ログ採取/削除

概要

装置の保守情報(ログ)をユーザーが指定した時間範囲で採取し、保存します。

採取したログはフロッピィディスクやハードディスクに保存したり、メールで送信したりすることができます。

なお、保存先を考慮してログの分割単位を選択できます。

採取対象の保守情報

  • 装置ログには「内部ログ」と「構成情報」が含まれています。
    • 内部ログ

      検出されたエラー、警告、トレースの情報など

    • 構成情報

      装置から採取した構成情報

Caution
  • 内部ログ、構成情報を種別指定で採取することはできません。

  • ログ採取が完了したら、採取したログを直ちに保存してください。

  • ログはそれぞれの保守情報を結合/圧縮し、さらにユーザーが指定したファイルサイズに分割して採取されます。

    ログの閲覧には専用ツールが必要です。

  • 装置内部に既存するログが不要になった場合、[ 削除 ] ボタンをクリックしてログを削除できます。必要なデータがある場合、事前にバックアップを行ってください。

  • 本機能でログを削除しても、イベントログは残ります。イベントログの削除は、「イベントログ表示/削除」機能を使用してください。

  • Admin 権限、またはSecurityAdmin 権限の場合、[ 削除 ] ボタンは表示されません。採取のみ実行できます。

設定内容

装置内に保存されているログから、ログを取り出す対象の時間を「開始時間」と「終了時間」で指定します。また、保存先を考慮してログファイルサイズ(分割単位)を指定します。

オプション

項目 説明 設定値

採取モード

CMログの採取対象を「すべて」か「ディスクログのみ」にするかを指定します。

すべて(初期値)

ディスクログのみ

時間指定

ログ採取の時間について指定します。

  • 指定する

    ログ採取の時間を指定します。

  • 指定しない

    ログ採取の時間を指定しません。

  • 直近の24時間分を指定

    直近の24時間分のログを採取します。

  • 直近の1週間分を指定

    直近の1週間分のログを採取します。

  • 直近の1か月分を指定

    直近の1か月分のログを採取します。

指定する

指定しない(初期値)

直近の24時間分を指定

直近の1週間分を指定

直近の1か月分を指定

開始時間

時間指定をする場合は、ログを採取する開始日と時刻を指定します。

年-月-日 時:分:秒

年:西暦

月:01~12

日:01~31

時:00~23

分:00~59

秒:00~59

終了時間

時間指定をする場合は、ログを採取する終了日と時刻を指定します。

年-月-日 時:分:秒

年:西暦

月:01~12

日:01~31

時:00~23

分:00~59

秒:00~59

I/O Module ログ

I/O Moduleのログを「採取する」か「採取しない」かを指定します。

採取する(初期値)

採取しない

分割ファイルサイズ

採取したログを保存する際のログファイルサイズ(分割単位)を以下から指定します。

  • 分割しない

  • 4.27MB

  • 1.44MB(フロッピィディスク)

  • 640KB(メール)

分割しない(初期値)

4.27MB

1.44MB(フロッピィディスク)

640KB(メール)

顧客情報削除

採取したログから顧客情報(ユーザー名、Box ID、IPアドレス などお客様が特定できる情報)を削除する場合は「削除する」、削除しない場合は「削除しない」を指定します。

削除する

削除しない(初期値)

機能ボタン

ボタン 説明

[ 削除 ]

装置内に保存されているログを削除します。一度の操作で、すべてのログが削除されます。

Maintainer 権限の場合だけ、[ 削除 ] ボタンが表示されます。

操作手順

ログ採取

ログを採取します。

  1. [ アクション ] から「ログ採取/削除」をクリックします。

  2. ログを採取する詳細情報を指定し、[ エクスポート ] ボタンをクリックします。

    → 確認画面が表示されます。

    Caution
    • 以下の場合、エラー画面が表示されます。
      • 日時の入力値が有効でない(例:「2月31日」を入力した)

      • 終了時間より開始時間が新しい

  3. [ OK ] ボタンをクリックします。

    → ログの採取が開始され、進捗画面が表示されます。

        ログ採取が終了すると、ファイルのダウンロードを実行する画面が表示されます。

  4. 採取したログを保存するため、[ ダウンロード ] ボタンをクリックします。

    → ファイルをダウンロードするダイアログボックスが表示されます。

    Caution
    • ログ採取後、5分以内にダウンロードしてください。

    Note
    • 分割ファイルサイズに「分割しない」を選択した場合、ログの保存が完了すると、[ ダウンロード] ボタンが非活性になります。手順5 に進んでください。

  5. ログを保存します。

    ファイル名の初期値は、「Log_シリアルナンバー_YYYY-MM-DD_hh-mm-ss_通し番号.zlg」

    (シリアルナンバー:装置の製造番号、YYYY-MM-DD_hh-mm-ss:ダウンロード画面(手順4.の画面)が表示された時点の日時、通し番号:01 ~(ログが複数のファイルに分割されている場合だけ追加))です。

    → ログが複数のファイルに分割されている場合は、次の分割ファイルをダウンロードし、保存します(すべての分割ファイルを保存します)。

    Caution
    • 複数のファイルに分割されているログを保存する場合、次の分割ファイルの保存までに5分以上経過すると、ログの取得に失敗します。分割ファイルの保存が完了したら、直ちに次の分割ファイルを保存してください。

  6. [ 完了 ] ボタンをクリックして、[ イベント/ダンプ ] 画面に戻ります。

    → ログ採取が完了します。

    Note
    • ログ採取完了後、パニックダンプの採取も行ってください。

ログ削除

ログを削除します。ログの削除は、Maintainer 権限の場合だけ実行できます。

  1. [ アクション ] から「ログ採取/削除」をクリックします。

  2. [ 削除 ] ボタンをクリックします。

    → 確認画面が表示されます。

  3. [ OK ] ボタンをクリックします。

    → ログ削除が実行されます。

  4. [ 完了 ] ボタンをクリックして、[ イベント/ダンプ ] 画面に戻ります。