ユーザーアカウント設定
概要
ユーザーアカウントの登録、変更、および削除を行います。
ユーザーアカウントは、最大60個まで登録できます。
ログインしている自分自身のユーザーアカウントの変更および削除はできません。
SSHクライアント鍵認証を行う場合は、作成ツールを使用し、SSHクライアント公開鍵とSSHクライアント秘密鍵のペアをあらかじめ作成しておいてください。詳細は、『CLI ユーザーズガイド』の「CLIへのアクセス」を参照してください。
装置に登録できる公開鍵は、1ユーザーアカウントに対して1つだけです。
サポートする公開鍵の種類は以下のとおりです。
公開鍵の種類 暗号強度(bit) IETF style RSA for SSH v2
1024, 2048, 4096
IETF style ECDSA for SSH v2
256, 384, 521
IETF style ed25519 for SSH v2
256
パスワードのセキュリティレベルを上げる場合は、ユーザーポリシー(パスワードのポリシーおよびロックアウトのポリシー)を設定します。詳細は、「ユーザーポリシー設定」を参照してください。ユーザーポリシーは、本機能でユーザーアカウントごとに有効/無効を設定します。
ユーザーアカウントを削除すると、装置に登録したSSHクライアント公開鍵も削除されます。
- ユーザーアカウントを初期化すると、以下が変更されます。詳細は、「ユーザーアカウント初期化」を参照してください。
初期アカウントのパスワードを初期パスワードに戻す
初期アカウントのユーザーポリシーを無効にする
ログインしている自分自身のパスワードを変更する場合は、「ユーザーパスワード変更」を参照してください。
ログインしている自分自身のSSH公開鍵を変更する場合は、「SSH公開鍵設定」を参照してください。
表示内容
ユーザーアカウント一覧
| 項目 | 説明 |
|---|---|
ユーザーID |
ユーザーIDが表示されます。 |
役割 |
ユーザーの役割(ロール)が表示されます。 Monitor Admin StorageAdmin AccountAdmin SecurityAdmin Maintainer Software カスタムロール |
アカウント |
ユーザーアカウントが有効か、無効かが表示されます。 無効のユーザーアカウントは使用できません。 |
パスワードのポリシー |
パスワードのポリシーが有効か、無効かが表示されます。 |
ロックアウトのポリシー |
ロックアウトのポリシーが有効か、無効かが表示されます。 |
SSH公開鍵 |
CLI からのログイン認証で使用されるSSHクライアント公開鍵が登録されているか、未登録かが表示されます。 |
最後にパスワードを設定した日時 |
最後にパスワードを設定した日時(YYYY-MM-DD hh:mm:ss)が表示されます。 以下のいずれかの条件に当てはまるユーザーアカウントは、本項目に「-」(ハイフン)が表示されます。
|
パスワード変更できるまでの日数 |
現在からパスワードが変更可能となるまでの期間が「日数」、「24時間以内」、または「変更可能」で表示されます。 本項目は、「最後にパスワードを設定した日時」を起点とし、「ユーザーポリシー設定」の「パスワードのポリシー」で設定した「パスワード変更禁止期間」を当てはめたときの、現在の状況が表示されます。例えば、最後にパスワードを設定した日時が「2019-01-10 12:00:00」、パスワード変更禁止期間が「10日」の場合、以下のように表示されます。
「最後にパスワードを設定した日時」が「-」(ハイフン)の場合、本項目にも「-」(ハイフン)が表示されます。 |
パスワードの有効日数 |
現在からパスワードが有効な期間が「日数」、「24時間以内」、または「有効期限切れ」で表示されます。 本項目は、「最後にパスワードを設定した日時」を起点とし、「ユーザーポリシー設定」の「パスワードのポリシー」で設定した「パスワード有効期間」を当てはめたときの、現在の状況が表示されます。例えば、最後にパスワードを設定した日時が「2019-01-10 12:00:00」、パスワード有効期間が「30日」の場合、以下のように表示されます。
「最後にパスワードを設定した日時」が「-」(ハイフン)の場合、本項目にも「-」(ハイフン)が表示されます。 |
