Box ID設定
概要
ユーザーシステム内で装置を識別するために使用するBox IDを変更します。
Box IDは、アプリケーションソフトウェアが接続先装置を決定するための情報です。初期値は、装置情報(シリーズ名、モデル名、シリアルナンバーなど)の組み合わせで作成されています。
Box IDは、装置のアップグレードやリプレースを行った場合、装置の変更とともに変更されてしまいます。このため、装置の変更後にユーザーシステムの再構築が必要になり、既設装置で採取したバックアップデータを使用できなくなるおそれがあります。装置のBox IDを既設装置と同じIDに変更することによって、これらの問題を回避して、新しい装置でもバックアップデータを継承できるようになります。
Box IDは、ユーザーシステム内で一意の固有名称です。ユーザーシステム内のほかの装置とは異なる Box IDに変更してください。Box IDを変更しない場合、装置ID がBox IDとして取り扱われます。
アドバンスト・コピー経路情報を設定済みの装置のBox IDを変更した場合、リモート・アドバンスト・コピー (REC) は、実行できなくなります。新規Box IDでアドバンスト・コピー経路情報を作り直したあと、Box ID を変更した装置と経路を設定しているすべての装置にアドバンスト・コピー経路情報を再設定してください。
- 以下の場合、本機能は実行できません。
アドバンスト・コピーセッション(ODXセッション、XCOPYセッション、およびVirtual Volumeセッションを除く)が存在している
Storage Cluster機能で使用しているボリュームが存在する
設定内容
装置のBox IDを変更します。
項目 | 説明 | 設定値 |
---|---|---|
Box ID |
装置に設定されているBox IDが表示されます。 変更する場合は、Box IDを修正します。初期値は、装置情報(シリーズ名、モデル名、シリアルナンバーなど)を組み合わせた40桁のコード(装置ID)が表示されます。 入力したBox IDが40文字未満の場合、不足の文字数分の半角「#」がBox IDの後ろに付加されます。 Caution
|
Box IDとして入力できるコードを以下に示します。
上記コードの組み合わせで 1~40文字 |
操作手順
Box IDを変更します。
[ アクション ] から「Box ID設定」をクリックします。
現在設定されているBox IDが表示されます。変更する場合は、新しいBox IDを入力し、[ 設定 ] ボタンをクリックします。
→ 確認画面が表示されます。
Caution- 以下の場合、エラー画面が表示されます。
Box IDの入力値が半角英大文字、半角数字記号('#')、半角スペース以外
- 以下の場合、エラー画面が表示されます。
[ OK ] ボタンをクリックします。
→ Box IDの設定が実行されます。
[ 完了 ] ボタンをクリックして、[ システム設定 ] 画面に戻ります。
Note入力したBox IDが40文字未満の場合、不足の文字数分の半角「#」がBox IDの後ろに付加されます。装置には、40文字のBox IDが設定されます。