FCポートQoS設定
概要
FCポートの帯域制限(性能の上限値)を設定します。
ポートモードが「CA」または「CA/RA」のポートだけが帯域制限を設定できます。そのほかのポートモードのポートは帯域制限を設定できません。
ポートモードを「CA」または「CA/RA」からそのほかのポートモードに変更した場合、帯域制限は初期値に戻ります。
本機能は、QoS動作モードが有効であっても、無効であっても実行できます。ただし、無効の場合、設定された帯域制限で動作を開始するのは、QoS動作モードを有効にしたときです。
ホストの帯域制限は、ホストごとに設定します。詳細は、「FCホストQoS設定」、「iSCSIホストQoS設定」、または「SASホストQoS設定」を参照してください。
ホストLUNの帯域制限は、LU QoSグループで設定します。詳細は、「Host-LU QoS設定」を参照してください。
ユーザー権限
デフォルトロールにおける実行可否
| デフォルトロール | 実行可否 |
|---|---|
| Monitor | |
| Admin | |
| StorageAdmin | |
| AccountAdmin | |
| SecurityAdmin | |
| Maintainer |
権限とロールについては、「役割および権限」を参照してください。
設定内容
FCポートQoS設定
FCポートの帯域制限を設定します。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
|
ポート |
対象ポートの位置情報が表示されます。 ETERNUS DX900 S5またはETERNUS DX8900 S4の場合 CE#x CM#y CA#z Port#w そのほかのモデルの場合 CM#y CA#z Port#w x:CE番号 y:CM番号 z:CA番号 w:Port番号 |
|
タイプ |
対象ポートのタイプが表示されます。 8G FC 16G FC 32G FC |
|
帯域制限 |
性能の上限「IOPS(スループット値)」を選択します。性能の上限を設定しない場合は「無制限」を選択します。 帯域制限値は、「ポートQoSパターン設定」またはCLIコマンド "set qos-bandwidth-limit" を使用して変更できます。変更した場合は、その値が本項目の選択肢として表示されます。 設定値および初期値については、「帯域制限」(Port QoS)を参照してください。 |
操作手順
帯域制限を設定するFCポートを選択し(複数選択可)、[ アクション ] から「FCポートQoS設定」をクリックします。
FCポートの帯域制限を選択して、[ 設定 ] ボタンをクリックします。
→ 確認画面が表示されます。
[ OK ] ボタンをクリックします。
→ FCポートQoS設定が開始されます。
[ 完了 ] ボタンをクリックして、[ FCポートQoS ] 画面に戻ります。