設定内容
ユーザーアカウント追加
ユーザーアカウントを追加します。
| 項目 | 説明 | 設定値 |
|---|---|---|
ユーザーID |
ユーザーIDを入力します。 すでに存在するユーザーIDは付けられません。 入力するアルファベットは、大文字と小文字が区別されます。 備考
|
1 ~ 32 文字の半角英数字記号 ("!"、 "-"、 "_"、 ".") |
パスワード |
パスワードを入力します。 入力するアルファベットは、大文字と小文字が区別されます。 パスワードのポリシーに「有効にする」を選択した場合、「ユーザーポリシー設定」で設定した以下の内容がパスワードの入力条件に追加されます。
注意
備考
|
パスワードのポリシーに「無効にする」を選択した場合
パスワードのポリシーに「有効にする」を選択した場合
|
パスワード(確認用) |
パスワードとして入力した文字列を、確認のため再度入力します。 |
パスワードと同じ文字列 |
役割 |
ユーザーIDに割り当てる役割(ロール)を選択します。 デフォルトロールと装置に登録されているカスタムロールが選択肢として表示されます。 注意
|
Monitor Admin StorageAdmin AccountAdmin SecurityAdmin Maintainer Software カスタムロール |
アカウント |
ユーザーアカウントを「有効にする」か「無効にする」かを選択します。 無効にした場合、ユーザーアカウントは登録されますが、使用できません。 |
有効にする(初期値) 無効にする |
SSH公開鍵 |
CLIからのログイン認証で使用されるSSHクライアント公開鍵を装置に登録します。 [ 参照 ] ボタンをクリックして、登録する公開鍵を指定してください。 SSHクライアント鍵認証では、装置側に公開鍵、クライアント側に秘密鍵を事前に登録しておく必要があります。 |
SSH公開鍵 空白(初期値) |
パスワードのポリシー |
パスワードのポリシーを「有効にする」か「無効にする」かを選択します。 「有効にする」を選択した場合、「ユーザーポリシー設定」で設定した以下のパスワードのポリシーが、パスワードの入力条件に追加されます。
注意
備考
|
有効にする 無効にする(初期値) |
ロックアウトのポリシー |
ロックアウトのポリシーを「有効にする」か「無効にする」かを選択します。 「有効にする」を選択した場合、「ユーザーポリシー設定」で設定した以下のロックアウトのポリシーが、ユーザーアカウントに適用されます。
注意
備考
|
有効にする 無効にする(初期値) |
ユーザーアカウントの変更
ユーザーアカウントの登録内容を変更します。
- 任意のユーザーアカウントの設定内容を変更できます。ただし、以下の項目は変更できません。
ユーザーID
役割に「Software」を設定したユーザーアカウントの「パスワードのポリシー」および「ロックアウトのポリシー」
変更したユーザーアカウントは、次回ログイン時から有効になります。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
チェックボックス |
変更するユーザーアカウントのチェックボックスをオンにします。 |
ユーザーアカウント編集
| 項目 | 説明 | 設定値 |
|---|---|---|
ユーザーID |
ユーザーIDが表示されます |
|
パスワード変更 |
パスワードを変更する場合だけ、「パスワード変更」のチェックボックスをオンにします。 「パスワード変更」のチェックボックスをオンにした場合は、「パスワード」と「パスワード(確認用)」に新しいパスワードを入力してください。 |
オン:パスワード変更 オフ |
パスワード |
新しいパスワードを入力します。 入力するアルファベットは、大文字と小文字が区別されます。 パスワードのポリシーに「有効にする」を選択した場合、「ユーザーポリシー設定」で設定した以下の内容がパスワードの入力条件に追加されます。
注意
備考
|
パスワードのポリシーに「無効にする」を選択した場合
パスワードのポリシーに「有効にする」を選択した場合
|
パスワード(確認用) |
新しいパスワードとして入力した文字列を、確認のため再度入力します。 |
新しいパスワードと同じ文字列 |
役割 |
