保守作業開始/終了
概要
保守作業ができるように装置状態を整え、保守作業の開始/終了を装置に通知します。
保守作業開始を実行すると、装置の操作モードが「Maintenance Mode」に変更され、Maintenance Modeのセンス報告およびSNMP通知が抑止されます。
リモートサポート機能を使用している場合、保守作業の開始/終了を示すイベントをREMCSセンターに通知します。「Maintenance Mode」の間はリモートサポート(REMCS) 機能が停止中になり、装置の障害をREMCSセンターへ自動通知する機能が抑止されます。
保守作業終了を実行すると、装置の操作モードが「Normal」に変更され、リモートサポート (REMCS) は自動的に再開されます。
以下の機能を使用する場合、保守作業開始の操作を行う必要があります。
ファームウェア保守
活性予防保守
活性増設
活性減設
保守作業が終了した場合、必ず保守作業終了の操作を行ってください。
強制縮退、強制組込は、保守作業開始操作が実施されていない場合でも実行できますが、保守作業開始を行うことを推奨します。
リモートサポート機能が停止中、またはリモートサポート設定がされていない場合は、この機能を実行してもREMCSセンターへの通知は行われません。
REMCSセンターへの通信が確保されていない場合は通知に失敗しますが、保守作業開始/終了の操作は実施されます。
保守作業開始操作が完了後、保守作業を実施していない状態で3時間経過すると、保守作業開始状態は自動的に解除されます。
保守可能状態は、Web GUI 画面のヘッダーに「Maintenance Mode」が表示されます。
以下の場合は、保守作業開始操作をしなくても保守作業を実行できます。
「ファームウェア管理」の権限を持つユーザーは、シンプルモードで「コントローラーファームウェア適用」を実行できます。
保守作業開始状態 (Maintenance Mode) から保守作業終了状態 (Normal) に遷移させると、「統計情報センス削除」と「自動ログ送信」(REMCS運用時だけ)は自動的に実行されます。
表示内容
システム情報
項目 | 説明 |
---|---|
操作モード |
装置の操作モードが表示されます。
|
操作手順
保守作業を開始する場合
保守作業を開始します。
[ アクション ] から「保守作業開始/終了」をクリックします。
[ 開始 ] ボタンをクリックします。
→ 確認画面が表示されます。
[ OK ] ボタンをクリックします。
→ 保守作業開始が実行されます。
[ 完了 ] ボタンをクリックして、手順1で本機能を起動した画面に戻ります。
→ Web GUI 画面のヘッダーに「Maintenance Mode」が表示されます。
保守作業を終了する場合
保守作業を終了します。
[ アクション ] から「保守作業開始/終了」をクリックします。
[ 終了 ] ボタンをクリックします。
→ 確認画面が表示されます。
[ OK ] ボタンをクリックします。
→ 保守作業終了が実行されます。
[ 完了 ] ボタンをクリックして、手順1で本機能を起動した画面に戻ります。
→ Web GUI 画面のヘッダーから「Maintenance Mode」の表示が消えます。