ファイアーウォールの設定

概要

サービスごとにファイアーウォールを設定します。

MNTポート、RMTポート、およびFSTポートのそれぞれに設定が必要です。

  • MNTポート

    装置が外部と通信を行うために通常使用するポートです。

  • RMTポート

    MNTポートと回線を分ける場合に使用するポートです。

  • FSTポート

    装置の保守に使用するポートです。

Caution
  • HTTP と HTTPSの両方に無効を設定すると、Web GUIから装置にアクセスできなくなります。

  • Telnet と SSHの両方に無効を設定すると、CLIから装置にアクセスできなくなります。

  • すべてのサービスのポートを無効にすると、装置にアクセスできなくなります。

  • ファイアーウォール設定を変更すると、装置情報が更新されるまでに約10秒かかります。約10秒後に[ ネットワーク ] 画面で[ ] アイコンまたはカテゴリーの「ネットワーク」をクリックすると、画面表示情報が最新になります。

Note
  • 装置のネットワーク環境の設定については、「ネットワーク環境設定」を使用してください。

設定内容

ファイアーウォール設定

ポートごとに各サービスのファイアーウォールを設定します。

項目 説明 設定値

接続許可プロトコル

Web GUI(HTTP)

HTTP接続について有効にするか、無効にするかを指定します。有効にする場合、チェックボックスをオンにします。

HTTPは、Web GUIからの接続に使用されます。

オン:有効

オフ:無効(初期値)

Web GUI(HTTPS)

HTTPS接続について有効にするか、無効にするかを指定します。有効にする場合、チェックボックスをオンにします。

HTTPSは、Web GUIからの接続に使用されます。データを暗号化して送受信します。

オン:有効(初期値)

オフ:無効

CLI(Telnet)

Telnet接続について有効にするか、無効にするかを指定します。有効にする場合、チェックボックスをオンにします。

Telnetは、CLIからの接続に使用されます。

オン:有効

オフ:無効(初期値)

CLI(SSH)

SSH接続について有効にするか、無効にするかを指定します。有効にする場合、チェックボックスをオンにします。

SSH (Secure SHell) は、CLIからの接続に使用されます。データを暗号化して送受信します。

オン:有効(初期値)

オフ:無効

RESTful API(HTTPS)

RESTful API接続について有効にするか、無効にするかを指定します。有効にする場合、チェックボックスをオンにします。

RESTful APIは、REST(REpresentational State Transfer)に従って実装されているWebシステムのHTTPSでの呼び出しインターフェースです。

オン:有効(初期値)

オフ:無効

SMI-S(HTTP)

SMI-S(HTTP)接続について有効にするか、無効にするかを指定します。有効にする場合、チェックボックスをオンにします。

MNTポートに有効/無効を指定します。SMI-Sは、SNIA(Storage Networking Industry Association)によるストレージ管理技術の標準仕様です。

オン:有効

オフ:無効(初期値)

SMI-S(HTTPS)

SMI-S(HTTPS)接続について有効にするか、無効にするかを指定します。有効にする場合、チェックボックスをオンにします。

MNTポートに有効/無効を指定します。

オン:有効(初期値)

オフ:無効

SMI-S(SLP)

SMI-S(SLP)接続について有効にするか、無効にするかを指定します。有効にする場合、チェックボックスをオンにします。

MNTポートに有効/無効を指定します。

オン:有効(初期値)

オフ:無効

ICMP

ICMP接続について有効にするか、無効にするかを指定します。有効にする場合、チェックボックスをオンにします。

ICMP (Internet Control Message Protocol) は、PCからのpingコマンドの送信に使用されます。

オン:有効(初期値)

オフ:無効

Maintenance-Secure

Maintenance-Secure接続について有効にするか、無効にするかを指定します。有効にする場合、チェックボックスをオンにします。

Maintenance-Secure は、監視ソフトウェアなどからの接続を行う場合に使用されます。データを暗号化して送受信します。

オン:有効(初期値)

オフ:無効

SNMP

SNMP接続について有効にするか、無効にするかを指定します。有効にする場合、チェックボックスをオンにします。

SNMP (Simple Network Management Protocol) は、SNMPマネージャーからの接続に使用されます。

オン:有効(初期値)

オフ:無効

RCIL

RCIL接続について有効にするか、無効にするかを指定します。有効にする場合、チェックボックスをオンにします。

MNTポートだけ有効/無効を指定します。RCIL (Remote Cabinet Interface over LAN) は、イーサネットを使用し、汎用プロトコル IPMI (Intelligent Platform Management Interface) でホストから装置の電源制御を行います。

オン:有効

オフ:無効(初期値)

操作手順

  1. ファイアーウォールを設定するポートを選択し(複数選択可)、[ アクション ] から「ファイアーウォール設定」をクリックします。

  2. 各サービスの有効、無効を指定し、[ 設定 ] ボタンをクリックします。

    → 確認画面が表示されます。

  3. [ OK ] ボタンをクリックします。

    → ファイアーウォールの設定が開始されます。

  4. [ 完了 ] ボタンをクリックして、[ ネットワーク ] 画面に戻ります。