ETERNUS DX8900 S6の場合

  • ホットスペア選択論理(ドライブエンクロージャの検索順)

    以下の選択条件にあてはまるドライブエンクロージャが検索されます。

    表: ホットスペア選択論理 – ドライブエンクロージャの検索順(ETERNUS DX8900 S6

    優先順位

    選択条件(経路)

    1

    • 故障したドライブと同じ経路のDE

    • メンバードライブと異なるDE

    2

    • 故障したドライブと異なるCE配下のDE

    • メンバードライブと異なるCE配下のDE

    3

    • 故障したドライブと同じCE配下のDE

    • 故障したドライブと異なる経路のDE

    • メンバードライブと異なる経路のDE

    4

    • 故障したドライブと異なるCE配下のDE

    • メンバードライブと同じCE配下のDE

    • メンバードライブと異なる経路のDE

    5

    • メンバードライブと同じ経路のDE

  • ホットスペアの選択論理(ドライブ)

    以下の選択条件にあてはまるドライブが選択されます。

    表: ホットスペア選択論理 – ドライブ(ETERNUS DX8900 S6

    優先順位

    選択条件

    1

    故障したドライブと同じ種類、同じ容量、同じ回転数(ディスクの場合)(*1)

    2

    故障したドライブと同じ種類、大きい容量、同じ回転数(ディスクの場合)(*1)(*2)

    3

    故障したドライブと同じ種類、同じ容量、異なる回転数(ディスクの場合)(*1)

    4

    故障したドライブと同じ種類、大きい容量、異なる回転数(ディスクの場合)(*1)(*2)

    *1

    該当するドライブが複数ある場合は、カスケード接続されているドライブエンクロージャ内でDE-IDの小さい順、ドライブのスロット番号の小さい順に選択されます。

    *2

    故障したドライブより大きい容量のホットスペアが複数存在する場合は、その中で小さい容量のものから順に選択されます。

ドライブ故障が発生したときのドライブエンクロージャの検索順を、以下のRAIDグループ構成の場合を例に示します。

  • 同一コントローラーエンクロージャ配下のドライブだけでRAIDグループを構成している場合

  • コントローラーエンクロージャをまたいでRAIDグループを構成している場合

例1)同一コントローラーエンクロージャ配下のドライブだけでRAIDグループを構成している場合

この例の場合、表: ホットスペア選択論理 – ドライブエンクロージャの検索順(ETERNUS DX8900 S6)の優先順位4の選択条件にあてはまるドライブエンクロージャは存在しません。

図: ホットスペア選択論理 – ドライブエンクロージャの検索順(ETERNUS DX8900 S6、例1)

経路の検索順(表: ホットスペア選択論理 – ドライブエンクロージャの検索順(ETERNUS DX8900 S6)の優先順位)

優先順位1

優先順位2

優先順位3

優先順位4

優先順位5

例2)コントローラーエンクロージャをまたいでRAIDグループを構成している場合

図: ホットスペア選択論理 – ドライブエンクロージャの検索順(ETERNUS DX8900 S6、例2)

経路の検索順(表: ホットスペア選択論理 – ドライブエンクロージャの検索順(ETERNUS DX8900 S6)の優先順位)

優先順位1

優先順位2

優先順位3

優先順位4

優先順位5