ディスク性能監視設定
概要
ディスクの性能を監視し、性能異常の疑いがあるディスクを検出した場合、イベント通知やディスクの切り離しを行います。性能異常のディスクを早期に切り離すことで、装置全体の性能の劣化を防ぐことができます。
ディスク性能監視設定では、性能監視の有効/無効や監視パラメーターなどを設定します。監視対象ディスクは、Online、Nearline、Online SED、およびNearline SED です。
監視対象とするディスクの状態は以下のとおりです。
正常なRAIDグループを構成しているデータディスク
RAIDグループに組み込まれたホットスペアディスク
RECディスクバッファーとして登録されているRAIDグループは監視対象外です。
監視機能を「有効にする」から「無効にする」に変更した場合も、監視パラメーターの設定内容は保持されます。
設定内容
監視機能設定
項目 | 説明 | 設定値 |
---|---|---|
監視機能 |
ディスク性能監視を「有効にする」か「無効にする」かを選択します。 |
有効にする 無効にする(初期値) |
ディスク性能設定
項目 | 説明 | 設定値 |
---|---|---|
イベント通知 |
性能異常ディスクを検出した場合、イベントを通知する場合は「有効にする」、通知しない場合は「無効にする」を選択します。 「有効にする」を選択した場合、性能異常ディスク検出時に「ディスク警告」の通知方法に従い、イベントを通知します。詳細は、「イベント通知設定」を参照してください。 |
有効にする 無効にする(初期値) |
ディスク切り離し |
性能異常ディスクを検出した場合、ディスクを切り離すときは「ON」を、切り離さないときは「OFF」を選択します。 性能異常ディスクはディスク予防保守対象となり、リダンダント・コピーが実施されます。 |
ON OFF(初期値) |
エラー監視係数 |
エラー監視係数を選択します。 「エラー監視係数」とは、性能異常ディスクを検出するための基準値です。性能異常ディスクは、「エラー監視係数」、「許容エラー閾値」および「監視時間」により判断します。 「監視時間」あたりのホストI/Oに対する Non-medium Errorの発生割合(%) が「エラー監視係数」を超えていた場合、性能異常ディスクの候補になります。 |
0.1 ~ 10.0(間隔:0.1) 0.5(初期値) |
許容エラー閾値 |
許容エラー閾値を選択します。 「許容エラー閾値」とは、性能異常ディスクを検出するための基準値です。性能異常ディスクは、「エラー監視係数」、「許容エラー閾値」および「監視時間」により判断します。 「エラー監視係数」のチェックで候補となったディスクに対し、「監視時間」あたりの Non-medium Errorの発生数が「許容エラー閾値」を超えていた場合、性能異常ディスクとみなします。 |
7.2 ~ 720.0(間隔:7.2) 72.0(初期値) |
監視時間 |
ディスク性能監視を実施する間隔(収集時間)を選択します。 |
1 ~ 24時間 (間隔:1時間) 1時間(初期値) |
操作手順
[ アクション ] から「ディスク性能監視設定」をクリックします。
各項目を選択し、[ 設定 ] ボタンをクリックします。
→ 確認画面が表示されます。
[ OK ] ボタンをクリックします。
→ ディスク性能監視設定が開始されます。
[ 完了 ] ボタンをクリックします。[ システム設定 ]画面に戻ります。