Backup/Restore Failリセット
概要
装置状態「Backup Fail」と「Restore Fail」を解除します。
「Backup Fail」とは、停電時または装置の電源切断時に何らかの異常を検出して、装置が正常に起動できない状態のことです。また、「Restore Fail」とは、装置の電源投入時に実行される運用環境の再構築処理に何らかの原因で失敗した状態のことです。これらの状態が発生すると、その根本原因を対処しても装置状態が変更されない場合があります。
本機能は、装置がこのような状態に陥った場合に「Backup Fail」または「Restore Fail」状態を解除します。
Backup/Restore Fail リセットを有効にするためには、装置の電源切断/投入が必要です。
Backup/Restore Fail リセットが正常に完了後、装置の電源切断/投入をしてください。
Backup/Restore Fail リセットが有効となるのは、実行後の電源切断/投入時の1回だけです。もし、装置状態に「Backup Fail」、または「Restore Fail」が再度表示された場合は、Backup/Restore Fail リセットに失敗したおそれがあるので、もう一度Backup/Restore Fail リセットを実行してから、電源切断/投入を行ってください。
装置状態が「Backup Fail」、「Restore Fail」、または「Not Ready」以外の場合は、Backup/Restore Fail リセットを行わないでください。
装置の電源切断/投入後、シン・プロビジョニング機能を使用している場合は、シン・プロビショニング強制リストアが必要です。
アドバンスト・コピーを使用している場合、装置の電源切断/投入後、すべてのコピーセッションは削除されます。
装置状態の「Backup Fail」は「Not Ready(12)」と、「Restore Fail」は「Not Ready(4)」と表示されます。
表示内容
装置状態
項目 | 説明 |
---|---|
装置状態 |
装置の総合ステータス(詳細)が表示されます。 詳細は、装置の総合ステータス(詳細)を参照してください。 |
操作手順
Backup/Restore Fail リセットを行います。
[ アクション ] から「Backup/Restore Failリセット」をクリックします。
装置状態を確認し、[ リセット ] ボタンをクリックします。
→ 確認画面が表示されます。
Caution装置状態が「Backup Fail」、「Restore Fail」、または「Not Ready」以外の場合は、Backup/Restore Fail リセットを行わないでください。
[ OK ] ボタンをクリックします。
→ Backup/Restore Fail リセットが実行されます。
[ 完了 ] ボタンをクリックして、[ ユーティリティ ] 画面に戻ります。
Caution処理が正常に完了後、Web GUI をログアウトして装置の電源切断/投入を行ってください。
装置の電源切断/投入後、すべてのシン・プロビジョニングプールとシン・プロビジョニングボリュームをフォーマットしてください。