リード専用キャッシュサイズ設定

概要

CM搭載のキャッシュメモリに、リード専用のキャッシュ領域の割合を設定します。

リード専用のキャッシュ領域を設定することで、装置が高負荷状態であっても、ライトI/Oに影響されずにリードI/Oの性能を維持できる場合があります。

Caution
  • リード専用キャッシュサイズを設定すると、運用環境によってはI/O性能が劣化する場合があります。通常は初期値(「0 %」)を変更しないでください。

  • 装置の負荷が低い状態で設定することを推奨します。実運用中に設定できますが、変更時にキャッシュモードが一時的に「Write Through Mode」に遷移します。

Note
  • すべてのCMで同じ容量のリード専用キャッシュ領域が確保されます。

  • リード専用キャッシュに「0 %」を設定した場合および計算上「64MB」未満の場合、CMあたり「64MB」が確保されます。

設定内容

キャッシュサイズ設定

項目 説明 設定値

リード専用キャッシュ

CMキャッシュメモリにおけるリード専用キャッシュの割合を選択します。

装置に搭載したメモリ容量により、リード専用に使用できるキャッシュ容量は変更されます。

リード専用キャッシュ容量 = ユーザーデータ用のキャッシュ領域 (*1) × リード専用キャッシュ (%)

*1  :  ユーザーデータ用のキャッシュ領域 =(CMあたりのメモリ搭載量 - 活性テーブル領域(コピーテーブルサイズ など))÷ 2 (*2)
*2  :  ミラー領域を含むため、1/2 にします。

0 %(初期値)

5 %

10 %

15 %

20 %

25 %

30 %

操作手順

  1. [ アクション ] から「リード専用キャッシュサイズ設定」をクリックします。

  2. リード専用キャッシュを選択し、[ 設定 ] ボタンをクリックします。

    → 確認画面が表示されます。

  3. [ OK ] ボタンをクリックします。

    → リード専用キャッシュサイズ設定が開始されます。

  4. [ 完了 ] ボタンをクリックして、[ システム設定 ] 画面に戻ります。