エフサステクノロジーズ株式会社

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SnapCenter Software 6 マニュアル ( CA08871-404 )

UNIXファイルシステムのリソース グループの作成とポリシーの適用

リソース グループはコンテナであり、バックアップして保護するリソースをここに追加します。リソース グループを使用することで、ファイルシステムに関連付けられているすべてのデータをバックアップできます。

タスク概要
  • Oracle DBVERIFYユーティリティーを使用してバックアップを検証するには、ASMディスク グループにファイルが格納されているデータベースが「MOUNT」または「OPEN」状態である必要があります。

    リソース グループに1つ以上のポリシーを適用して、実行するデータ保護ジョブのタイプを定義します。

    次の図は、データベースのリソース、リソース グループ、ポリシーの関係を示しています。

    sco resourcegroup policy
  • SnapLockが有効なポリシーの場合、ONTAP 9.12.1以前のバージョンでは、Snapshotのロック期間を指定すると、リストアの一環として改ざん防止Snapshotから作成されたクローンにSnapLockの有効期限が継承されます。SnapLockの有効期限が過ぎたあと、ストレージ管理者がクローンを手動でクリーンアップする必要があります。

  • SnapMirror Active Syncを使用しない新しいファイルシステムを、SnapMirror Active Syncを使用するリソースを含む既存のリソース グループに追加することはできません。

  • SnapMirror Active Syncのフェイルオーバー モードである既存のリソース グループに新しいファイルシステムを追加することはできません。リソースを追加できるのは、通常の状態またはフェイルバック状態のリソース グループのみです。

手順
  1. 左側のナビゲーション ペインで、[Resources]を選択し、リストから適切なプラグインを選択します。

  2. [Resources]ページで、[New Resource Group]をクリックします。

  3. [Name]ページで、次の操作を実行します。

    1. [Name]フィールドにリソース グループの名前を入力します。

      リソース グループ名は250文字以内で指定する必要があります。
    2. あとでリソース グループを検索できるように、[Tag]フィールドに1つ以上のラベルを入力します。

      たとえば、複数のリソース グループにHRをタグとして追加すると、あとからHRタグに関連付けられたすべてのリソース グループを検索できます。

    3. Snapshot名にカスタムの名前形式を使用する場合は、このチェック ボックスをオンにして名前形式を入力します。

      たとえば、customtext_resource group_policy_hostnameやresource group_hostnameなどの形式です。デフォルトでは、Snapshotの名前の後ろにタイムスタンプが付加されます。

  4. [Resources]ページで、[Host]ドロップダウン リストからUNIXファイルシステムのホスト名を選択します。

    [Available Resources]セクションには、正常に検出されたリソースのみがリストされます。最近追加したリソースは、ユーザーがリソース リストを更新するまで[Available Resources]のリストには表示されません。
  5. [Available Resources]セクションでリソースを選択し、[Selected Resources]セクションに移動します。

  6. [Application Settings]ページで、次の操作を実行します。

    • [Scripts]の矢印を選択し、休止、Snapshot、および休止解除の処理を行うプリコマンドとポストコマンドを入力します。障害の発生時に終了前に実行するプリコマンドも入力できます。

    • 次のいずれかのバックアップ整合性オプションを選択します。

      • バックアップの作成前にファイルシステムにキャッシュされたデータがフラッシュされ、バックアップの作成時にファイルシステムでの入出力操作が許可されないようにするには、[File System Consistent]を選択します。

        [File System Consistent]を選択した場合、ボリューム グループに含まれるLUNに対して整合グループSnapshotが作成されます。
      • バックアップを作成する前にファイルシステムにキャッシュされたデータがフラッシュされるようにするには、[Crash Consistent]を選択します。

        リソース グループに複数の異なる種類のファイルシステムを追加した場合は、リソース グループ内の各種ファイルシステムのすべてのボリュームが整合グループに追加されます。
  7. [Policies]ページで、次の手順を実行します。

    1. ドロップダウン リストから1つ以上のポリシーを選択します。

      add symbolをクリックしてポリシーを作成することもできます。

      [Configure schedules for selected policies]セクションに、選択したポリシーがリストされます。

    2. スケジュールを設定するポリシーの[Configure Schedules]列で、add symbolをクリックします。

    3. [Add schedules for policy policy_name]ウィンドウで、スケジュールを設定し、[OK]をクリックします。

      policy_nameは、選択したポリシーの名前です。

      設定したスケジュールが[Applied Schedules]列にリストされます。

    サードパーティのバックアップ スケジュールは、SnapCenterのバックアップ スケジュールと重複している場合、サポートされません。

  8. [Notification]ページで、[Email preference]ドロップダウン リストからEメールを送信するシナリオを選択します。

    また、送信者と受信者のEメール アドレス、およびEメールの件名を指定する必要があります。リソース グループに対して実行された処理のレポートを添付する場合は、[Attach Job Report]を選択します。

    Eメール通知を利用する場合は、GUIまたはPowerShellのSet-SmSmtpServerコマンドを使用して、SMTPサーバーの詳細を指定しておく必要があります。
  9. 概要を確認し、[Finish]をクリックします。

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