ユーザーIDに割り当てる役割(ロール)を選択します。 デフォルトロールと装置に登録されているカスタムロールが選択肢として表示されます。 注意
|
Monitor Admin StorageAdmin AccountAdmin SecurityAdmin Maintainer Software カスタムロール |
アカウント |
ユーザーアカウントを「有効にする」か「無効にする」かを選択します。 無効にした場合、ユーザーアカウントは登録されますが、使用できません。 |
有効にする 無効にする |
SSH公開鍵 |
CLIからのログイン認証で使用されるSSHクライアント公開鍵を装置に登録します。 [ 参照 ] ボタンをクリックして、登録する公開鍵を指定してください。 SSHクライアント鍵認証では、装置側に公開鍵、クライアント側に秘密鍵を事前に登録しておく必要があります。 |
SSH公開鍵 |
パスワードのポリシー |
パスワードのポリシーを「有効にする」か「無効にする」かを選択します。 「有効にする」を選択した場合、「ユーザーポリシー設定」で設定した以下のパスワードのポリシーが、パスワードの入力条件に追加されます。
注意
備考
|
有効にする 無効にする |
ロックアウトのポリシー |
ロックアウトのポリシーを「有効にする」か「無効にする」かを選択します。 「有効にする」を選択した場合、「ユーザーポリシー設定」で設定した以下のロックアウトのポリシーが、ユーザーアカウントに適用されます。
注意
備考
|
有効にする 無効にする |
ユーザーアカウントの削除
ユーザーアカウント削除します。
管理者権限(「Admin」のロール)を付与した最後のユーザーアカウントは削除できません。
削除したユーザーアカウントは、次回ログイン時から有効になります。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
チェックボックス |
削除するユーザーアカウントのチェックボックスをオンにします。 |
操作手順
ユーザーアカウントを追加する場合
[ アクション ] から「ユーザーアカウント設定」をクリックします。
[ 追加 ] ボタンをクリックします。
各項目を入力し、[ 適用 ] ボタンをクリックします。
→ 確認画面が表示されます。
注意- 以下の場合、エラー画面が表示されます。
各項目が入力条件を満たしていない
ユーザーIDが登録済み
パスワードとパスワード(確認用)が不一致
- 以下の場合、エラー画面が表示されます。
[ OK ] ボタンをクリックします。
→ ユーザーアカウントの追加が開始されます。
[ 完了 ] ボタンをクリックして、[ 役割定義 ] 画面に戻ります。
ユーザーアカウントを変更する場合
[ アクション ] から「ユーザーアカウント設定」をクリックします。
変更するユーザーアカウントを選択し、[ 編集 ] ボタンをクリックします。
各項目を変更し、[ 適用 ] ボタンをクリックします。
→ 確認画面が表示されます。
備考パスワードを変更する場合は、「パスワード変更」のチェックボックスをオンにします。
SSH公開鍵を削除する場合は、「削除する」のチェックボックスをオンにします。その後、[ 適用 ] ボタンをクリックすると、SSH公開鍵が削除されます。
「削除する」のチェックボックスは、すでにSSH公開鍵が登録されている場合だけ表示されます。
注意- 以下の場合、エラー画面が表示されます。
各項目が入力条件を満たしていない
「パスワード変更」のチェックボックスがオンでパスワードとパスワード(確認用)のどちらか、または両方が未入力
「パスワード変更」のチェックボックスがオンでパスワードとパスワード(確認用)が不一致
[ OK ] ボタンをクリックします。
→ ユーザーアカウントの変更が開始されます。
[ 完了 ] ボタンをクリックして、[ 役割定義 ] 画面に戻ります。
ユーザーアカウントを削除する場合
[ アクション ] から「ユーザーアカウント設定」をクリックします。
削除するユーザーアカウントを選択し(複数選択可)、[ 削除 ] ボタンをクリックします。
→ 確認画面が表示されます。
[ OK ] ボタンをクリックします。
→ ユーザーアカウントの削除が開始されます。
[ 完了 ] ボタンをクリックして、[ 役割定義 ] 画面に戻ります。

