空調設備
ETERNUS DXの設置場所を検討するときには、冷却風の流れ(吸気および排気)を考慮することが重要です。装置の設置場所によっては、ほかの装置の排気を吸い込むことによって温度上昇の影響を受ける場合があります。また、部屋の広さ、ほかの装置の有無、人の在籍状況などの影響を考慮し、設置場所が常時、周囲環境条件に合った温度を保持できるかどうかを確認してください。
空調設備は、以下の点を考慮して設置してください。
周囲環境温度
ETERNUS DX稼働中の冷却風の流れは、前面吸気、背面排気になります。吸気温度が周囲環境条件を満たさなくなると、温度異常でETERNUS DXの電源が切断されます。
前面吸気温度
必ず10~35°C(ETERNUS DX600 S6は10~40°C)の範囲にしてください。
背面排気温度
例えば、吸気温度が35°C(ETERNUS DX600 S6は40°C)の場合、排気温度は45°C以上(ETERNUS DX600 S6は50°C以上)になります。
排気を冷却することを考慮し、空調設備の冷却能力を検討する必要があります。
ETERNUS DXの排気熱量は、設置諸元に記載の発熱量と排気量から見積もってください。