ディスクドライブ・パトロール設定
概要
装置に搭載されている各ドライブの動作状態を定期的に監視します。ディスクドライブ・パトロールを行うことにより、異常を早期に検出し、トラブルを未然に防ぐことができます。
本機能は、通常あまり使用されないドライブやホットスペアの状態を診断する有効な手段です。異常ドライブの早期検出のために設定してください。
本機能でドライブの「異常」を検出した場合、通常のドライブ異常検出時と同様に処理されます。
本機能は、ホストI/O とは無関係に行われます。
ディスクドライブ・パトロールの設定状態は、[ システム設定 ] 画面で確認できます。詳細は、「システム設定」を参照してください。
ディスクドライブ・パトロールの進捗は、[ ドライブ詳細 ] 画面で確認できます。詳細は、「Drives」を参照してください。
設定内容
ディスクドライブ・パトロール設定
項目 | 説明 | 設定値 |
---|---|---|
ディスクドライブ・パトロール機能 |
ディスクドライブ・パトロール機能を「有効にする」か、「無効にする」かを設定します。 |
有効にする(初期値) 無効にする |
対象ディスクドライブ |
パトロールの対象とするドライブのチェックボックスをオンにします(複数選択可)。 この項目は、「保守作業」の権限を持つユーザーだけ表示されます。
|
オン:パトロール実施 オフ すべてオン(初期値) |
RAIDグループの未使用領域の媒体チェック |
データドライブの未使用領域(ボリュームが定義されていない領域)に対して「チェックする」か「チェックしない」かを選択します。 この項目は、「保守作業」の権限を持つユーザーだけ表示されます。 |
チェックする(初期値) チェックしない |
チェックコードのチェック |
ドライブ内の指定領域から正常にデータが読み込まれているかを「チェックする」か「チェックしない」かを選択します。 チェックコードでチェックすることで、ディスクの媒体エラーの有無を確認することができます。 この項目は、「保守作業」の権限を持つユーザーだけ表示されます。 |
チェックする チェックしない(初期値) |
ディスクドライブポートチェック |
非活性ポートを「チェックする」か「チェックしない」かを選択します。 この項目は、「保守作業」の権限を持つユーザーだけ表示されます。 |
チェックする(初期値) チェックしない |
周期 |
パトロール間隔を 0.1 ~ 1.0(秒)の範囲で設定します。 この項目は、「保守作業」の権限を持つユーザーだけ表示されます。 |
0.1 ~ 1.0 秒(0.1刻み) 1.0 秒(初期値) |
処理単位 |
パトロール1回で処理するデータのサイズを 0.5MB ~ 16.0MBの範囲で設定します。 この項目は、「保守作業」の権限を持つユーザーだけ表示されます。 |
0.5MB 1.0MB 2.0MB(初期値) 4.0MB 8.0MB 16.0MB |
操作手順
「装置設定」権限を持つ場合
[ アクション ] から「ディスクパトロール設定」をクリックします。
ディスクドライブ・パトロール機能の有効/無効を指定し、[ 設定 ] ボタンをクリックします。
→ 確認画面が表示されます。
[ OK ] ボタンをクリックします。
→ ディスクドライブ・パトロールが開始されます。
[ 完了 ] ボタンをクリックして、[ システム設定 ] 画面に戻ります。
「保守作業」権限を持つ場合
[ アクション ] から「ディスクパトロール設定」をクリックします。
各項目を入力し、[ 設定 ] ボタンをクリックします。
→ 確認画面が表示されます。
[ OK ] ボタンをクリックします。
→ ディスクドライブ・パトロール設定が開始されます。
[ 完了 ] ボタンをクリックして、[ システム設定 ] 画面に戻ります。