iSCSI

サーバと直接接続およびスイッチ接続が可能です。

Caution

iSCSI 10Gbit/sのホストインターフェースにCopper Twinaxケーブルで接続する場合は、ETERNUS DXおよび接続先(スイッチまたはサーバ)でサポートされているCopper Twinaxケーブルを使用してください。

以下の種類のホストインターフェースがあります。

  • iSCSI 10Gbit/s

iSCSIの性能を確保するには、インターネットアクセスやファイル転送など一般的な用途に利用するネットワークと、iSCSIで利用するネットワークを物理的に分離することを推奨します。

  • 動作モード

    iSCSI 10Gbit/sの動作モードは、10GBASE-SRまたは10GBASE-CRです。

    10GBASE-CRは、10GBASE-SR規格に準拠したTwinaxケーブルを使用した通信形態です。

  • CHAP

    CHAP認証によって不正アクセスを防止できます。以下の認証をサポートしています。

    • 単方向CHAP認証(unidirectional CHAP)

    • 双方向CHAP認証(bidirectional CHAP)

  • タグVLAN

    タグVLAN機能をサポートしています。タグ(VLAN ID)は、ポートあたり16個使用できます。

  • Jumbo Frame

    Jumbo Frameを使用すると、フレーム1個あたりのデータ転送量が多くなり効率的な転送ができるようになります。

    表: Ethernetフレーム容量(Jumbo Frame設定)

    Jumbo Frame設定

    Ethernetフレーム容量

    有効

    9,000バイト以下

    無効

    1,500バイト以下

    Caution

    Jumbo Frameを使用すると、サーバのCPU使用率を低減できますが、I/O性能が10~30%低下する場合があります。

  • Security Architecture for Internet Protocol(IPsec)

    IPsec機能はサポートしていません。必要に応じてIPsec機能を搭載したLANスイッチを使用して接続してください。

  • インターネットプロトコル

    IPv4 およびIPv6をサポートしています。

  • Data Center Bridging(DCB)

    iSCSI 10Gbit/sインターフェースでは、Data Center Bridging(DCB)機能をサポートしています。

    DCBとは、従来のEthernetから拡張された機能で、データセンターにおいてFabric接続の集約を実現する規格です。DCB機能を使用すると、Converged Enhanced Ethernet(CEE)環境に接続が可能となります。