ファイアーウォールの設定

概要

サービスごとにファイアーウォールを設定します。

MNTポート、RMTポート、およびFSTポートのそれぞれに設定が必要です。

  • MNTポート

    装置が外部と通信を行うために通常使用するポートです。

  • RMTポート

    MNTポートと回線を分ける場合に使用するポートです。

    ETERNUS DX60 S5/DX100 S5/DX200 S5およびETERNUS AF150 S3/AF250 S3の場合、装置の保守にも使用します。

  • FSTポート

    装置の保守に使用するポートです。

    ETERNUS DX500 S5/DX600 S5/DX900 S5ETERNUS DX8100 S4/DX8900 S4、およびETERNUS AF650 S3の場合、設定が必要です。

注意
  • HTTP と HTTPSの両方に無効を設定すると、Web GUIから装置にアクセスできなくなります。

  • Telnet と SSHの両方に無効を設定すると、CLIから装置にアクセスできなくなります。

  • すべてのサービスのポートを無効にすると、装置にアクセスできなくなります。

  • ファイアーウォール設定を変更すると、装置情報が更新されるまでに約10秒かかります。約10秒後に[ ネットワーク ] 画面で[ ] アイコンまたはカテゴリーの「ネットワーク」をクリックすると、画面表示情報が最新になります。

備考
  • 装置のネットワーク環境の設定については、「ネットワーク環境設定」を使用してください。

ユーザー権限

デフォルトロールにおける実行可否

デフォルトロール 実行可否
Monitor  
Admin
StorageAdmin  
AccountAdmin  
SecurityAdmin  
Maintainer

権限とロールについては、「役割および権限」を参照してください。

設定内容

ファイアーウォール設定

ポートごとに各サービスのファイアーウォールを設定します。

項目 説明 設定値

接続許可プロトコル

HTTP

HTTP接続について有効にするか、無効にするかを指定します。有効にする場合、チェックボックスをオンにします。

HTTPは、Web GUIからの接続に使用されます。

オン:有効(初期値)

オフ:無効

HTTPS

HTTPS接続について有効にするか、無効にするかを指定します。有効にする場合、チェックボックスをオンにします。

HTTPSは、Web GUIからの接続に使用されます。データを暗号化して送受信します。

オン:有効(初期値)

オフ:無効

Telnet

Telnet接続について有効にするか、無効にするかを指定します。有効にする場合、チェックボックスをオンにします。

Telnetは、CLIからの接続に使用されます。

オン:有効(初期値)

オフ:無効

SSH

SSH接続について有効にするか、無効にするかを指定します。有効にする場合、チェックボックスをオンにします。

SSH (Secure SHell) は、CLIからの接続に使用されます。データを暗号化して送受信します。

オン:有効(初期値)

オフ:無効

ICMP

ICMP接続について有効にするか、無効にするかを指定します。有効にする場合、チェックボックスをオンにします。

ICMP (Internet Control Message Protocol) は、PCからのpingコマンドの送信に使用されます。

オン:有効(初期値)

オフ:無効

Maintenance-Secure

Maintenance-Secure接続について有効にするか、無効にするかを指定します。有効にする場合、チェックボックスをオンにします。

Maintenance-Secure は、監視ソフトウェアなどからの接続、またはリモートサポート機能の装置間ファームウェア受信を行う場合に使用されます。データを暗号化して送受信します。

オン:有効(初期値)

オフ:無効

RESTful API(HTTPS)

RESTful API接続について有効にするか、無効にするかを指定します。有効にする場合、チェックボックスをオンにします。

RESTful APIは、REST(REpresentational State Transfer)に従って実装されているWebシステムのHTTPSでの呼び出しインターフェースです。

オン:有効(初期値)(*1)

オフ:無効

SNMP

SNMP接続について有効にするか、無効にするかを指定します。有効にする場合、チェックボックスをオンにします。

SNMP (Simple Network Management Protocol) は、SNMPマネージャーからの接続に使用されます。

オン:有効(初期値)

オフ:無効

RCIL

RCIL接続について有効にするか、無効にするかを指定します。有効にする場合、チェックボックスをオンにします。

MNTポートだけ有効/無効を指定します。RCIL (Remote Cabinet Interface over LAN) は、イーサネットを使用し、汎用プロトコル IPMI (Intelligent Platform Management Interface) でホストから装置の電源制御を行います。

オン:有効

オフ:無効(初期値)

ECD

ECD接続について有効にするか、無効にするかを指定します。有効にする場合、チェックボックスをオンにします。

MNTポートだけ有効/無効を指定します。ECDは、Remote Installation機能でネットワーク上に接続された装置の設定情報を収集するときに使用します。

オン:有効(初期値)

空白:無効

*1  :  工場出荷時は有効です。コントローラーファームウェア版数がV11L40より前の版数からV11L40以降にファームアップした場合、無効になります。

操作手順

  1. ファイアーウォールを設定するポートを選択し(複数選択可)、[ アクション ] から「ファイアーウォール設定」をクリックします。

  2. 各サービスの有効、無効を指定し、[ 設定 ] ボタンをクリックします。

    → 確認画面が表示されます。

  3. [ OK ] ボタンをクリックします。

    → ファイアーウォールの設定が開始されます。

  4. [ 完了 ] ボタンをクリックして、[ ネットワーク ] 画面に戻ります。