構成設定情報適用

概要

構成設定情報を装置に適用します。

適用できる構成設定情報は、以下のとおりです。

  • 「構成設定情報採取」で採取したファイル

  • 前回、前々回に装置に適用した構成設定情報、または最新の構成設定情報

  • 「構成設定情報バックアップ」で、CMの BUD (Bootup and Utility Device) にバックアップしたファイル

「前回適用情報」、「前々回適用情報」は本機能によって構成設定情報を適用した場合に更新されます。「最新構成情報」は本機能実行時に更新され、装置に適用されます。

Caution
  • ホストアクセス中は、本機能を実行しないでください。

  • 本機能を実行後、装置の再起動が必要です。装置を再起動して、適用した構成設定情報が有効になるまで、すべての設定処理は実行できません。

  • アドバンスト・コピー機能を使用している場合、ActiveやSuspend状態であってもコピーセッション情報は再起動後に削除されます。

    システム管理者によるコピーセッションの再作成やRECの初期等価処理などが必要となります。

  • 装置構成を変更する機能(RAIDマイグレーションなど)やデータを書き換える機能(フォーマットなど)の動作中は、本機能を実行しないでください。

  • リビルド実行中、コピーバック実行中、またはリダンダント・コピー実行中は、本機能を実行しないでください。

  • 以下の場合、「構成設定情報適用」を実行できません。
    • 構成設定情報ファイルが選択されていない

    • 構成設定情報ファイルにデータがない

    • 構成設定情報ファイルにファイルサイズエラーがある

    • 構成設定情報ファイルに異常がある

  • 以下の場合、構成設定情報を装置に適用できません。
    • 装置のモデルと構成設定情報のモデルが一致しない

    • 装置にアドバンスト・コピー機能のライセンスが登録されていないにもかかわらず、構成設定情報に SDV (Snap Data Volume)、SDPV (Snap Data Pool Volume)、またはRECディスクバッファーが設定されている

    • 装置のシン・プロビジョニング機能が無効にもかかわらず、構成設定情報に TPP (Thin Provisioning Pool)またはTPV (Thin Provisioning Volume) が設定されている

    • 装置の「暗号化モード」が無効にもかかわらず、構成設定情報に暗号化ボリューム、または暗号化TPPが設定されている

    • 装置と構成設定情報でRECバッファーに関連付けしたRECディスクバッファーの情報が異なる

    • 装置と構成設定情報でボリュームの暗号化属性(CMによる暗号化/非暗号化)が一致しない(復元モード選択時)

    • 構成設定情報にシン・プロビジョニング構成を持つ場合、装置と構成設定情報でシン・プロビジョニング構成の情報が一致しない(復元モード選択時)

      [例]

      • TPP (Thin Provisioning Pool) : ドライブタイプ、ドライブ数が異なる

      • TPV (Thin Provisioning Volume) : TPP番号が異なる

      • FTRP (Flexible Tier Pool) : ドライブタイプ、ドライブ数が異なる

      • FTSP (Flexible Tier Sub Pool) : ドライブタイプ、ドライブ数が異なる

      • FTV (Flexible Tier Volume) : FTRP番号が異なる

    • 構成設定情報のSDP容量が装置の最大SDP容量を超えた

    • 構成設定情報のTPP容量が装置の最大TPP容量を超えた

    • 構成設定情報に装置で故障状態のCMが含まれる

    • 構成設定情報に未知のパラメーターが含まれる

  • 適用モードに「初期化」を選択した場合、装置の再起動後にすべてのボリュームのフォーマットが必要になります。

  • 適用モードに「初期化」を選択した場合、装置の再起動後にすべてのTPPとすべてのTPVのフォーマットが必要になります。

Note
  • 選択した適用モードまたは構成設定情報が誤った場合、「構成設定情報適用取消」を使用して、装置の再起動前に「構成設定情報適用」を取り消してください。「構成設定情報適用取消」は「構成設定情報適用」が実行後であり、かつ装置の再起動前だけ実行できます。

設定内容

装置に適用する構成設定情報を指定します。

適用モード選択

項目 説明 設定値

適用モード

構成設定情報の適用方法を「復元」または「初期化」から選択します。

  • 復元

    選択した構成設定情報を装置に適用し、以前の装置構成に戻します。以前の装置構成の構成設定情報を選択してください。

  • 初期化

    選択した構成設定情報を装置に適用し、新しい装置構成にします。新しく作成した、または修正した構成設定情報を選択してください。

復元(初期値)

初期化

構成設定情報選択

項目 説明 設定値

構成設定情報

構成設定情報を取得する場所を以下から選択します。

  • 最新構成情報

  • 前回適用情報

  • 前々回適用情報

  • バックアップ

    CMの BUD にバックアップした構成設定情報(#1~#4)を指定します。

  • 構成設定情報ファイル

    ローカルPCから構成設定情報を取得する場合に選択します。[ 参照 ] ボタンをクリックして参照先を指定します。

最新構成情報(初期値)

前回適用情報

前々回適用情報

バックアップ

構成設定情報ファイル

日時

構成設定情報が「最新構成情報」の場合、「-」(ハイフン)が表示されます。

構成設定情報が「前回適用情報」または「前々回適用情報」の場合、構成設定情報を装置に適用した日付と時間(YYYY-MM-DD hh:mm:ss)が表示されます。

構成設定情報が「バックアップ」の場合、「構成設定情報バックアップ」でバックアップを作成した日付と時間(YYYY-MM-DD hh:mm:ss)が表示されます。

備考

備考が表示されます。備考がない場合は、空欄となっています。

機能ボタン

ボタン 説明

[ 参照 ]

構成設定情報ファイルの参照先を指定します。

操作手順

  1. [ アクション ] から「構成設定情報適用」をクリックします。

  2. 各項目を指定し、[ 適用 ] ボタンをクリックします。

    → 確認画面が表示されます。

  3. [ OK ] ボタンをクリックします。

    → 構成設定情報の適用が実行されます。

  4. [ 完了 ] ボタンをクリックして、[ ユーティリティ ] 画面に戻ります。

Caution
  • 設定を有効にするために、装置を再起動してください。

  • 適用モードに「初期化」を選択した場合、装置の再起動後にすべてのボリュームをフォーマットしてください。フォーマットしていないボリュームは使用できません。

  • 適用モードに「初期化」を選択した場合、装置の再起動後にすべてのTPPとすべてのTPVをフォーマットしてください。フォーマットしていないTPPとTPVは使用できません。