SNMPエージェントMIBビュー設定
概要
SNMPエージェントのMIBビューを設定します。
MIBビューとは、ツリー型構造を持つデータベースであるMIB (Management Information Base)の範囲規定です。MIBの持つ情報のうち、一部分だけをアクセス可能にしたい場合に使用します。
MIBビューは、デフォルトビューを含めて装置で最大10個設定できます。デフォルトビューには、「ViewALL」、「View-mib2」、および「View-exmib」の3つがあります。デフォルトビューは変更または削除できます。
「SNMP機能」が無効の場合、本機能は実行できません。
「SNMPエージェントユーザー設定」または「SNMPエージェントコミュニティー設定」で使用しているビュー名を変更したり、削除したりすることはできません。ただし、MIB ビュー(Subtree)は変更できます。
表示内容
装置に登録されているMIBビューが表示されます。
[ 追加 ] ボタンをクリックすると、[ MIBビュー ] 画面が表示されます。[ MIBビュー ] 画面でビュー名とサブツリーを設定します。
項目 | 説明 |
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ビュー名 |
MIBビューのビュー名(*1)が表示されます。 リンクをクリックすると、編集画面が表示されます。 |
サブツリー |
サブツリーがObject ID形式で表示されます。 MIBビューで指定した Subtree1 ~ 10 を MIBアクセス範囲として包含するか、除外するかが表示されます。 |
*1 | : | 初期値として用意されているデフォルトビューと新たに登録したMIBビューが表示されます。
デフォルトビューは以下のとおりです。
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設定内容
[ MIBビュー ] 画面
MIBビューを登録または編集します。
項目 | 説明 | 設定値 |
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ビュー名 |
MIBビューを入力します。 すでに使用されているビュー名は入力できません。 Caution
|
1 ~ 32文字の半角英数字記号 ("!"、 "#"、 "&"、 "_"、 "+"、 "-"、 "*"、 "/") 半角スペース |
Subtree1 ~ Subtree10 |
該当ビューのMIBアクセス範囲をサブツリーで指定します。 サブツリーは Object ID形式 (*1) で入力します。 サブツリーごとにMIBアクセス範囲として包含するか、除外するかを選択します。 1つのビューには1つ以上のサブツリーの設定が必要です。 1つのビューに同じサブツリーを複数設定することはできません。しかし、ビューが異なる場合は、同じサブツリーを設定できます。 |
半角英数字 (1~65535) 記号 半角スペース 1 ~ 251文字 包含 除外 |
*1 | : | 「Object ID」は、例えば「1.3.6.1.2.1.1」のように、ピリオドで区切られた数字として表現されます。
ピリオドで区切られる各数値の設定範囲は、1~65535です。 ピリオドも含めて全体で251文字まで入力可能です。 本装置では以下のような値は、入力できません。 (1) ピリオドで始まる値 .1.3.6.1.2.1.1 (2) ピリオドで終わる値 1.3.6.1.2.1.1. (3) ピリオドが2つ以上続く値 1..3.6.1.2.1.1 (4)「0」が存在する値 1.3.6.1.2.0.1 |
機能ボタン
ボタン | 説明 |
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[ 追加 ] |
MIBビューを追加します。 最大数のMIBビューがすでに登録されている場合、[ 追加 ] ボタンはクリックできません。 |
[ 削除 ] |
MIBビューを削除します。 以下の場合、[ 削除 ] ボタンはクリックできません。
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操作手順
[ アクション ] から「SNMP MIBビュー設定」をクリックします。
MIBビューを追加する場合は、[ 追加 ] ボタンをクリックします。
MIBビューを編集する場合は、[ ビュー名 ] リンクをクリックします。
→ [ MIBビュー ] 画面が表示されます。
Note既存のMIBビューを削除する場合は、該当領域の [ 削除 ] ボタンをクリックします。
MIBビューを追加または編集し、[ OK ] ボタンをクリックします。
→ 元の画面に戻ります。
MIBビューを複数設定する場合、手順2および手順3 を繰り返します。
MIBビューの追加または編集が完了したら、[ 設定 ] ボタンをクリックします。
→ 確認画面が表示されます。
[ OK ] ボタンをクリックします。
→ SNMPエージェントMIBビュー設定が開始されます。
[ 完了 ] ボタンをクリックして、[ ネットワーク ] 画面に戻ります。