キャッシュクリア
概要
CMキャッシュメモリ上のデータおよびExtreme Cache Pool 上のデータ(以降、すべて併せてキャッシュデータと呼ぶ)をすべてクリアします。
本機能は、性能測定時に使用します。
クリア対象キャッシュデータ
-
CMおよびExtreme Cache Pool (*1) 上のRead用のデータ
-
クリアするキャッシュデータは、「CM」および「Extreme Cache Pool (*1)」から複数選択可能
*1 : 装置で「Extreme Cache Pool」が有効な場合、クリア対象になります。
本機能は、すべてのホストアクセスを停止してから実行することを推奨します。
運用中に本機能を実行すると、キャッシュデータがクリアされるため、一時的に装置性能が低下することがあります。本機能を実行する場合は、装置へのアクセス状況を十分確認したうえで使用してください。
性能情報取得を停止してから本機能を実行してください。性能情報を取得中に本機能を実行すると、性能情報(IOPS、スループット、応答時間、およびキャッシュヒット率)が一時的に非常に大きくなったり、非常に小さくなったりする可能性があります。
キャッシュメモリ上に、Dirtyデータ(ドライブに書き戻されていないキャッシュデータ)が存在している場合、本機能を実行できません。ホストアクセスを停止して、Dirtyデータがドライブに書き戻される(Cache LED が消灯した)のを待ってから、本機能を実行してください。
- 以下の場合、本機能は実行できません。
CMのステータスが「Normal」でない
Extreme Cache Pool として登録されているRAIDグループのステータスが「Available」でない(Extreme Cache Pool 選択時)
本機能を実行するとRead用のキャッシュデータが破棄されますが、同じデータがドライブに格納されているためデータロストにはなりません。
- 以下の条件をすべて満たす場合だけ、Extreme Cache Pool上のキャッシュデータをクリアできます。
Extreme Cache Pool が有効
Extreme Cache Pool 容量が設定済み(「0 GB」以外)
設定内容
対象キャッシュ設定
項目 | 説明 | 設定値 | |||
---|---|---|---|---|---|
対象キャッシュ |
クリアするキャッシュを選択します。
|
CM オン:クリアする(初期値) オフ:クリアしない |
|||
Extreme Cache Pool オン:クリアする(初期値) オフ:クリアしない |
操作手順
[ アクション ] から「キャッシュクリア」をクリックします。
クリアするキャッシュを選択して、[ クリア ] ボタンをクリックします。
→ 確認画面が表示されます。
Caution-
Extreme Cache Pool 選択時、クリア条件を満たしていない場合、エラーが表示されます。
-
[ OK ] ボタンをクリックします。
→ キャッシュクリアが実行されます。
Caution- 以下の場合、エラーが表示されます。
装置またはCMの状態が正常ではない
Extreme Cache Pool として登録したRAIDグループの状態が正常ではない(「Extreme Cache Pool」選択時)
キャッシュメモリ上に、Dirtyデータが存在する
- 以下の場合、エラーが表示されます。
[ 完了 ] ボタンをクリックして、[ ユーティリティ ] 画面に戻ります。