDEを選択し(複数選択可)、[ アクション ] から「DE活性減設」をクリックします。

    [ 開始 ] 画面 が表示されます。

  2. 減設するDEを確認し、[ 次へ >> ] ボタンをクリックします。

    → 減設するDEと同じカスケード上のDEの切り離しが開始され、[ Drive Enclosureの切り離し ] 画面 が表示されます。

        DEの切り離しが完了すると、[ 取り外し ] 画面が表示されます。

  3. 表示された手順に従って、バックエンドケーブルを取り外し、[ 次へ >> ] ボタンをクリックします。

    対象カスケード上のDEの状態によって表示される画面が異なります。

    • カスケード上に減設しないDEが存在する場合

      → [ ケーブル接続 ] 画面が表示されます。手順4. に進んでください。

    • すべてのDEの減設が完了した場合

      [ Drive Enclosureの取り外し ] 画面 が表示されます。手順5. に進んでください。

  4. 表示された手順に従って、バックエンドケーブルを接続し、[ 次へ >> ] ボタンをクリックします。

    → 減設しないDEのIOM#1の組み込みが開始され、[ IOM#1組み込み ] 画面 が表示されます。

        IOM#1組み込みが完了すると、[ Drive Enclosureの取り外し ] 画面 が表示されます。

  5. 表示された手順に従って、減設対象DEを装置から取り外し、[ 次へ >> ] ボタンをクリックします。

    [ 終了 ] 画面 が表示されます。

  6. [ 完了 ] ボタンをクリックして、[ Drive Enclosure ] 画面に戻ります。